SabreWulfメモ 七色の補正切り編
前置き
この記事はKiller Instinctに登場するSabreWulfというキャラで如何にしてコンボ中に補正を切るかを筆者が考えた結果思いついたものを無造作に置いてるだけのものです。
所謂おもちゃ箱なので過度な期待はせずに覗きましょう。
本編
何故補正を切るのか?
「コンボ中に下手に補正を切ろうとしてガードされるくらいなら完走した方が安定するし強いんじゃないの?」
実際それが可能ならコンボはできるだけ完走した方がいいと思います。
補正切り、といえばとても悪いことをしているような感じがしますが、言い方を変えればつながっていないコンボです。ありとあらゆるもので割り込まれ、コンボ中にもかかわらずこちらが大幅な不利を背負う可能性があるという択になっています。
では何故そんな負う必要のないリスクを負うのか。理由は単純明快、通れば莫大なリターンを得ることができるからです。
KillerInstinctというゲームにはコンボブレイカーというコンボ中の相手の技の強度を当てることでバーストを行えるというシステムが存在します。その際、そこそこの距離を取らされて立ち回りに戻されます。このシステムがかなりの曲者でド密着ペチペチ男であるSabreWulfにとってこの上ないストレスなんですよね。
そのため、コンボ中の読み合いをコンボブレイクだけにするのではなく、コンボブレイク+補正切り各種という勝負に持ち込もうというのが本来の狙いになっています。
前ステップ+ラグドエッジ(46P)
SabreWulfの補正切りといえばまず真っ先に思い浮かぶのがこれ
全体19Fで相手の後ろに裏回るこのキャラを使う一番の理由とも呼べる技です。
これをコンボ中に組み込むとどうなるか。
はい、何故かコンボを喰らってる相手がレバーを前入れすることを強いられます。
このゲーム、何故かステップの一部を必殺技でキャンセルするということが可能なので見てからガードするのが難しくなっています。
前ステップ+ラグドエッジ(46P)は弱版だと発生23Fで唐突にとんできます。
また、このラグドエッジはオープナー属性となっておりますので、当然ながらブレイクは不可となっております。つまり前ステップ+ラグドエッジでループし続けるということも可能なわけですね。
しかしラグドエッジ、ガードされて-1の不利を背負うだけならともかく完全に読まれるとシャドウカウンターによる切り返しが待っています。
強いけど弱い、そんな補正切りです。
前ステップ+ランハムストリング派生(46K+LPorLK)
やってることは前ステップからラグドエッジをする基本の補正切りと同じです。何なら発生も遅い上にガードされると-6、つまり確定反撃をもらうため普段使いは避けたいタイプの技です。
しかしながら、補正切りの裏までは読めても下段までは読まれないことが多いこと、また技を単発で当てたときの単価が高くオープナー属性であることを加味すれば使う価値のある技だと思います。
基本的に前ステップ+ラグドエッジをガードされているが、その状態が立ちガードであったという状況だと通ることが多いです。
小パン(2LP) 小足(2LK)
主にマニュアルコンボやるよー見たいな顔してギリギリつながらないタイミングで押すボタンです。
補正切り特有の予備動作としてコンボ中にいきなり静かになる瞬間があるのですが、上2つの補正切りが効かない人ほどこれに引っ掛かることがあります。
特性としては暴れに強いこと、また裏回りを警戒して裏ガードを入れてる相手を狩れることがあります。
2LPは下段で2LKは上段なため、基本的には2LPでいいのですが相手の補正切りに対するガード性能が高い場合は2LKを使いあえてガードさせて+4Fの有利をもらうことも選択肢に入ってきます。
弱点は単価が低いことです。
投げ
コンボ中にもガードが堅い人を崩す手段です。
ダウンを取ってしまうためそのまま補正切りループはできませんが、その代わり起き攻めに行くことができます。
一度当てれば問答無用で体力の11%を持っていくため、小銭稼ぎとしてはかなり優秀です。
ただし上入れっぱに弱いため、使う際は最低限エクリプス対空(28P)の準備だけはしておきましょう。
ランジャンプスラッシュ派生(46K+MPorMK)
所謂中段補正切りです。
下半身無敵と投げ無敵がついているので投げ暴れや小足暴れみたいなものには強いです。
しかしながらこれもガードされて-6なこと、発生がかなり遅いことから使い所は選びます。
「あ、こいつしゃがみっぱな上に中段立てない奴なんだな」みたいな気配を感じたらおもむろに入れてみましょう。少なくとも筆者は当たります。
前ステップから出す択もありますが、発生が遅すぎてそこまで行くと大半の人がガードを間に合わせるか、小パンとかで叩き落としてくるためあまりお勧めはしません。
垂直
