デザインとは何か?

8月末に、人生ではじめてインターンなるものに参加してきました。
グリーンティーです。

帯広の小さな出版社で、編集者という仕事を僅かながらですが経験してきました。
正直に言いますと、働いている人たちのモノづくりに対する「熱意」、情熱とでもいうような感覚は感じませんでした。ただ、自分の言葉で真摯に思いを届けようとする「真心」を強く感じました。
ここで働きたい。ここで。自分の言葉で。帯広(北海道)に根付いて頑張っている人たちを発信したいと強く思いました。本当に貴重な体験をすることができたと思います。ありがとうございました。
そこからしばらくは、デザインコンペやデザインのお仕事の打ち合わせなどで小忙しかった九月が過ぎ、就活を本格的に意識し始めた今となります。

本題に入っていこうと思います。
「デザイン」とは何か?ということについて話していきたいと思います。
学部三年生の後期に演習(地域のデザインギャラリーを設計する)の一環で出されたレポートを今一度、再考してみようと思いました。
というのも、大学院に入学してからは、新型コロナウイルスの影響で、講義などはオンラインで多少おざなりな状態が続き、良くも悪くも自分の時間ができました。
そんな時間を利用して幾つかのコンペを応募し、建築という枠に囚われず、デザインをする機会が多い半年でした。デザインと向き合うことが多かったこの半年のことを考えながら、今時点で僕が考える、「デザイン」とは何か?を考えていきたいと思います。しがない大学院生が考えるデザインについてのお話です。適当に読み流してください。

デザインとはリアルな体験から生まれる

これは前々から、感じていたことですが、半年の多くのデザイン活動の中で恐らく自分が大事にしなけらばならない部分だなと思います。自分には、頭の中で飛び抜けるような面白いアイデアを思いつくことはできません。みんなが思うようなことくらいしか出てきません。ごく普通の代わり映えのない生活を毎日過ごすだけでは、どうしても刺激を受ける機会は減ってしまいます。少しでも、毎日の生活の中で変化をつけることが大事だと思います。いつもとは違う道で帰ったり、普段は行かないお店に入ってみたり。そういう些細な非日常を体験する中で、新しい発見や気づきというものが生まれてきます。ものを考える段階では、机にへばりついて、連想ゲームを繰り返しても、何も自分は出ませんでした。いつもとは違うことを経験する中で、感じた自分の中の違和感を大事にするようになりました。それがアイデアの種になると信じて。

デザインとは会話により育成される

まだまだ未熟な僕ですので、せっかく拾ってきた種でも一人で発芽させることは難しいです。これでいいのか?と不安になってしまって動き出せないんですよね。
ここからの段階は、人との会話が大切だと思います。今考えると、学部時代の設計演習で結果を出せなかったのは、明らかに先生や同期との対話が足りなかったからなのだろうなと、なんとなく分かります。
誰かと話す中であらぬ方向に発芽したり、自分の考えに整理がつきます。一人では、どうしても一番最初に思いついた発芽方法に固執して動け出せないんですよね。
自分以外の人間は自分とは全く異なる人生を歩んできています。出身も違えば、性格も好きな食べ物も、何に興味を抱くのかも全てが異なります。そんな人間と話す中で、種は少し思い描いていた方向とは違う方向に成長していきます。その成長が、コンペのテーマと添い、ありそうでなかった提案ならば、それは僕は間違いなくいい案だと思います。
そんな提案をこれからも続けいたいと思います。

1500-2000字を目標に週2本ほど上げていきたいと思います。
次のテーマは、「好きな服」です。お楽しみに!!

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