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【場末のアートコラム】アートフェア東京2022について思うこと
アートフェア東京2022とは?
2022年3月10日から13日まで東京国際フォーラムで開催された国内最大級のアートフェアです。特徴としては、美術館での展示会やギャラリーでの個展と比較して、観せるためではなく売るために開催されるフェアであり、商業色が強いイベントであることです。
国内で有名どころのギャラリーの多くが出展することもあり、色んな作品が見たいからと言う理由で参加する方も多いですが、どちらかと言うと作品の値段も込みで投資的な観点で参加する方も多いのでないかと思います。
アートフェア東京の人気は今年がピーク?
さて、そんなアートフェア東京ですが出展するギャラリーの出典料と、参加者からの入場料で成り立っています。ビジネスモデルとしては、モーターショーなどの見本市と同じです。
つまり、基本的には集客力がイベントの成否の重要なファクターになってきます。集客力がないとギャラリーは高い出典料を出してまで展示する必要がなくなりますし、参加者としても有名なギャラリーが出展しないのであれば高い入場料を払ってまで参加する価値がないためです。
その観点で見ると、SBIアートオークションなど他の商業ベースの規模の大きいイベントや、同時開催されていたOKUROJIアートフェアなどアートラバー向けに住み分けがされたイベントが増えて来たことからアートフェア東京が一強の時代はすでに終わっていると考えて良さそうです。
この手のイベントは一度、集客力がなくなると一気に逆回転が起きて人気がなくなる可能性も十分考えれられるので今年がピークだったなんてこともあるかも知れません。
肝心の展示内容はどうだった?
肝心の展示内容についてですが、正直あまりパッとするものはなかったかなと言う印象です。
もちろん今をときめく色々な現代アーティストの多くの作品が観られたことに関しては良かったのですが、イベントの特性のためなのか、魅せ方にこだわったギャラリーも少なく雑多なイメージでした。
出品されていた作品の一部や会場風景を載せておきます。
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入場料は当日券で5,000円と結構高額なので、ギャラリーからの招待券などがない限り来年からの参加はしなくても良いかな、と思っています。
最後に
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