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【場末のアートコラム】現代アーティスト作品が採用されているアートワーク3選

はじめに

皆様が物心ついた頃に初めて買った音源はどのようなフォーマットだったでしょうか?

私が初めて購入したのはSOPHIAの街です。当時、ゲームソフトのブレス オブ ファイアIIIのCM曲になっていて、それを聴いて猛烈に欲しくなり、なけなしのお小遣いで買った記憶があります。今は見ることが出来ない8センチシングルの形状でした。曲もさることながら、ジャケットのアートワークを今でも鮮明に覚えています。

フォーマットがデジタル化した今でも音源のアートワークって大事だと思います。リスナーにとっては好きな曲はそのジャケットごと好きになったりしますし、きっとアーティスト側もジャケットのデザインは大事にしているのではないでしょうか。昔は”ジャケ買い”なんて言葉もありましたしね。

そこで今回は、アートワークに現代アーティストの作品が採用されているものを3つ紹介したいと思います。まずは分かり易い有名所のものを選んでみました。

今を輝くKYNEのアートワーク、「中山美穂/All Time Best」

まず1つ目はテイ・トウワや藤原ヒロシなど最近、様々なアーティストのアートワークに採用されているKYNEの作品です。

こちら初回限定盤のみKYNEのアートワークのようですが、KYNE girlと呼ばれる独特なタッチの女の子が見事に中山美穂で描かれており、とっても面白かったので選びました。

今となっては珍しいbanksyのアートワーク「blur / THINK TANK」

余りコマーシャル向けに作品を作らないイメージのあるbanksyですが、2003年に制作されたblurのアルバムTHINK TANKにはその作品が採用されています。

やはり、banksyだけあってこの作品のプロモポスターなどは今でもそれなりの値段で取引されています。他にも著名アーティストがアートワークを手掛けたレコードとかはプレミア化する傾向が高いので発売時から抑えておくのはありだと思います。ただ個人的にはTHINK TANKのデザインはあまり好きでは無いですね、、なんと言うかbanksyらしさが出てなくてデザインが凡庸と言うか。やはりbanksyのアートは反体制を訴えるときにこそ映えるもので、コマーシャル的な使い方には向いていないのかも。本人もそれを理解しているからこそ余り手掛けないのかも知れません。

当時世間的には無名?の村上隆が手掛けた「ゆず / ユズモア」

最後に紹介するのは村上隆が手掛けたゆずの作品です。

今となってはアートのみならず、ハイブライドからユニクロなど様々なファッションシーンでも作品を見かける村上隆ですが、こちらのアートワークが制作されたのは何と2002年。当時は世間的には村上隆はほぼ無名だったのではないでしょうか?セールスや認知度の高いアーティストを使って自身の作品の認知度もあげていく見事なセンスだと思います(だって当のアーティストより作品の方がでかい、、)。村上隆はアートを自己満足の芸術で終わらせるのではなく、きちんと商品として落とし込むマーケティング力に秀でていますね。しかし、こんな前からその姿勢が一貫しているとは、見事としか言いようが無いです。

探せば有名アーティストが手掛けているアートワークは無数にありますし、逆に自分が好きなアートワークを手掛けている作家を自分で調べてみるのも面白いと思います。意外とお気に入りの作家が見つかるかも?

最後に

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