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暗転

"生を諦めようとした瞬間、どこからともなく花のような香りが漂ってきた"
のような体験談を聞くと、いつかの自分が首を吊ろうと使った物達はあの世から降りてきた梯子だったのかと思ったりする。

幸せがどこにでも落ちているのと同じように
死もすぐ隣で大口を開けて待ち構えている。

駅のホームに立った時
高い所に立った時
夜の海を眺めている時
高い所から遠くの景色を見ている時
引き込まれそうになる瞬間なんていくらでもある。
「辛いのなら、諦めたら良いでしょうに」と言われている。

フッと、突然全てがどうでもよくなって
「今なら死ねる」
と思うあの感覚。
何度も味わったことがある。
それは、死ぬつもりなど無かったはずなのに突然やってくる。
自分が思うよりもずっと、命は脆いんだろうなと思う。

死ねる時に死んでいた方がよかったと思う時もある。
無駄に長生きするより賢明な判断だと。
しかし、何が最善の選択かなど分かるはずもない。


花と言えば、"亡くなった人を思い出すと天国でその人に花が降る"というのを聞いたことがある。
出棺の時にも花を棺に入れるし、死と花がセットなのなんかいいな。



「全部どうでもいいな、消えてやる」
みたいな衝動ってそれはもう急に湧いてくるけど、我に返る速度が恐ろしく早くなったお陰で消えずに済んでいる。
でも全てを無かったことに出来るなら本当に消えると思いますおれは。
地続きで繋がってるからそれは出来ない、出来ないからしないだけ。
リセットする為に死を選ぶのはアホらしいし浅はかなのでそういうことはしない(と思う)。

手放したつもりでも結局帰る場所が欲しくなるんだわ。
いなくなったるわ!あばよ!→やっぱり帰ってきたで✋みたいなん散々繰り返してるけど、我ながらみっともなさすぎてあぁその記憶も無かったことにしてくれ…もう消えるしかねえや…となる。あれこれ無限ループだな。
「生きながらにして全部無かったことにしてくれ」は叶わない願いだけど、それをずっと願い続けている。そのくらい恥の多い人生を送っています。



こないだ呟いたこれ、LINE BLOGサ終を見越した発言みたいになってしまってて笑う。
何か感じ取ってたのかもしらんw

LINE BLOGの代わりとなるブログはやる予定ではいますが、ここも変わらず使いますし
もし引っ越した先が使い勝手悪かったらここに腰を据えようかなと思っとります。

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