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緑の効果音制作日記 4 「ノイズ音」

今回は「いろいろ試す」という所で、ひとつずつイメージに近づけるアプローチを試していきたいと思います。

よく「8bit系のイメージ」というオーダーもあったりしてそんな時にも活躍するのが「ノイズ」だったりします。海の音、雨の音、風の音、雷の音などの環境音や打楽器系の音などリアルな表現とはまたひと味違った効果音を作る事ができます。という事で「ノイズ」をいじって風の音を作りながら「ノイズ」に慣れてみたいと思います。

①まずエフェクトやLFOをオフにする。そのままでも好いかも知れませんがちょっと紛らわしいので自分はいつも一回オフにしています。「ON」のスイッチが黄色であったら一回押して「グレー」の黄色が消えた状態にします。

①Oscillators 2 のノイズ波形を選ぶ。Synth1の場合、mixツマミを右に回し切りOscillators2だけの音が鳴るようにします。シンセによってこの辺の構造が違っていたり、音を重ねられたり、波形を選択できるオシレーターの数が違っていたりしますが、基本的な考え方はどのシンセも同じです。

②AmplifierのADSRで波形を調整して、歯切れ良くしたり、余韻が残る感じにしたりして好みの感じにします。

③Filterのfrqやresなどを調整してイメージに近づけていきます。
amtはアマウントといい、フィルターエンベロープのかかり具合を調整。
typeはフィルタータイプでローパス、ハイパスなどの切り替え。
(satはサチュレーション、trkはトラッキングですが今回はとりあえず以下のような設定で初期値にしておきます。)

④LFO をかけてみます。2を「ON」にしてfilterを選択。(filterに赤ランプ)、dstボタンの所で波形、spdツマミでスピードなど調整。

⑤この状態で「海の音」「風の音」っぽい感じの音が鳴るようなったんじゃないかと思いますが、どうでしょう?

⑥イメージに合わせてEffectを掛けて音に色付けしてみる。
⑦②③④辺りを調整しつつイメージに寄せる。

まとめ

まず「ノイズ波形を選ぶ」→「ADSR、Filter、LFOなどで調整」という大まかな流れで効果音が作れます。

今回「ノイズ」について簡単にいじってみましたが、意外とノイズ系の音がマッチするという場面があったりするので、覚えておくと良いと思います。この辺の音をベースにワイプ音や発射音なども作る事ができます。

まず最初にシンプルな汎用的に使える音をひとつ作ってみると良いと思います。ひとつベースの音を保存しておけばそこからバリエーションも増やせるので何か出来たら音色保存しておき、そこからいろいろと別の音へと発展させて作っていくのが良いのではと思います。

次回も「いろいろ試す」という所やっていきたいと思います。







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