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イラレでリボンを描く

こんにちは。まちこです。デザイナーやってます。
たまにTwitterでイラレのTIPSについて呟いてるんですが、マシュマロで「リボンを描くときどうやってるか」と質問されたので、今回は実際の作業動画とともに解説したいと思います。

だいたいいつも二通りの作り方の中からそのときどきに合う方で作っているので、それぞれの作り方に向いてるシーンなども合わせて説明します。

かんたんな方の作り方

まずひとつ目。これはかんたんな方の作り方です。
動画内の字幕でだいたいの流れは説明しているのでざっくり手順を描くと

1 . ペンツールでリボンの元になる曲線を描く(線幅は太めで)
2 . 描いた線にパスのアウトラインをかける
3 . パスのアウトラインをかけたら端っこのパスを選択してパスをねじる
4 . 全体の形を調整する
5 . 短辺の中心にアンカーポイントを追加して内側にへこませる

という流れになってます。
この作り方のメリットは簡単で手早く作れること、線ベースで作るので形のコントロールがしやすい/自由度が高いことです。

・複雑にうねったリボンを表現したいとき
・作字(リボンで描いた文字を表現したいとき)
・あまり手間をかけずリボンっぽい処理を加えたいとき

にはこの作り方で作ることが多いです。


少し複雑な方の作り方

ふたつ目。こっちは少し複雑な方の作り方です。
こちらも実際の作り方は動画を見てもらった方が早いと思うので、ざっくりと手順を書きます。

1 . まずペンツールで線を描く
 ※こちらはリボンそのものではなくリボンのアウトラインを描く
2 . 描いた線を真下にコピーしてずらす(ずらした距離がリボンの幅になる)
3 . 二本の線の始点・終点同士を連結する
4 . 連結したパスをパスファインダーで分割、グループ解除する
5 . リボンの細くなって欠けている部分にパスを描き足す
6 . 描き足したパスと隣り合うパスを選択、パスファインダーで合体する
7 . 手順6を全部の欠けている部分におこない、陰影をつける
8 . 短辺の中心にアンカーポイントを追加して内側にへこませる

という流れです。8に関してはひとつ目の作り方と同じですね。
この作り方のメリットはかんたんな方よりも繊細でリアリティが高いリボンをかけること、陰影の表現や配色などで同じ形を使っていてもバリエーション豊かに見せられることです。

・「リボンっぽいリボン」が作りたいとき
・画面においてメインだったり大きなサイズでリボンを使いたいとき
・繊細な感じ、コケティッシュな雰囲気を作りたいとき

はこの作り方で作っています。

以上参考になりましたら幸いです。

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