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第430話 行き止まり物件のさばき方 その1

ニッポンのみなさん

こんばんは。

公務員大家ダイモンジです。

このブログでは、

公務員が副収入を得ながら

定年後のソフトグランディングを

目指すために日夜、考えていることを

語らせて頂いています。


前回のテーマは、

「サンダルで銀行へ行く男」

でした。

今回のテーマは

「行き止まり物件のさばき方 その1」

です。

よろしくお願いします。


行き止まりの物件があります。

その物件、ワタクシが知っている限り、

3年近く、募集が出ています。


昨日、ワタクシが、人気のないエリア(仮名)

に位置する物件を、大汗かきながら掃除していました。

何とか、掃除が終わり、

ワシセ不動産(仮名)さんへ、

「客付けお願いします。」

と慇懃に頭を垂れ、お願いしに行ったのでありました。

これで、その日の任務終了。

安堵したのもつかの間、

ワタクシには、仕入れるべき物件がもうないのです。

つまり、玉切れ状態ですね。

年間、5軒購入を目標に頑張っている

ワタクシの気持ちは揺れました。


(帰って、ビール飲みたい。)

でも、

(新しい物件を仕入れないと、目標が達成できない。)

ワタクシは、心を鬼にして、

美人社長(仮名)の元へ向かうのでありました。


愛車のムジニー(仮名)を走らせ、

おもむろに車を秘密の場所へ駐車しました。

意気揚々と、

「社長、いらっしゃいますか?」

と会社の門を叩くと、

「隣にいます。」

と女子大生のバイト様(仮名)がこれまた慇懃に教えて下さいました。

お互いに慇懃に頭を下げながら、

美人社長(仮名)の元へ向かいました。


美人社長(仮名)は、

いつもで席で、なにやら情報誌を読まれています。

すると、開口一番、

「ちょっと、この前のサミット、

岸田さんのお祭りだったわよね。」

と政治ネタから始まります。

「そうですよね。」

とワタクシもすかさず相槌を打ち、

憲法9条の話、平和の話に移っていきます。

美人社長(仮名)のインテリぶり、発揮ですね。

20分ぐらい盛り上がって、

「ところで、社長、いい物件、ないですか?」

とワタクシが慇懃に尋ねると、

「あー、そうね。

あの不人気エリア(仮名)の物件、

持ち主さんがお年寄りで、何とか処分したいらしいわよ。

100万でも、80万でも、

指してみてよ。」

とおっしゃるではありませんか!

(ぐーぬ)

これは、難しい、あの行き止まり物件は、

場所は不人気、日当たりは悪い、内装も一部破損している・・・

どうやって、使えばよいのか、正直わかりませんでした。

しかし、そこで引き下がるワタクシではありません。

ワタクシは、物件がほしーのであります!

その行き止まり物件の良いところは、

車が横付けでき、

上の山に数十戸の家が建ち並んでいることです。

その特徴を利用すれば、

何とかなるのではないのか?

と、直感的に思いました。

すかさず社長に、おそる、おそる、

慇懃にお願いしました。

「10万円で指してもらっていですか?」

と。

社長は、眉毛ひとつ動かさず、

「いいわよ。連絡ついたら、また言うわ。」

という回答を頂きました。

つづく


それでは みなさん

ダンケシェーン

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