アンナチュラル5週目の私が上げる、好きなところ

最近のドラマはそこまで見ていないけれど、TBS金曜10時枠はすごく好きで、アンナチュラル、MIU404、俺の家の話、最愛、リコカツ…あと何だっけ。思い出せないものもあるけど、とにかく新しいクールが始まるときはとりあえず金曜10時枠は必ずチェックしていた。

そして先日「ラストマイル」というこの夏に公開される予定の映画に、大好きなアンナチュラルの主要キャストほぼ全員出演するというテンションの上がるニュースを聞き、週末に友人たちと再びアンナチュラルについて盛り上がった結果、土日でまたアンナチュラルを再鑑賞してしまった。多分これでもう5週目くらい。主題歌のLemonも毎回いいところで流れて涙を誘うし、何回観てもいいんです。

そこで、今日は各話の好きなところを勝手にまとめます。きっと多くの人がすでにやっていると思うけれど、自分のための備忘録として。
※ネタばれの内容を含みます。そして5回も観ておきながら細かい描写違っていたらごめんなさい。


第1話:名前のない毒

私はこのエピソードが好きすぎて、これだけは5回以上観ている。1話目で「どんなドラマなんだろうなー」とぼんやり観ていたら、ミコトと馬場路子があんぱん頬張ってからストーリーがひっくり返るスピード感。「そういうことだったのか…そしてすっきり!」感が好きなのと、法医学の重要性、そしてミコトの仕事に対する姿勢とか、色々な好きポイントがある。色々あった後、ラストでミコトがまた朝から天丼食べるシーンも好き。生きてる。

好きポイントではないけど、1話目から宍戸って出てきてたんだなぁと、1回目では分からなかったことも何回も観ると分かるのも面白い。

第2話:死にたがりの手紙

このエピソードは中堂さん!ミコトと六郎がトラックに閉じ込められて中堂さんに電話をするのだけど、電池が切れて連絡がつかなくなってしまう。数分の会話で得たざっくりした場所と水のpH値だけで、中堂さんは沈められた湖の場所を特定する…すごすぎる!そして「おい大丈夫か!返事しろ!」っていつもクソがぁの中堂さんが仲間を心配してくれてるところにキュン。

身元不明のミケちゃんについての捜査がされないと分かったとき、ミコトが「生きているときも助けられずに、死んでからも見なかったことにするんですか?」と神倉さんに問いかけるシーンも好き。悔しいよね、そうだよね…。

第3話:予定外の承認

この回も中堂さん!中堂さんが最後にで烏田さんに言いたい事ぜーんぶ言ってくれてすっきり。ブーメラン!態度が悪いけれど、いつも通りでいい。
「若い女性」というだけでなぜか見下される。最初に会ったときに「あなたが担当ですか?助手ではなくて?女性だとは思いませんでした」「余計なことは言わないで。それくらいは出来ますよね」と最初から失礼。
裁判中も「責任転嫁は女性の特長」「女性はきまぐれ」「女性は感情的」などなど偏見丸出し。きっと戦略なのだろうけど、こういうの裁判中に注意してほしいくらいだよ。

実家に帰ったときに、お母さんの「ミコトにはミコトの仕事がある」っていう言葉にも励まされる。

第4話:誰がために働く

亡くなった被害者が体張って届けたケーキが、それほど感謝もされず地面に落ちる回想シーンと一緒にLemonが流れて、涙。

ミコトの仕事観もよかった。「夢なんて大袈裟なものなんて、なくてもいいんじゃない。目標程度で。」今の時代、「夢を持たなきゃ」「成長しなくちゃ」と脅迫のような言葉が溢れていて、夢を持っていない人がまるで悪いように見えてしまう。だけど、夢を持ってる人もいていいし、夢がない人もいていいし、きちんと目の前のことをコツコツこなしているだけで十分。美味しいごはんを食べるため、次はあそこに旅行に行きたいから、そんな感じで目の前の仕事にしっかりと向き合っているだけでいい。

第5話:死の報復

これも、最後のLemonが流れるシーンで涙。婚約者を亡くした鈴木さんのことを考えると何とも言えない気持ちになり、「夢ならばどれほどよかったでしょう」と歌詞と重なって泣いてしまう。鈴木さんのやりきれない気持ちと目の前で起こっている殺人と、言葉にできなくなってしまう。

