「日誌ってなんだっけ」

さて、この日誌が投稿される頃には公開稽古まであと数時間になっていることでしょう。現在の時刻は……何も見なかったことにして、最近の稽古について振り返りつつ心情を書き起こすことで整理していこうと思います。

本番まであと少しということもあって、稽古内容もより細かに深いところまで触れるようなものになっています。なぜそのような言動を取ったのか、またその時どのような感情を抱いていたか、そしてその感情はどういった形で表れるのか、もしくはその感情をどうやって隠すのか、そこを補強するための各々の関係性はどうなっているのか、以上を踏まえてあなたはどう思ってどうしたいか等々。

ええ、わかりますよ。パッと見ただけでこれを理解して表現できるなら、あなたにはその道のセンスが備わっています。誇ってください。でも、少なくとも頭上に?を浮かべて首を傾げている人が居る事でしょう。これを書いている自分だって首を傾げています。

何が言いたいかというと、未だに答えは見つけられていませんということ。そう言うと「答えなんて無いから大丈夫だよ」と思うことでしょう。ですが作品として仕上げて人前で演じるにあたり、確固たる答えのようなものを持っていなければ響くものも響かなくなってしまう(と勝手に思い込んでいます)。それが不安で仕方ありません。

……話を変えましょう。ああ、全体を通してのテンポについても触れておきましょうか。ご存じの方も居るでしょうが、今作は結構な文字数なので普通に読み物として読んでもそれなりに時間が掛かります。それが声劇になることでより顕著になります。なので稽古や自主練を含め、いかにテンポよく、それでいて軽くなって仕舞わない、良い塩梅を目指しているところです。

そうだ。配役も公開されているしちょっとその辺に触れると、自分にも結構な長台詞?シーン?があるのですが、まだまだ読み切るだけで精一杯で悔しさ……よりも虚しさに苛まれてしまいます。だって

(ここから先は破り捨てられている)

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