むむむ

繊細系教員のサバイブ記録。学校で働いていて日々感じることをつらつらと書いています。26歳女性、教員2年目(私立)、中学2年生を担当、担当教科は国語、教育系の院卒です。よろしくお願いします!

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繊細系教員のサバイブ記録。学校で働いていて日々感じることをつらつらと書いています。26歳女性、教員2年目(私立)、中学2年生を担当、担当教科は国語、教育系の院卒です。よろしくお願いします!

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繊細さんにはしんどい教員の仕事

私は、わりと繊細な方だと思う。 細かいことが気になるし、根は完璧主義だし(気を付けるようにしているけど)、人に嫌われないようにいつも自分の振る舞いを気を付けている。 人が近くにいるだけで、結構疲れる。 このような自分の性質を考えると、教員はなかなか過酷な仕事だと思う。 胸を張って「適職だ」とは言い難いし、繊細な人に教員になることを勧めるかといわれたらおそらく渋ってしまう。 (それでも私は、今のところ、教員を細く長く続けていきたいと思っている。) 今日は、教員の仕事において

    • 教員の生きづらさの根本原因は、自分で自分を肯定できないこと

      最近は、月曜日が辛いとか、仕事を楽しめないだとか、情けないことにネガティブな記事を書いていた。 こういう「生きづらさ」「生きることへのめんどくささ」って、それなりに一生懸命社会人をやっていたら、誰でも感じるものなのかもしれない。 今日は、教員という仕事の「生きづらさ」がどこから来ているのかを、自分なりに掘り下げて考えてみることにした。 生きづらさ=自分で自分を肯定できないこと まず、学校で働いていると、私みたいな繊細な人間は、しょっちゅう傷つく。 生徒が話を聞いてくれ

      • 仕事を楽しむのが下手(教員2年目)

        教員の仕事をあまり楽しいと思えていない。 でもnoteを見ていると、なんだかんだいいつつも、教員の仕事にやりがいを感じながら、情熱を持って働いている人が結構多くいることが分かる。 私には何かが欠けているのだろうか? どうして楽しいと思えないのだろう? 今日はこのことについて掘り下げてみようと思う。 色々と頑張っても、成果が見えにくい 教員の仕事のしんどさは、これが一番大きいんじゃないだろうか。 授業準備や生徒指導、色々と工夫しても、正直成果が上がっているのかがよく分から

        • 学校の先生、月曜日がつらい

          自分で選んだ仕事。 やりがいもそれなりに感じている仕事。 それでも、月曜日がこんなにしんどいのはなぜだろう。 月曜日の午前中は、毎週必ずと言っていいほど気分が落ち込んでいる。 仕事に対するモチベーションが低い。 心がついてこないのに、とりあえず手を動かしてタスクをこなす。 生徒の発言や行動も、普段より心に刺さる(悪い意味で)。 普段と比べて明らかにイライラしやすいし、不安になりやすい。 自分自身のコンディションが、生徒への対応に影響してしまいそうになる。 そこをぐっとこら

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        繊細さんにはしんどい教員の仕事

          教員の仕事に「熱さ」は必要か?

          日本では、「熱意のある教師=いい教師」というイメージがまだまだ根強いように思う。 そして、このイメージが形成されたのには、学園ドラマの影響が大きいのではないかと私は勝手に思っている。 生徒のために自分の時間を犠牲にしてひたすら奮闘する教師。 熱い語りかけによって、生徒の心を変えようとする教師。 そんな教師像が描かれているドラマはとても多い。 こういった学園ドラマ的「熱意」は、はたして教師の仕事において重要なのだろうか? 私は、「熱意のある教師=いい教師」という等式は成立し

          教員の仕事に「熱さ」は必要か?

          日々奮闘する繊細さんにおすすめしたい2種類の瞑想

          先日、以下の記事に、繊細な人にとって学校現場がいかにしんどいかという話を書いた。 こちらの記事、おかげさまで100近くスキを頂いている(嬉しい!)。 私と同じく、自分なりの理由があって、刺激が強い現場でどうにか仕事を続けていこうと奮闘している人は、私が思っている以上にたくさんいるのかもしれないと思い、心強かった。 今日は上記の記事と少し関連して、繊細な人の回復方法について書いてみる。 繊細さんに必要なのは「回復スキル」 よく、繊細さん関係の本などで、「繊細な人は自分に合

          日々奮闘する繊細さんにおすすめしたい2種類の瞑想

          大学院は「ゆっくり時間をかけて大人になれる」場所

          日本では、大学を卒業してすぐに就職するのがまだまだ一般的だ。 私のnoteを読んでくれている方々も、新卒で就職した人が多いかもしれない。 しかし私は、大学を卒業してからすぐ、大学院に2年間行っていた。 今日は大学院に行くことの良さについて、私なりの目線で書いていきたいと思う。 (あくまでストレートマスター(=大卒ですぐ大学院に進学するパターン)の目線で書いていきます) 研究力=文章力や事務能力の証明になる 文系修士卒は就職に不利などと言われることが多い。 しかし私は、修

          大学院は「ゆっくり時間をかけて大人になれる」場所

          厳しさと優しさのバランスが難しい。教員の役目って何だろう?