基本の補正切りは上述のもので足りるため、ここからは暗器みたいな意識の外から飛ばすタイプの補正切りです。
基本的にSabreWulfの補正切りは、暴れに弱いという弱点を抱えていますその代表例が微遅らせ無げです。
これが最速投げの場合は前ステップで回避することが可能ですが、微遅らせ無げは上述の技の前ステ2種、投げの択に勝つ上に普通にコンボをつなげようとして入力した弱マニュアルを叩き割ることすらあります。
しかしながら、微妙に遅らせることで跳びが確定するためそこの隙を突こうという選択肢です。
JHKはガードさせて有利なため、コンボを放棄していることに目をつぶればリスクは少なめの選択肢となっています。
また、空中で6MKを押すことで出るダイビングスラッシュで相手の後ろに落ちることもできるため、唐突にやられると意外と対応が難しい手となります。
当然見てから対空されると普通に落とされるのでここぞというときに使いましょう。
遅らせラン派生
コンボ中に唐突に走り出し、相手が認識しただろうなというタイミングで派生を出す技です。
簡単につぶされますが先に走り出していることには変わらないため、相手が気づいてボタンを押そうとした瞬間に下段派生が飛んできてカウンターヒットする人の心を弄ぶ技です。
正直成功率は低いですが、成功した時の単価の高さが投げダメージと同じなので自信があるならやってもいい技です。
つながっていないシャドージャンプスラッシュ(46KK)
マニュアルを入れる感覚でシャドー版のジャンプスラッシュを入れるとつながらずに相手に叩きつけられます。
これをブレイクしようとした際、HPKやMPKの同時押しでブレイクしようとすると、MKやHKみたいなものが出て発生が間に合わず、LPKでブレイクしようとすると投げが出て投げ無敵に狩られるという技となっています。
冷静にガードされると大抵ひどい目に合うので、ここぞというときに使いましょう。
前ステップ+エクリプス(28P)
前ステップからガードされて確定反撃だが単価が高い技を振るという、やってることは基本の前ステップからのランハムストリング派生と同じです。
ただしこちらは上段なためガード難度が下がり、その上オープナーとしても基本は使えない、というデメリットだけ並べると使う価値のないように思える技です。
しかし、この技の最大の特徴はその発生の早さにあります。
前ステップ+弱版のエクリプスの発生は19Fと前ステップ単体と変わらない速度で飛んでくるのです。
ラグドエッジなら見てからガードできるみたいな人も、これには反応できないことが多いため使う機会は暗器系補正切りの中では割と多い方です。
前ステップ+前ステップ
「自分前ステップ見えてますが?」みたいな雰囲気で裏側補正切りをガードしてくる相手に特攻レベルで効く補正切りです。
この手合いは見えてる雰囲気を出していますが、実際は補正切り直前特有の静止状態を読み取ってることが多いため、連続前ステには基本対応されません。
ちゃんと前ステ見てからガード入れてる人も2回目は対応できないことが 多々あるので定期的に使いたい技ではあります。
暴れには基本負けます。
まとめ
基本は前ステップを起点に読み合いを回していきましょう。
しかしながら、ここで書かれている補正切りは基本的に”そういうこともできるよね”というSabreWulf側が持っている選択肢でしかありません。
相手が早々にロックアウトしているときや、ブレイク精度が低い場合は基本的にコンボは完走した方が強い場合が多いです。
SabreWulf側はこれをみせることによって相手の脳にデバフをかけ、コンボ中は有利な読み合いを勧めることこそが、コンボ中に補正を切る最大のメリットだと思っています。
補正を切ったり逆に普通にコンボしたりでブレイクを鈍らせ、相手に密着し続けてやりましょう。
おまけ フェラルキャンセルについて
「SabreWulfの補正切りといえばこれなんじゃないの?補正切りノートのくせにそれに一切触れないのはどういうこと?」と思われるかもしれませんが今回はこれには触れません。
理由はインスティンクト中のSabreWulfは使用者の独創性によってありとあらゆるコンボや補正切りをしてくるため絞って紹介することすらできないためです。
一例をあげるとオートダブルの2段目をキャンセルして補正切りやロックアウトを狙ったりコンボ中にシャドーラグドエッジをつなげてワン、ツーの声が聞こえてきたらキャンセルしたりやりたい放題です。
研究には膨大な時間がかかりそうなので今回は通常状態のSabreWulfのことだけ取り上げさせていただきました。
このゲーム始めて半年程度の初心者が書いた記事ですので、これ間違ってるよ等のご指摘がありましたらよろしくお願いします。
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