Xperia 1 Ⅱ サイドセンスにいちゃもんつける

Xperia 1 ⅡのSIMフリー版をSONY公式サイトから購入して大体半年が過ぎた。

人間、悪いところばかり目について不満点を述べたくなるものである。

そう、今から述べることはいちゃもんでしかなく、個人の感想でしかないのである。

Xperia 1 Ⅱの前に使っていたXperia XZ2 premiumはSONYの迷作スマホとして名高い(?)のだが、個人的にはそんなに不満点はなかった。

世間様と感覚がずれているような気がする。そんな人間の感想なので見る人が見たら不快に思うのかもしれないが、私の言っていることが間違っているとは微塵も思わないので良しとする。


細かいところで気になることは多々あるが、私が1番不満に思っているのは「サイドセンス」である。要るか?  この機能。3DSの3D機能くらい要らない。

画面の左右、縁の部分をスライドしたりダブルタップして片手での操作をしやすく、というコンセプトらしい。


ダブルタップ。サイドセンス操作でメニューを呼び出し、アプリを選択して起動という2ステップになる。

ホームボタン押してホーム画面からアプリ起動すれば良くね?  2ステップじゃん。


下にスライド。戻るボタンと同じ機能。

戻るボタンで良くね?


上にスライド。これはSONYのスマホのだけ、なんだろうか?  マルチウィンドウという機能で、画面の上下で別のアプリを立ち上げられる。

この機能だけはスライドした直後にマルチウィンドウの設定画面に入れるので1ステップ省けるのだが、しかしこの機能、以前のXperiaではタスクボタン(画面下部の四角いボタン)の長押しで出来ていたのだ。それで良かったのだ。


このサイドセンス、べらぼうに使いづらい。

片手での操作をしやすく、とのことだが指が画面上にあるのにわざわざ画面縁まで指を持っていくのが非常に面倒だ。画面縁なので判定が狭く、スライドをまっすぐ動かさないと上手く動かない。人間の身体はそんなに直線の動きが出来るようになっていない。


何より許せないのが、この使えるんだか使えないんだかよくわからん機能のために、画面の左右を大きく空けていないといけないことだ。

ケースはもちろん、画面保護フィルムも画面縁を覆ってはいけない。

画面の縁、1番割れやすく、1番保護すべき部分を保護してはいけないとは何事か。

オタクのスマホ、高いんだぞ。定価12万円程。がっちり保護して万が一に備えたいだろ。


私はELECOMのZEROSHOCKシリーズが好きで、愛用していた。あの「強い衝撃を与えても中のスマホは大体無事だぜ」感は非常に頼もしく、実際にかなり雑に扱っていた先代スマホを守り通してくれた。

今回もそのケースにするつもりでいたが、何故かXperia 1 Ⅱだけラインナップがなかった。まあそのうち販売されるだろうと楽観的に、何も考えず、繋ぎのつもりでSONY公式サイトで抱き合わせ的に売られていた別のELECOMのケースを購入した。

届いた時は衝撃だった。これではスマホは守れない。脇腹がガラ空きだ。構えが隙だらけだ。右フックで1発K.O.を食らってしまう。

そう、スマホが届いて初めて私はサイドセンスの存在を知ったのだ。

ガイドラインにサイドを大きく空けるように記載があるらしい。公式ガイドライン準拠の文字がケースの箱にあった。

公式サイトで取り扱いがあるケースの会社が、ガイドラインを無視したケースを作れるはずもない。ZEROSHOCKはこのスマホ向けには発売されない。ELECOMは責められまい。

出ないものは致し方なし。諦めてそのまま使っていたが、先日2枚目のガラスフィルムを割った。ガラ空きの脇腹に亀裂が走った。

割れたのはガラスフィルムだけ、保護の役目を立派に果たしてくれたおかげで本体は無事だ。しかしこう何度もフィルムが割れていては先が思いやられる。


私は公式ガイドラインを無視したケースに変えた。ZEROSHOCKには勝てないだろうが、サイドもバッチリ覆い隠し、ちょっとやそっとの衝撃ではスマホにダメージはいかないだろう。安心感が凄い。


ガイドラインを守ればスマホを守れない。


開発担当は正気か?  もしくはスマホを落としたことがなく、ケースも使わず、傷1つつけたことがない完璧超人なのか?  


スマホをポロポロ落とすような奴向けに売ってるわけじゃねぇんだよ!  と言われればそれまでだが。頑丈なスマホはスペックが低くて高いんじゃ。

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