見出し画像

打揚げ花火を楽しむ③

前回までは花火鑑賞の導入編の話が続いてしまったので、実際どんな花火が魅力的かを、お話ししてみたいと思います。

こんな花火に魅力を感じます

手元にある割物花火の動画で、良さそうものを2つ紹介します。
なお、花火撮影の本職ではないので、画像があまりよくありません。
撮影者は、私の妻と娘で有料観覧席からスマホで撮影しています。

1.昇曲導付 五重芯変化菊

どんな花火に見えましたか?

この花火は、
2024年 大曲の花火 春の章 10号玉芯入割物の部 【優勝作品】です。

私のような素人がとやかく言える作品ではないです。
打揚げは、玉が真っ直ぐ上昇していく様子に気合いを感じます。
盆も良く、肩が張って星抜けもない。なにより、芯(五重)の出来が本当に素晴らしかったと思います。
五重芯をなんとかやり遂げた感じではなく、「五重芯をさらっとやってのけた。」かのような余裕を感じました。
最高難度の花火がきれいに開いた現場に立ち会えたことは、幸運だったと思います。

花火の詳細
2024年4月7日 大曲の花火 春の章
10号玉芯入割物の部 優勝作品
【昇曲導付 五重芯変化菊】
秋田県 響屋大曲煙火(株) 今野祥

2.昇曲導付 五重芯変化菊

こちらの花火はいかがだったでしょうか?

この花火は、
2023年 第71回伊勢神宮奉納全国花火大会  打上花火の部 【優勝作品】です。

こちらの花火も、私がとやかく言えるような花火ではありません。
曲は昇分砲ですが、玉が真っ直ぐに上昇している様子がうかがえます。
普段は玉の「すわり」は、ほとんど気にしないのですが、この花火は「すわり」の良さが際立ちます。また、「消え口」もそろい、花火全体のキレにつながっているように思います。
五重芯を芯の出来だけで表現していない、花火としての基礎体力の高さを感じます。さすがです。

花火の詳細
2023年7月15日 第71回伊勢神宮奉納全国花火大会
打上花火の部 5号3発 10号1発 のうちの10号玉
【昇曲導付 五重芯変化菊】
茨城県 野村花火工業(株)

最後に

2つの花火を紹介してみました。いかがだったでしょうか?
私の好きな花火として偏った内容ですが、会場で見て感動した花火を選びました。
今回は、秀逸な花火でしたが、ごくごく普通の花火を見ることも大事だと思っています。自分の好みがはっきりしてくると、花火業者さんの違いも気になりだすと思いますので、私と一緒に花火を探求していただければと思います。
最後までお付き合いありがとうございました。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?