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観測者執行部代理 アッシュ

プロフィール

氏名:アッシュ・ヴール
年齢:16
性別:不明(本人の振る舞いは少年らしいが果たして...?)
種族:獣人
出身:惑星ヴィルーパ 下層
所属:観測者一般局員、執行部代理

来歴

幼い頃からヴィルーパ下層にて暮らしていた
両親も貧しいながらもアッシュを懸命に育てていたが
ある日、アッシュの父親はオーパーツ発掘現場にて崩落に巻き込まれ、右腕部以外身体の原型を留めぬ程の悲惨な最期を迎える
母親もその事実を知ると後を追うかのように酸性雨の溜まり場(現地での通称『水辺』)にて身投げをし、幼くしてアッシュは天涯孤独の身となってしまう
下層の路上にて、宛もなく彷徨い続けたアッシュは、『レオナ』と名乗る人物に出会う
2人は共に暮らしはじめ、共に便利屋として日銭を稼ぐ日々を過ごしていた
レオナと共に暮らすようになり、アッシュは次第に明るい性格となっていった
アッシュにとってレオナはかけがえのない存在となっていった
そんなある日、下層にオーパーツ輸送の為の部隊が来ているとの情報を掴む
レオナとアッシュはオーパーツの強奪を画策し、オーパーツを高額で売り付けその資金を元に中層 へと上がるという計画を立てる
計画通り輸送に来ていた『猟犬』部隊よりオーパーツを強奪するも、猟犬部隊隊長に捕らえられてしまう
しかし、猟犬部隊隊長は2人の身体能力の高さを買い、2人を猟犬部隊へとスカウトする
猟犬部隊入隊後は様々な任務をこなし、相も変わらず厳しい日々を送るも、確実に増えた収入に2人は希望を見出していた
いつか中層で2人で一緒に過ごす、そんな小さな約束を交わしていた
しかし、猟犬部隊が『機関ヘヴンズ』の傘下に入った際に、哨戒任務中に『黒の傭兵』の襲撃に逢い、部隊はほぼ壊滅
隊長も決死の覚悟で黒の傭兵に挑むも敵わず、亡き者となってしまう
残されたアッシュとレオナはヘヴンズ本部に増援を要請するも、猟犬部隊は元より捨て駒として雇われた事を言い渡され、絶望してしまう
それでも最後まで抗った2人だが、アッシュを庇いレオナは致命傷を負ってしまう
約束を守れなかった事、再び1人にしてしまう事を謝りながらも、それでもアッシュに生きていて欲しいと告げながら息を引き取った
しかし、怒りで我を忘れたアッシュは、黒の傭兵に斬り掛かる
そして、たとえ勝ったとしても自分にはもはや何も残っていない事を悟ったアッシュは、一瞬の隙を突かれ斬られてしまう
黒の傭兵が去った後、瀕死の状態のアッシュに観測者のFOX局員が接触
現場での突発的な戦闘、及び機関ヘヴンズについての情報を得るため観測者はアッシュを保護するも、ただの雇われの身であったアッシュにわかる事などほぼ無かった
帰る場所も、共に過ごす仲間も失い途方に暮れるも、自らの命を救った観測者に恩を感じ、アッシュはそのまま観測者へと入社する

局員としての詳細

下層の便利屋での経験から、身のこなしは非常に良く、悪環境下でも問題無く行動ができる
猟犬部隊での戦闘経験もあり、一般局員の身でありながら執行部相当の戦闘力を有する事から
一般局員としては異例の『執行部代理』の任を受けている
前述の通り、悲惨な過去の経験から仲間を失う事を酷く恐れている
そのため、たとえ残機システムがあろうとも危機に陥った局員を自分の身の危険を顧みず助け出す傾向にある

一方で知能はお世辞にも高いとは言えない
慣れない報告書の書き起こしに毎度頭を悩ませている
総務部に急かされる事もしばしば
また、アッシュの書類の一部には謎のメモが書かれている事も
集中力が切れた際の落書きがそのまま残されている例である   消せよ

基本的にはほとんどの局員と友好的に接しており、特に保護された際に接触したFOX局員にはもはや懐いていると言っても過言ではない程親しくしている

アッシュから見た様々な物事

・観測者
自身を死の淵から救ってくれた、恩を返すべき存在
会社自体も、局員達も皆等しく守りたいと願っている
...最も観測者に仇なすような裏切り行為には容赦はしないが
このようにすっかり観測者の犬と化している
...忠犬アシュ公(ボソッ)

・ヴィルーパ下層
かつて住んでいた場所 それ以上でも以下でもない
下層の人間に特別な仲間意識を抱いている訳でもなく、また嫌悪感を抱く事もない
下層をより良いものにしようとも思う事もない故にレジスタンスには一切の興味は示さない
むしろ観測者の脅威になるのでは、と警戒する事もある
「世界を変えようとするのは結構ッスけど、結局は奴らが上に立ったらまた今の現状と同じことを繰り返すんスよねェ?」

・黒の傭兵
かつての仲間達を葬った怨敵であるが、後に解説予定の『仇花事変』にて運命の悪戯か、共闘する事となる
お互いの背負った過去を知り、星の命運を掛けた戦いを共に制した二人は、一方は恨みつつもその強さを目標とし、また一方は取るに足らない存在だったはずが一目置くようになり、互いに認め合うような奇妙な関係となっている
...が、アッシュは相も変わらず黒の傭兵を「クソ傭兵」と悪態をついている















































































































































『因子』と『ヘルハウンド』について

アッシュがFOX局員に瀕死の状態で発見された際に、医務課の到着までの延命措置として体内へ注がれた『妖力』が大元となり、そのまま体内に残留し定着した妖力が時を経て徐々に変質していった結果、アッシュ局員の身体能力を飛躍的に高める『因子』へと変質した
因子の活動が活発化すると『赤い瘴気』が体外へと放出され、身体能力の上昇作用が働く
また、精神もより好戦的になり、相手を徹底的に追い込むような戦闘スタイルに変貌する
この際の戦闘の様子を見た一部局員達の「敵を決して逃がさない、まるで地獄の猟犬のようだった...」という証言からこの状態を『ヘルハウンド』と名付けた

...また、妖力の作用はそれだけでなく、■■■の『半眷属化』も確認されている
FOX局員に懐いているような様子も、半眷属化したことによって引き起こされたものだろう




























...因子の研究、観察は医務課のナズナ局員が深く関わっている可能性が高いが、真相は未だ不明

































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