PCを買った話と落合陽一
念願だったマイPCをついに購入した。
さぼり続けたnoteの更新をちゃんとせねばならぬという焦燥感から衝動的に買ってしまった。
といっても4万前後のものなのでいいやつではないが、中古にしては悪くないスペックを手に入れることができたし、動画等を見る予定もないため充分かと思う。
本当はゲーミングPCが欲しかったがさすがに手が出ない値段で断念した。
いずれお金を貯めたら早々に購入してゲーム配信なんかもやってみたいところではあるのだが。
PCを買った理由の一つに落合陽一がいる。
ツイッターでも呟いたが、落合陽一の
「日本再興戦略」
を読んだ。
この本の書評はまた今度ゆったりと書きたいと思うが、落合陽一は狂人に見える天才である。
有名になったのはレトルトカレーをストローで食す変人ぶりが話題になったあたりだったかと思うが、行動の外れっぷりは大した問題ではない。
実際には思考の深さ、速さという点で飛びぬけた人間であり、その点に限って言えば天才というよりは究極の秀才というイメージである。
私が落合陽一という人間に興味を持ったのは、哲学である。
彼の「Work as Life」という哲学、そしてそれを体現する作業量と集中力には圧倒的な差を感じるし、それは私が憧れ続けているものでもある。
睡眠の平均は4時間。
スケジュールは分単位で埋められ、対談企画のっ真っ最中にもiPhoneを使い、会話と仕事を両立。
研究の邪魔にならないつぶグミを主食とし、寝る間を惜しんでドラクエに励む。
平たく言えば、
「やりたいことに狂う力」
と表現すればいいのであろうか。
一流アスリートがスイッチの入った瞬間の研ぎ澄まされた空気。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANTやブルーハーツがステージで見せる異様なまでの高揚感。
落合陽一の日常全てを仕事と研究に投げ打つ没入の深さ。
分かりやすく例えるなら、GIANT KILLINGの達海をイメージして頂きたい。
狂気を孕んだ純粋さこそ得難い才能の一つであり、そこには美しさと熱狂が宿る。
人生の密度があまりにも違い過ぎた。
愕然とするほどに、絶望すら許されないほどに。
だからこそ私は、少しでも近付きたかった。
せめてツールだけでも買わねば動けぬという危機感からPCを購入するに至った。
PCがあればできることは飛躍的に増えていく。インプットもアウトプットも圧倒的に便利になる。
しかしそれを体現できるかはツールではなく、私の精神状態がどれだけ狂えるかにかかっている。生ぬるい思考、精神の人間には相応の成果しか出せないのだ。
私の顔が不健康に近付けば近付くほど、それが正しい道なのだという余りにも歪んだ思想の元、私は今日もモンスターエナジーを流し込んで虚ろな目でゾンビのごとく暮らしている。
・・・30歳ぐらいで死んじゃいそうだけどね。まあ27歳を超えれば人間長生きだからね。カートコバーンより長生きしたら十分じゃないかな。
いただいたサポートを元に、物書きとしての活動を目指します。第2の人生の応援を、宜しくお願い致します。