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第8話:映画と留学

さっき、ある動画を観て今日はこれを書こうと思った。

ある人が、旅は日常のありがたさを感じる為にする。と言っているのを聞いて、ふと、留学した時のことを思い出したのです。

留学を経験して一番考えさせられたことは、自分のアイデンティティについて。自分が生まれ育った故郷のことをあまりにも意識してこなかったことを悔やんだ。

悔やんだっていっても、ただ考えるきっかけになって考えればいいんだけど。そのくらいの衝撃だった、17歳の私にとっては。

この衝撃的だった出来事はまた改めて書きますが、今回は留学するって決断したきっかけが映画だったと言う話について。

遡ること。。。何年前かしら(笑)?えーっと、小学校3年生の時!
私は、海外のお菓子の包み紙のデザインと配色に心が躍って、お小遣いをもらったら、近所のお店に海外のお菓子を買いに行く!を楽しみの一つにしていました。文房具の配色にもわ〜♡ってなってました。近くの商業施設に入っていた服屋さんの一角に輸入菓子コーナーがあったのです。

ベースボールガムとか、ぐるぐる巻かれたながーいガムとか!ガム自体も紫とか、日本では見かけないようなものばかり。あの独特な味も好きだったな〜。

同じ頃から洋画にもハマり始めていて、グーニーズとかスタンド・バイ・ミーを録画して学校から帰った後、毎日観ていた。だもんで、セリフとかガンガン覚えちゃうの。吹き替えですけどね(笑)。

当時は、洋画と言えばアメリカ映画だったんだけど、子どもながらにどうして身振り手振りとか、物の扱い方とか、人々のコミュニケーションの取り方などなど。。。自分の環境とはどうして違うんだろう?って感じていて。あの頃は、世界にどのくらいの国があってとか全然知らないから、映画を観ていて不思議に感じることがたくさんあった。

同じ頃から洋楽にも興味を持っていた。同じ様に放課後、母のCDコレクションを物色していろいろ聴き漁っていたな〜。一番好きだったのは、オールディーズの3枚セットコレクション。50s〜60だったと思う。好きな曲を見つけてはしつこく何回も何回も聴くっていうね。体の中に染み込ませるっていうかそういう感じ。

書きながら改めて振り返ってみると、海外からの刺激をたくさん受けていたのね。小中学生にジャケ買いしたCDなど、また別途書こう。楽しみだな〜。

さて、時は中学の頃、もうだいぶ学校という環境に対する違和感が体から滲み出ていて、尚且つ思春期真っ只中の中2。とにかく、環境を変えたかった私は、母にお願いをしました。来学期からインターナショナルスクールに行きたいと。

もちろん無理。と言われ、じゃあ、海外のボーディングスクールへ!と行ったら、尚のこと無理!との返事。そりゃそうだよね。。。
でも母は、交換留学なら!と言って、どうしたら留学できるかを一緒に考えて応援してくれた。本当にありがたい。

最終的に、高校で1年留学をすることになるのですが、環境を変えたい!→留学する!という考えに至ったきっかけは、やはり映画だったのです。

何かというと、DVDにもなっていないので悲しい+若くしてこの世を去ったBrad Renfro主演の『マイフレンド・フォーエバー』。

エイズが題材の映画。お隣に引っ越してきたエイズを患った少年と友達になって治療薬を探す旅に出るのだが。。。って話です。

友達の為に、川を渡って旅をする!の情景があまりにも広大で、そして大胆で、そういうアイディアを思いついて実行するってなんてすごいんだ!ってその勇気と行動に衝撃を受けて。。。よし!私もそんな冒険をするんだ!って決意したのが始まりでした。

もうね。。。書いてるだけで、当時のワクワクが蘇る。こういうワクワクはおばあちゃんになっても経験したい。生きるエネルギーが湧いてくるって感じ。

ちょっと長くなっちゃったけど、私の留学する!のきっかけのお話でした。

続きはまた後日。
Brad Renfro、素敵な俳優です。私と同い年なの。もっとたくさん作品が観たかった。有名な作品は、『依頼人』、『BULLY』、『Ghost World』など。どれも大好き。ゴーストワールドは年に何回か必ず観てる(笑)。好きなのは何回でも観るタチw!

みなさんも是非観てみてね!

では。

OTO

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