そろそろチップ制度を入れたらどうか?と思ったけど。。

先週、久しぶりに東京に3日間ほど行ってきた。東京で食事を何処でしようかと迷った時には、良くチェーン店を利用する。でもそれなりに味も期待したいので、大戸屋やねぎしに行くことが多い。

大戸屋の店員は、以前から外国人の店員が結構いたけど、今回はねぎしでも外国人の店員が多いのには少し違和感があった。それは以前「カンブリア宮殿」にねぎしの社長が出ていた時、うちは店員の教育に力を入れているので、安易に全国展開しないのだ。その例として、店員が客に注意していて、水やごはんのお代わりを事前に気づいて、水を入れてくれたり、お代わりどうですかと聞いてくれたりすることをあげていて、実際そうだったので、それが根岸のいいところだと思っていた。ただ、今回行った新宿の店では外国人の店員はそこまでできてはいないようだった。でもそれは、ねぎしに期待するレベルではなかったというだけで、飲食店の店員として普通に仕事をこなしていたし、それは、大戸屋の店員も同じだった。

やはり飲食業界で店員の給与をあげるのはなかなか厳しいので、日本でもチップ制、それもデジタルコインでチップをあげるとかしたらどうなんだろうか。これは店員にとっても、飲食店の経営者にとっても利するところあると思うのだ。店員は給与以外の収入を得られるし、それをデジタルで得られることで、1つの評価として別の店で働く際のプラスの経歴として使える事にもなる。店側にとってもチップは客が払うので、店の費用が増えるわけでなく、また採用の際、どれだけチップという形で評価されてきたのかがわかるようになれば、よりサービスの良い店員を雇えることになるのではと思う。

お金でサービスを買うのかというのもあるかもしれないけど、ますます外国人店員に頼らないといけないのなら、チップ制度は別に他の国でもあるのだから、デジタルと結び付けてサービスの可視化をすればいいのではと思う。ちゃんとチップという対価を払った評価の方が信頼できるような気がするがどうだろうか。お店は味だけでなく、店員のサービスも大事だと思うのだ。

ということを昨日描いたんだが、今日のLobster Letterの記事”「チップは良きサービスの対価である」のウソ”を読んだ。念のため、元の原文も読んでみたが、Uberでのデータからチップが、良いサービスに対して払われるというより、運転手の属性、特にチップを渡すのが男性が多いので若い女性ドライバーが沢山もらうとか、出張のため、自腹ではないとかの条件の方がチップを払う、払わないに影響しているということだ。

Uberの運転手と飲食店の従業員のサービスでは違うかもしれないが、金銭的なインセンティブが良いサービスを必ずもたらすものではないという指摘は重要だ。しかしそれではどうやれば飲食店のサービスをうまく向上させられるのかということは、もう少し考えてみる必要がありそうだ。



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