5話では中堂さんの過去も徐々に明らかになったり笑顔が見られたり、中堂さんよりに気持ちが傾いていたところにこの事件。本当に何ともに言えない気持ちになるけれど、刺された女性の命が助かったことだけが救い。六郎の言う通り「鈴木さんに人を殺してほしくない」という気持ち。

第6話:友達じゃない

ミコトと東海林の関係性っていいなぁと改めて思わされるお話。同僚だけど友達じゃない。全然違うタイプの二人だけど、テンポのいい会話とお互いの仕事を尊敬し合ってるからこそ協力して事件を解決していく。

あと、東海林が捕まりそうになったとき、経験者だからか中堂さんが妙に具体的なアドバイスしてるのも笑えた。「今の状況で任意同行に応じたらクソつまらん理由で勾留されてやってもいない罪を自白させられる。死体に慣れてるから人を殺せるだの何だの訳の分からんクソでっちあげストーリーを密室で毎日毎日念仏のように唱えられてみろ!クソほどの体力、気力、根性がなきゃ挫ける!東海林お前、体力気力根性あんのか」真剣な話をしてるときもクソが入っちゃう中堂さん、好き。

第7話:殺人遊戯

このいじめの話も辛かった。最後、白井君が中堂さんに「横山は死んだ。僕だけが生きてていいのかな?」の問いに、「死んだ奴は答えてくれない。この先も。許されるように生きろ。」と。中堂さんらしい答えがいい。そのあとLemonが流れて、東海林が横山君にジャケットを被せてあげるシーンにも涙。

第8話:遥かなる我が家

ミコトと中堂さんが粷谷さんの話をしながら笑って会話しているシーンが微笑ましくて好き。ミコト「会えたら聞きましょう。ピンクのカバの話。」中堂さん「クソがっそんなの聞いてどうする。ははは」声出して笑うのなんて初めて…!

でも一番は最後の、町田さんの亡くなった説明をご両親にしているとき。お父さんが教えた背負い搬送縛りで他の人たちを助けていたことが明らかに…。誰かに殺されたどころか、人助けをして亡くなっていた。お父さんが泣いているのにもらい泣き。

あと六郎の涙にも一緒に涙してしまった…せっかく自分で決断してお父さんに将来のことを伝えたのに、家族である父親に認めてもらえなかった。だけど代わりにUDIラボが家族のような存在になっていて…そりゃ泣き笑いしちゃうよね。あったかい場所があってよかった。

第9話:敵の姿

9話は重いし、中堂さんと糀谷さんの過去を知ってより切なくなり、あまり好きポイントが思い浮かばない。あえていうなら、東海林の「行ってくるアリ~」がほっこりしたかな。私も東海林と同じ気持ち。とても重い空気だった、9話。

第10話:旅の終わり

最終話は、これ1時間?というくらい濃密な内容かつ、宍戸に証拠を壊されて絶望の気持ちになってからの、希望が見えて、いざ裁判からラストまでのスピード感!ラストの裁判のシーンも、3話のリベンジがミコト自身によって行われてすっきり。しかもあの烏田さんと力を合わせて。(やっぱ腹立つおじさんだけどね)

神倉さんのカッコよポイントも。烏田さんに嘘の鑑定書(本当はあったことをなかったように削除するように依頼された)を出すように求められたミコトに代わり、神倉さんが烏田さんに「それはそちらの仕事でしょう!うちはうちの仕事をきっちりやってるんです、責任転嫁しないでいただきたい!」とカッコよく去る。からの、ションボリ神倉さんも可愛い。言うところは言ってくれる上司よい。

あとは中堂さんに遺体の搬送と火葬をお願いされて、るんるんしながら向かう木林さん。木林さんもいいキャラで好き。

そしてラスト!ミコトが朝から天丼を頬張り、六郎が再度バイトの面接に来る。中堂さん「早く行くぞ、クソが」、帰ってきた坂本さん「クソ頑張ろ」と声かけるところも好き。

と、いう感じでした。5週しても好きなところはずっと好きだな~という感想。

「死」を扱う法医学のテーマから、生きることを考えさせられるドラマ。そして個性的な大好きなキャラクターたちと事件解明までのスピード感。絶妙なタイミングで流れるLemon。どれもこのドラマの好きな要素。

以上、自分の記録のためのアンナチュラル好きポイントまとめでした。

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