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日本ではプロポリスは採れない?

世界中で採取されるプロポリス

世界中で採取されているプロポリスの原塊。
その含有成分や色、素となる植物は異なりますが世界各地で特性の異なるプロポリスが多く存在しているのです。
しかし、日本ではプロポリスはほとんど採集される事ができません。

なぜ日本ではプロポリスが採集されないのか?

日本でプロポリスが採集されていないのには理由があります。

まず大きいのが「日本の環境が清潔だから」という点です。
ミツバチがプロポリスを作り出す大きな目的が「巣や群れを雑菌などの外敵から守るため」です。

ニホンミツバチはプロポリスを作らない

セイヨウミツバチはプロポリス作り出す能力に優れていますが、日本の在来種のニホンミツバチはプロポリスを作ることはありません。
現在、日本の養蜂でも「セイヨウミツバチ」を用いるケースがほとんどです。
これは、セイヨウミツバチが巣を守る能力が高いのと、簡単に巣を捨てない事が関係しています。
対照的にニホンミツバチは巣をすぐに放棄し、新しい巣を作るため巣を守るという能力に関しては低いと考えられています。

また、ニホンミツバチ自体の特徴として自身が雑菌等に強い体質という事も関係しているのかもしれません。

わずかながら日本で採取されたプロポリスもある

日本ではほとんど採集されることのないプロポリスですが、沖縄でわずかながら国産のプロポリスが採取されています。
オオバギという植物を起源植物としたプロポリスで、世界的にみるとユーカリやポプラなどが主体となるプロポリスが多い中、一風変わったプロポリスだと言えるでしょう。

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