見出し画像

20230212

「愛してる」じゃどうもしっくり来ない。
でもそれ以上の言葉があったとしても、余りにも仰々しいものはいけないな。
いや言葉なんていらない、というよりどんな言葉も正しくない気がしてしまう。
関係に名前などいらなくて、ただ君がいて私がいるだけの。味気無いように見えて、本当はそれでよかった。
それだけで、よかったんだよ。



"大切だった"なんて過去形にはしたくない。
一緒に幸せになろうね って。何気無い会話のつもりだったのに、ずっとその言葉が頭から離れない。

運命なんて言葉は嫌いだった。
最初から仕組まれていて、二人で築き上げてきたものを無かったことにされるようで。
だけど、大切な人だと思えるまでそう時間が掛からなかったのだから、そう呼んでもいいような気さえする。

病める時も、健やかなる時も、ただ真っ直ぐに見つめてくれた君がいて、それがどれほど幸せだったか。
嬉しいことを真っ先に伝えたい人がいないことがこんなに寂しいなんて思わなかった。
これから嬉しい時どうしたらいいんだろうななんて考えてたら年を越してた。

優しくなりたいって言ってた君が誰よりも優しかったこと、おれはずっと覚えてるよ。
ずっと。
君が与えた寂しさすらも愛せる自信がある、これはこの先も変わらない。


大切な友人の生まれた日。

生きててくれたらそれでいいという気持ちと、もう一度どこかで出会えるだろうという根拠の無い自信と共に日々過ごしています。
また出会えた時に手渡したい言葉は山ほどあれど、きっとほんのひと握りしか言えないだろうな。「ごめん」しか言えないかもしれない。
おれは何も変わらないよ。変われなくても生きるよ。

いつか、何事も無かったかのように、また他愛もない話が出来ることを、そんな日が来ることをただ祈っています。


優しいあなたがどうか、どうか光の中で朝を迎えられますように。
愛しい命が、心が、どうか守られますように。



どれだけ生まれ変わろうとも
意味がないくらい
どこか導かれるように あなたと出会いたい
今更言いたいことなんて 一つもないのに
わたしあなたに恋をした 苦しさと一緒に
ずっと

Pale Blue - 米津玄師


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?