2017年アナトミートレイン解剖④

手強い時差ボケ、4時に目が覚め仕方なく身体を動かす。同じ姿勢の作業が続くため、腰やふくらはぎに痛みがあるので、持ってきていたフォームローラーに乗りながら、ニュースピックスで最新情報を読みあさる。時間は早いが空腹感もあるので、サンドイッチとオレンジジュースを口にして、少し休んでホテルのジムへ。早起きの外人さんとラボのグループの方がすでに走っていた。
自分も軽い負荷をかけ少し身体をほぐして、外へジョギング。朝は肌寒い。

今日は掃除のおばさんが来る前に部屋を出てロビー前のスタバでコーヒーを飲みながら休憩。

時間が来たので、ミーティングルームへ。谷さんからいきなり残念なお知らせ。明日からアリゾナでは珍しく雨☔️らしい

ミーティング内容は体の中のミクロな世界。水和作用や白血球の活動を映像を通して学ぶ。

ちなみにその映像はYouTubeでも観ることができる。XVIVOで検索するとでます。
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ただ昨年も観たが、説明を受けないとわからないことがあるため内容を教えてもらい理解が深まった。

３日目の解剖、ラボへ。

友人から医療用グローブを頂き、参加者が使えるように入り口に置いてたら、高いグローブだけあって使いやすく早くもなくなってしまった。自分の分は少し残しとけばよかったか？まぁ、わざわざ箱ごと持って来たので参加者に喜んでもらえて良かった。

今日も献体を冷蔵庫から出す。出す途中で、昨日の宿題をトッドから確認。他のグループの左腕が足ほど膨れ上がった珍しい献体。参加者数名が手を上げ、内容を答える。ほとんどの意見が骨肉腫であるとの回答。

そして、今日の課題。
まず厚みのある前腕や、下腿部の筋膜を剥いでいく。顔のマスクも外し、頬の皮膚も剥いでいく。顔の皮膚は筋肉と結合しやすいため非常に難しい。トッドの作業を見ながら真似するが、達人の真似は容易ではない。

午前はあっと言う間に終了。
まだ天気はいいので、歩いて近くに食事に出かける。食事を終え、毎日寄るサブウェイが入っているマーケットで、コーヒーを買ってラボの前の芝生に寝転がり休憩。
アメリカの道路脇の芝生はどこも綺麗にされていて気持ちがいい。雑草が生えてたり、延びたりしているものをまだ見たことがない。

午後に入り、うつ伏せの状態から、広背筋を下からめくるように剥ぎ、その後、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋を体から離さないよう切りわける。
他の献体に比べ筋肉の厚みが薄いため難しい。トッドが片側だけ行い見本を見せてくれた。

次に仰向けに戻し、背中から切り分けた流れでお腹側に向かい、内臓をあらわにする。小腸を広げてみたり、女性であるから、卵巣も観られる。手を突っ込み横隔膜も確認。
ここで本日は終了。トッドの指示で、わまりに散らばった組織を集めて、丁寧に保存。提供頂いた体を粗末にはできない。

ホテルに戻り、走りに行く前にフォームローラーで体をほぐしていたら、猛烈な眠気がきてなんとそのまま床で爆睡。起きたら夜中だった(　ﾟдﾟ)貴重な時間を損した気がする。