映画『レオン』と観葉植物
映画の影響が、もしかしたら自分のライフスタイルの一部を作ってくれている気がします。もしくは、自分の中にあるものを呼び覚ましてくれているのかも知れません。
今日のX-S20で撮影した1枚は、部屋の観葉植物
フィルムシミュレーション:Velvia
好きな映画『レオン』での印象的なシーンの一つに、主人公レオンが毎朝、無口な日常の中で観葉植物の世話をする場面があります。
彼は窓辺に植物を移し、朝日を浴びさせながらコップ一杯の水を与え、葉を一枚一枚丁寧に拭く。孤独でありながらも繊細な一面が伝わってくるこのシーンは、今でも頭の片隅に残っています。
私もこのシーンを見て、実際に観葉植物を部屋に置きたくなった一人です。
映画の影響で、週に一度ほど、葉の大きい観葉植物の葉を拭くようになりました。
朝日を浴びた葉が美しく輝く様子を見ると、その日が良い一日になりそうな気がしてきます。
そして、水やりだけでは感じられない、植物との対話ができる気がして、今では観葉植物を育てることが楽しみの一つとなっています。
映画の最後、レオンが命を落とした後、マチルダがその植物を大地に植え替えるシーンが切なく、忘れられない印象を残している。殺し屋のおじさんレオンは、植木鉢の植物を心の友として生きていた。「自分と同じで、静かで根を張らないから」と。
最後に少女がその植物を大地に移し、「これで大丈夫、もう根を張れる」と、いないレオンを思う姿が、今でも心に残っているラストシーン。
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