CO[88] フロップで自分が強いハンドになった時

フロップ

フロップのアクションはCBsizingともに正解に近いアクションを取っていた。BBのXRに対してcallした理由は
・J9のレンジが多いこと
・2ペアに対してエクイティを保持して戦えること
・モンスタードローに対してターン以降でブラフを貰える可能性があること。
・XRに対してRしたとする。相手のAIに対して負けている事が多々ある。そしてそのAIレンジにはモンスタードローも含まれているので分散が大きい。
・フロップの時点で相手の強いバリューハンドだが自分がベストハンドであるハンド(2ペアなど)を降ろしてもよろしくない。

これらが相手のレイズに対してコールした理由である。
フロップの相手のレイズレンジを考察する。
すべてのraise sizeにJ9が入っていて、小~中程度のレイズまで2ペアが入っていることを前提とする。

0.25pot raiseの場合

小さいレイズレンジにはQXが多く含まれていた。AQからQ5sまで含まれている。これはQhXhに限らず、レイズをしていることがわかった。
またフラドロ全般レイズレンジに入っている。多少のTのレンジ(KT,JTなど)もこれらのレンジに含まれていた。そしてSnowieは小さいレイズを推奨していた。たくさんレイズする戦略を取りたいという理由で多くのマージナル以上かつポラライズされたレンジを小さいレイズレンジに含めたものと考える事ができる。
確かに、Q5などのハンドをXCし続けて勝ちうる事ができるのか分からない。スケアカードも多く、相手のアグレッションに耐えることがしにくい。
それらのハンドを小さくXRするという選択肢はあるかなと思った。
問題なのは、そのXRに対してコールされた場合の以降のストリートのアクションが不明確な点。

0.5pot raiseの場合

0.25pot raiseに比べてQXのレンジが減っていた。
KQなどが特に特徴が出ていて、どちらも♥がないKQはほぼcheck。
Qhを持っているとレイズする頻度が劇的に上がりAhQxやKhQxはどちらかというとレイズよりもコールよりといった考え方であった。
またQhXhはだいたいこのsizingのXRを行っていて、他のモンスタードローやAhXhも同様にXRしていた。
個人的にこのポラライズのXRには賛成するところが多かった。

1pot raiseの場合

大きなレイズになると、そもそもレイズレンジが狭い。
理由としては2ペアもレイズしなくなり、強いQXもレイズしなくなるから。QXでレイズするものは他の2つのXRレンジとは違う結果になっていた。まずQhXhでレイズをしていない。AQなどもレイズしない。AQよりもQJを大きなXRレンジとして入れていた。またQ9hhやK9hhもこのレンジに入っていたことから、トップヒットガットやフラドロガットを大きなXRレンジに入れて後はコールレンジを広げるといった変化があった。

これらの考察から、相手のXRsizingが小さければ小さいほどQXなどのワンペア程度のマージナルなものが含まれ、大きくなればなるほどレイズレンジが狭まり、強いハンドorモンスタードロー(もしくはモンスタードローに近いもの)となる。
今回の場合は中程度から大きなXRsizingとなっているため、後者のレンジに近いもので形成されてると考えられる。そしてそのレンジ自体狭く構成されていると考えることができる。

ターン

ターンの相手のベットレンジのほとんどがフラッシュかストレート
High cardが23.6%あるが、画像の赤枠に示したものである。
AhをブロックしているハンドやKhJxなどのまだ完成していないがポラライズされたレンジ。実際ここまでシビアなプレイヤーは10nlzにいないように思うし、どちらかというとバランスが取れていない可能性とマッチしているので、ほぼ強いハンドになっていると考えてよいと思った。

それらを加味してもターンの88はまだコールできるとの判断をしていた。
実際にリドローは残されていて、ベストハンドではないことの方が多いが、エクイティは保持されているためと思われる。AAよりはコールしやすいと思う。

リバー

リバーに関してのこのベット で相手のレンジはほぼストレートかフラッシュと考察されていた。
Snowieはそれでも88はコールに推奨していたが、フォールドでいいような気がする。

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