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ええんよ人生

※1年前に書いた文章です。つい先日、二回目の命日の飲みに出かけました。この1年でまた一回りストレス太りをした夫です。では、以下お読みください。

夫に彼の父親と同い年の友達ができたのはいつだったか。とてもウマが合い、飲みに行ったり球場でヤジを飛ばしたりよく遊んでいた。あまり交友関係が広くない夫にとって、唯一に近い親友になった。おっちゃんと呼んでとても慕っていた。おっちゃんの方もよく面倒を見てくれていたようだ。生き方が不器用な夫に温かい言葉をかけてくれて、どれだけ励まされただろう。
「ええんよ」いい言葉。どんなつらいことがあっても嫌なことがあっても、不思議とこの言葉に救われる。
私の方も、家に帰って愚痴をこぼせば夫が「ええんよ」と言う。だいたいこれで済む話が多い。
奥様の描かれた絵におっちゃんの言葉が書かれた素敵な年賀状をいただいていた。
そんなおっちゃんは、一昨年体調崩してちょうど一年前に旅立ってしまった。夫はこの一年、おっちゃんを失って途方に暮れていた。
今日はおっちゃんの一周忌の飲み会をすると言って出かけて行った。

昨年末に奥様から届いた葉書。おっちゃんの方もよく想ってくださっていたことが伝わってくる。

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