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DTM、サンプルパックは自作すれば文句は出ない。

Splice,YouTube,等々サンプルパックが増えてきた。

サンプルパックは楽曲制作のクオリティアップの時間短縮に貢献している。し、それ自体がインスピレーションになる場合もある。

自分はSpliceに加入しているが、ハイ落ちした聴き心地の良いキックを探すのに結構時間がかかったし、落とした音源は納得のいく汚れ方をしていなかったりで結局自分で自分のサンプルパックを作ることにした。

世に出ているサンプルパックの種類は様々、ヴォーカル、コードパック、ドラム音源、ソフトシンセプリセットなどなど。

自分が作ったのは二つ、ドラム音源。コードパック。

ードラム音源ー

元の素材はNative InstrumentsのBattery4、その中でTR808の音源のサンプルパックを作る事にした。

まず808のベース音源以外は一度適切な音量でアナログテープに流し込み再度DAWに取り込む、テープの性質上ローエンドは無いに等しいのでキックに関してはWAVESのVitaminでローエンド、ローミッドを足した。波形のボリュームカーブもトランジェントに合わせて細かいボリュームカーブの調整をしないとテープのノイズがアタック音の後に残ってしまう。

戻した音源をコンプ、サチュレーション、倍音系プラグイン、EQなどで好みに近付けるように作り込んでいく。

テープからの音源の場合1Khzをカットするとノイズのゴワつきが低減される。

808のベースに関しては同じ音源トラックを3つ立ち上げ、ロー、ミッド、ハイ毎に分けマルチバンドコンプでソロ出力して各帯域ごとに音を作った。最終的にBusにまとめてコンプで歪ませてその後少しコンプで潰した。

こんな感じでざっとではあるが808のサンプルパックは完成。

ある程度MIXの知識があればドラムのサンプルパックは自作できることが分かった。

ーコードパックー

最近はD♭Keyの曲を作ることが多いのでコードパックは鍵盤1オクターブ分作る事にした、黒鍵全てとF、Cの白鍵はダイアトニックコード順に分数コードやテンション9th,11thなどが入ったものを、その他キーから外れてしまう白鍵は最低三音がD♭Keyの中の音で構成されるようにMIDIでエレピ音源を弾いてクオンタイズ50%かけて、オーディオファイルに書き出してサンプラーに割り振った。

コード理論の知識があればできることがわかった。

欲しい音は実際自分で分かっている事も多い、カタログの中から自分好みの物を選ぶより自分から欲しい音を作っていく、あえてそうしてみると時間と手間はかかるが以外と納得する物もできたりする。

サンプルパックの需要は今は伸びている気はする。それを考えるとやはりプリセット音でなくて音色にムードや何らかのシナジーを求める人が多いという事だと思う。



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