          自分が中高生の時、大人から厳しいことを言われるのがあまり好きではなかった。 なぜなら、学歴や就職といった社会のシステム、毎日行かなければならない授業、成績、部活、あらゆるものからすでに多大なプレッシャーを感じていたからだ。 時に、「あなたのためを思って言っている」などと教育的な大義名分を振りかざしながら、 若者に厳しいことを言うことで、自分の人生の満たされなさを解消しようとしているだけのように見える大人もいた。 だから、プレッシャーを余計にかけてきたり、ジャッジしてくる

          厳しさと優しさのバランスが難しい。教員の役目って何だろう?

          教員の多様性を大切にし合いたい

          学校には色んな先生がいる。 元気な先生、静かな先生、お母さんみたいに優しい先生、警察官みたいに厳しい先生、体育会系の先生、研究界隈出身の先生 etc…. 各々が自分なりの教育方針を持って、子どもたちの面倒を見ている。 今日はそのことについて書きたいと思う。 教育に正解はない 私は、唯一無二の正解を探すのではなく、色々な先生がそれぞれの良さを活かして働けば、それでいいと思っている。 そもそも教育には、時代によって「良さそうな方向性」はあっても、唯一無二の正解はないと思う。

          教員の多様性を大切にし合いたい

          繊細な先生は「強気でいく」くらいがちょうどいいのでは

          繊細さんが苦手なことの一つに、「自信を持つこと」「強気でいること」があると思う。 これ、私も超苦手だ。 繊細な人って、色々な細かいことが見えるからこそ、自分が大した人間でないことを自覚しているし、謙虚な傾向があるのかもしれない。 また、特に日本社会では、謙虚な方が好感度が高まる傾向にあるので、そのことも繊細さんの謙虚さに拍車をかけているのだろう。 ただ、教員をやっていると、時に謙虚になりすぎず、「強気でいること」「自分のやっていることに自信を持つこと」が大事だなと思うこと

          繊細な先生は「強気でいく」くらいがちょうどいいのでは

          教員のメンタルを蝕む「べき思考」(後編)

          前回、「べき思考」がどのように若手教員のメンタルを蝕むのかという点について書いた。 今日はその続き。 「べき思考」に満ちた環境の中で、教員を細く長く続けるためにどのようにメンタルを保っていくのか、私が考えていることを書いていく。 教員のマインドセットを形作る「べき思考」 前回も言った通り、学校現場は多くの「べき思考」で支えられている。 例えば 「生徒は全員が集中するべき」 「全員が自分が指導している教科を好きでいるべき」 「全員が真面目な生徒になるべき」 「生徒は全員が

          教員のメンタルを蝕む「べき思考」(後編)

          教員のメンタルを蝕む「べき思考」(前編)

          前回、教員を「細く」「長く」続けていきたいということとその理由について書いた。 「細く」「長く」続けていくためには、メンタルを保つことが必要になってくる。 今日は教員のメンタルと深く関係しているであろう「べき思考」について書いていく。 学校現場を支える「べき思考」 1年半やってきて思うことは、教育現場はたくさんの「べき思考」に支えられて成り立っているということだ。 「校則は守らせるべき」 「式典中は静かさせるべき」 「授業中は生徒にこう振る舞わせるべき」 「教員は熱心

          教員のメンタルを蝕む「べき思考」(前編)

          教員を「細く」「長く」続けていけたら

          教員になったけれども、一生懸命頑張りすぎて数年でやめてしまう人が多い。 私もまだまだ2年目なので他人事とは思えない。 やめたいと思う日もあるし、数年後、教職を離れる日が来るのかもしれない。 でも、先輩の先生方を見ていると、教員は長く続ければ続けるほど良い仕事なんじゃないかとも思う。 今日はそのことについて書きたいと思う。 続ければ続けるほど給料が上がり、仕事が楽になっていく まず、教員はたとえ私立であっても公務員的な性質を持っているので、給料は基本的に年功序列で上がってい

          教員を「細く」「長く」続けていけたら

          むむむです。(自己紹介)

          こんにちは、むむむです。 私立の中学校で国語の教員をしています。 教員をしていると、本当に日々色々なことを感じます。 良く言えば刺激的、悪く言えば心が休まらない仕事だなと思いますね。 それらは、ポジティブな気づきであることもあれば、行き場のないモヤモヤであることもしばしばあります。 せっかく色々と感じているのなら、それらをどこかに残しておいて、自分の知り合いにでも読んでもらいたい。 そして、あわよくば同じような気持ちで働いている先生方の支えにもなれたらなと思い、note

          むむむです。(自己紹介)