既存の著作物に酷似したAI画像生成、投稿に関するお詫びについて

私がKindleで発売したAIグラビア写真集に既存の著作物に酷似したAI生成画像を含んで販売したこと、 既存の著作物に酷似したAI生成画像を投稿していたこと深くお詫び申し上げます。
はじめに、今回の事案はAIでの画像生成が悪いわけではなく、私個人に責がある点をご理解いただけますと幸いです。
7/22より、直接ご迷惑をおかけした方々への謝罪と償いを最優先で進めており、方向性がまとまりつつありますので状況について報告いたします。
他者の権利を侵害するような行為を行ってしまったこと深く反省しております。
不快な思いをさせてしまった皆様大変申し訳ありませんでした。
AI生成に携わる皆様、界隈のイメージダウンとなる行為を行ってしまい大変申し訳ありませんでした。
応援して下さっているフォロワーの皆様、裏切るような行いをしてしまい大変申し訳ありませんでした。
経緯や対応について以下で報告します。

【経緯】
7/6に私がKindleで発売したAIグラビア写真集におきまして、
既存の著作物に酷似したAI生成画像を含んで販売しておりました。
具体的には、インターネット上からダウンロードした他者の著作物となる写真を用いてAIで画像生成を行い、写真集に該当の画像を含んだ状態で販売をしてしまいました。
該当の写真集は7/22に出版を停止し、販売ページにアクセスできない状態にしております。
また、その他にも既存の著作物に酷似したAI生成画像をインターネット上に投稿しておりました。
こちらに関しても、インターネット上からダウンロードした写真を用いてAIで画像生成を行い、投稿してしまったものです。問題のある投稿について削除をしております。

【画像生成に使用した手法】
AIでの画像生成において、テキストから画像を生成するtxt2img(text to image)と画像から画像を生成するimg2img(image to image)があります。
今回私が使用した手法は、テキストから画像を生成するtxt2img(text to image)の拡張機能"Tile"を用いて他者の著作物となる写真に似せてしまったものです。
txt2img(text to image)では一般的にプロンプト(テキスト)を入力することによって、画像を生成します。しかし、プロンプトを入力するだけでは意図したものとは異なる構図の画像が生成されることがあります。
私が使用した拡張機能は、プロンプトに加え参考画像を用いることで意図した構図の画像を生成することが可能なものです。
つまり、今回問題となった生成画像は、txt2imgでAIのランダム性によって偶然出力されたものではなく、元となる画像に他者の著作物を利用して構図を意図的に参照させたものになります。
"Tile"が悪いわけではなく、元となる画像に他者の著作物を使用したことが問題であり、AIでの画像生成や上記の拡張機能が悪いわけではないこと、私個人に責があるということをご理解いただきたいです。

【直接ご迷惑をおかけした方々への謝罪と償いについて】
7/22より、直接ご迷惑をおかけした方々へ謝罪の連絡と償いを申し入れております。誠心誠意謝罪し、償いについて下記2点でご了承いただくことができました。
今回、多大なるご迷惑をおかけしたにも関わらず、平穏な形での解決にむけてご尽力いただいたこと、心より感謝申し上げます。この場でも改めて謝罪させていただきます。大変申し訳ありませんでした。

1.補償
私が不当に得た利益の返還に加え、今回の事案で与えてしまった”二次被害”に対する補償を申し入れ、これをご了承いただいております。”二次被害”については下記2に詳細を記載します。

2.本来インターネット上に出回るはずがない画像の削除活動
インターネット上から元となる画像をダウンロードした点を説明したところ、該当の画像は本来、有料の写真集内でしか閲覧することができないものであり、インターネット上に違法に転載されていることも問題である旨をご教示いただきました。
また、今回の事案によって、違法転載されている画像がより強く流布してしまったという二次被害についてご指摘いただきました。
この二次被害について、関係者様に及ぶ被害を少しでも軽減するために、違法転載の削除依頼活動を申し入れています。実際には、第三者からの削除依頼では相手方も応じない可能性もあるという判断から、私の方で違法転載先を調査して一覧表にまとめ、近々先方へ提出することになっております。

【なぜ他者の権利を侵害する行為を行ってしまったか】
現在、自分の行いを振り返り、反省し、再発させないために、他者の権利やなぜ不誠実な行為(不正)をしてしまったのか勉強をしています。
その中で「不正のトライアングル」というものを知りました。人が不正行為に走るときには、①不正を行う動機、②不正を行う機会、そして③不正行為を正当化する理由 の3つの要素がそろっているというものです。
この「不正のトライアングル」を参考に原因と対策を報告いたします。

①不正を行う動機
"Tile"の機能について、はじめは自身でtxt2imgで生成した画像等、他者の権利を侵害しない元画像を用いてを使用しておりました。この機能によって、プロンプトだけでは苦労していた構図を狙い通りに再現できるようになりました。
画像生成活動を続けていくうちに、ポージングや構図の参考にするためにインターネット上のグラビア写真を参考にしたり、実際にグラビア写真をもとに画像生成を行うようになりました。
その画像をSNS上に投稿したところ反響があり、"Tile"の元画像に他者のグラビア画像を用いることが多くなっていきました。
私の行いに対して”○○さんの写真と似ている”とご指摘を頂いたこともありましたが、著作権やパブリシティ権といった他者の権利に対する認識の甘さや、反響があったやり方を手放せないという自己中心的な考えがあり、元画像に他者の著作物を使用することをやめることができませんでした。
著作権やパブリシティ権といった他者の権利に対する認識の甘さを猛省し、継続して勉強をしていくことで自分を律していきます。

②不正を行う機会
インターネット上には合法なもの、違法なものも含めて参考にできるグラビア画像が溢れていました。これらの画像のダウンロードはもちろん、参考にするための閲覧も自粛します。
私が今回不適切に使用してしまった拡張機能については、著作権やパブリシティ権を正しく理解できていない状態で使用してはいけないと反省し、使用を当面自粛します。

③不正の正当化
写真に対する著作権やパブリシティ権についてよく理解していなかったこと、知ってからも自分に都合が良いように曲解してしまっていたことから、私の行いに対して”○○さんの写真と似ている”とご指摘を頂いた際も、人物やディテールは元写真と異なると自分を正当化してしまっていました。
直近、他者への権利について勉強を進める中で、自分が犯した過ちを認識し、取り返しのつかないことをしてしまったと反省しております。
著作権やパブリシティ権といった他者の権利に対する認識の甘さを猛省し、継続して勉強をしていきます。

【今後の対応】
直接ご迷惑をおかけした方々からの指示に従い、償いを行っていきます。
また、著作権やパブリシティ権といった他者の権利に対する認識の甘さを猛省し、継続して勉強をしていくことで自分を律します。
不快な思いをさせてしまった皆様大変申し訳ありませんでした。
AI生成に携わる皆様、界隈のイメージダウンとなる行為を行ってしまい大変申し訳ありませんでした。
応援して下さっているフォロワーの皆様、裏切るような行いをしてしまい大変申し訳ありませんでした。

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