チャット GPT ✕ 子育て 【幼児期編】
チャットGPTはすごい。
チャットGPTは便利である。
孫正義さんのスピーチの中で、AGIの話が出てきて、チャットGPTを活用しない手はないと言っていました。
スピーチでは、チャットGPTやAIは、これからどんどん自分たちで学んでいき、やがて人間の叡智、人間の知識をあらゆるテーマで抜いてしまうだろうという風に言っていたんです。
確かに、チャットAIの進歩はすごいし、活用の仕方は本当に無限にあると思います。
2024年8月、今の現代の時点でもこんだけすごいんだから、あと10年後になったら一体どうなるんだろうって、むしろ怖さも覚えるくらいです。
ですが、この子育てや人間育てに関しては、注意しなければならない点もあります。
もちろん、これはすでに一般的に言われていることですが、実際にチャットGPTを使ってどんなことに気をつけなければならないのか、どういった視点で意見を述べていくかが大事です。
チャットGPTを使ってしてはいけない子育て、幼児期編、ということで、してはいけないこととしては「何かを調べる」ということが挙げられます。
何かを調べる?
いやいやいや、逆にチャットGPTを使うのは、何かを調べるためにあるんじゃないの?むしろ逆だろって思う人も多いでしょうが、僕の中では、チャットGPTの使い方には本当に気をつけなければならないと思っています。
この時期に子どもにチャットGPTを使って物を調べるというのは、非常に危険だと思っています。
その子の人間性を育てるために、チャットGPTは100点満点、欠点がないのが良さです。
しかし、人間というのは逆で、欠点があるのが良さです。
例えば、何か物を聞いたときに「わからんかったらちょっと待ってな」とか、「わからなかったらちょっと調べてみるわ」とか、ちょっとした迷いや困った顔、逆にわかった時の嬉しさや「そういうことか」という驚きが人間にはあります。
そういった感情を子どもたちが学ぶことが大切です。
チャットGPTに聞けば、何でも100点の回答が一瞬で返ってきます。
例えば、「なぜ羽がパタパタしているのか、わかりやすく教えて」と言うと、バーッといろいろ返してくれますが、それには人間らしさがありません。
もちろん、そのらしさをAIに表現させることはできるかもしれませんが、それは所詮作り物であって、感情から来た表現ではありません。
だから、大事なのは、物を知るという行為の中に、人間らしい部分を子どもに教えてあげることだと思います。
幼児期、特に3歳から5歳の時期には、周りの大人の顔や表情を見たり、感情にたくさん触れることができます。
その時期に、100点の答えをポンポンと返す環境ではなく、ボールを投げたときに、ちょっとそのボールが止まったり、来たりするようなコミュニケーションの仕方を学ばせることが重要です。
人間らしいやり取りを学ばせる意味で、チャットGPTの使い方には気をつけなければならないと思います。
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