見出し画像

私嘘苦手

普段あまり話をしない人と、職場から駅までの帰り道が一緒になった。

仕事で疲れていたこともあり、全然話すことが思い浮かばない。
相手もきっと気まずい思いをしているだろう、申し訳ないな、という気持ちになった。

つい「薬局寄りたいので私あっちから帰ります」と嘘をついて、わざと違う道を選んでしまった。

いらん嘘をついてしまったことになんとなく小さな罪悪感を覚え、全然用事無いのに薬局に寄って、全然買う予定無かったフェイスパウダーを買った。

「はいこれでさっきのは嘘ではありません。私は嘘をつきません。」と、自分に言い訳してるみたいな子供じみた行動だと思った。

私は嘘をつくのが苦手•嘘をつく人が嫌い、という気持ちが、気付かぬ間にかなり頑固なものになってきてしまっている。

自分の中に譲れないことがあるのは悪いことではないけれど、こだわりを持ちすぎるといずれ自分の首を絞めることになるのではないかとちょっと心配もしている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?