「開かれた家」をつくる(2)

前回書いたことを思いながら、物件探しを開始した。物件は最初から京都で探そうと決めていた。周りの人からは、あれっ、京都出身でしたっけ?とか言われたけど、京都には住んだことはない。

そもそも何で京都なのかということについては、以下のような点があると思う。

1)京都は日本の文化の中心である、少なくとも海外からはそう見られているし、海外からの訪問客も多い

2)京都には芸術系の大学が集まっている(東京にも芸術系の大学は多いが東京は広すぎると思う)

1)が何故重要かというと、少なくとも文化の中心として長い歴史を持ってきたということは、どういうものが永続きするのかについてのヒントが多くある街であるから。それと海外からの観光客を惹きつける街ということは、新しいことを始めるにあたって、必ずしも日本人社会のみを意識しなくてよいから。2)については、今後新しい文化を担う人材は芸術系の大学や大学出身者であると思っているから。

実際、京都で物件を探し始めてみると、そもそも観光客としてしか京都に来ていなかったため、土地勘が全くなかったので、不動産会社の物件の内覧会を利用して、物件とその街を歩いてみるということを繰り返した。

場所的には、北大路、車折神社、伏見、二条城近くなど特定の場所に拘りなく、物件も京都ということで最初は町屋をメインに廻っていたが、町屋は良さげな物件は高く、それなりの価格だとあまり魅力的でないか、連棟になっていたりでこれという物件がないので、しばらくして町屋に対するこだわりを捨てて、普通の中古物件も探すことにした。そしてようやく左京区によさそうな物件を見つけたのでした。

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