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音楽と曲がり角
もう30代後半になる。
音楽をやめていく知人や友達は多い、それでもまだ続けている人もいるしネット知り合った方でブッ飛んだフットワークで新しく音楽を始めた年上の方もいる。
なんで辞めないのか、、、答えを出すのが怖い自分がいる。
そもそも辞める必要はあるのか、辞めると辞めないの線引は?
そんな思案が頭をぐるぐると回りながら無下にしばらく弾いていないベースを見つめる。
周りは結婚してる友人、知人も多くお子さんもいる人もいる。
良く話す友達にもお子さんができる様でおめでたい。
家族を作って幸せを共有するのはとても楽しい事だと思うしそれを無下に見下す事もない。
そんな中一人で音楽に向き合う自分が異物の様にも思える。
あのアーティストが凄くて、この展開がこうで、このレーベル今熱い、とか話せる仲間がいなくなった。
それはそれで、
もう3,4年前から一人で黙々と音楽を作っている。
今思うとこうなる事は20代には
分かっていなかったのだが、
この道に進むと決めた覚悟はあった。
ネットに目をやると同じ様な方もいなくもない、ただ同じ様な人がいるなぁと観測するだけで繋がりはあまりない。
一人で孤独に音楽と戯れる、そんなライフスタイルの人は世の中に他にもいるのだなぁと思う。
しかしマイノリティーである以上、ライフスタイルの違う人と自分を比べない方が良いと思っても無理がある。
後悔は無いが、孤独感が強い。
音楽的視野が広がってこの曲自分が作る意味あるのか?と混乱もする。
それでも音楽を続けたい理由が自分にはある。
それは自分の作った音楽が自分に対してのセラピーであるから。
新曲ができると酷い便秘が解消されて頭が整理される。
そんな体験の繰り返しでここまで来た。
もしそれ以上の癒やしの経験があれば自分は音楽を手放したりするかもしれない。
が、音楽的な生き方が染み付いている。
素晴らしい音楽を作りたいという欲求がある。
だから今日も音楽と戯れる。
自分が好きで選んだ道で例え辛くても、幸せの量と反比例しようとも、音楽に呼ばれているのか自分が求めているのかわからない境界線上でできる事なら末永く音楽と戯れたい。
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