タイムフリーが終わる前に♪9の音粋「月9でかからなそうな曲総選挙」2022,2,28 つまみ聞き
日頃の番組の偏りを自認するDJ二人。言い訳と感謝のトーク。bayfm9の音粋(#キュウオン)月曜日。2022,2,28「月曜9の音粋でかからなそうな曲総選挙」タイムフリーが終わる前に是非お聞き下さい!ここではちょっとつまみ聞き。DJはスージー鈴木(スー)ミラッキ大村(ミ)
スー)記念すべき第100回でございます。皆さんありがとうございます!(拍手)
ミ)おめでとうございます。ありがとうございます。
スー)おかげさまで100回を迎えました。こんばんはあなたのお口の恋人、お耳の恋人、スージー鈴木でございます。
ミ)ミラッキ大村です。100回ですね。
スー)100回なんて思ってもみなかったですね。ありがとうございます。100回ですよ、ミラッキさん!感慨深いですね。
ミ)3ケタですね。そうですね。まあ、やってれば来るんですよ。続けてれば。
スー)続けることが大事ですね。反省せずに続けましょう。 ミ)はい。へへへ。
スー)さあ100回ということで。99回まで我々、基本趣味の音楽ばかりかけましたんで。
ミ)まあ、選んでますから我々が。
スー)で、まあまあその方針でやって行くんですけども、100回目ということでリスナーに開かれた番組を目指すということで偏りを是正したい、と。 ミ)はい。
スー)で今日は「月曜9の音粋でかからなそうな曲総選挙」とハイコンテクストなネタでございましたけれども。いいのが来ましたよ!たっくさん来ましたね。メールが。
ミ)メールもTwitterも、素晴らしいですね。趣旨を完璧につかんでる方が何名かいらっしゃいました。
スー)はい、なので我々がいかにも苦手そうな曲っていうのがどういうのか、って思われているかということですね。後ね、それの読み違えもありますので、それも是正して行きたいと思います。早速でございます。Twitterでもらいました、きおきおさん。「…HOUND DOG『ff』スージーさんもミラッキさんもあまりお好きではなさそうなので。」ミ)ハハハ。
スー)イイ感じですね。Amigo-zさん、もっと凄いですよ。「アルフィー『メリーアン』チャゲ&飛鳥…中々イイ感じかな。という訳で『ff』は別に私、苦手というよりも「浮気なパレットキャット」派なんですよ。HOUND DOGと言えば。ただね『ff』は歌詞が命令形でちょっとマッチョな感じが苦手だったかなと。☆「苦手」と言っちゃってる^^;
ミ)なるほど。
スー)基本的に私は若い時代にロッキングオンの産湯に浸かったので、ロッキングオン的じゃないものっていうのは、私の苦手と思われてるかもしれませんね。
ミ)そうなんですよね。10代の時読んでいた音楽雑誌の影響って大きく受けますよね。
スー)そうそうそう。HOUND DOGはロッキングオン・ジャパンに出てましたけれども、ど真ん中ではないという。続いてTwitterでのっぽさん、フフッ楠瀬誠志郎『ほっとけないよ』ハハハイイところですね。ま、別に絶対にかけないとは思わないですけれども、積極的にはかけない。ヒャハハハ。
ミ)そうなんですよね。何とも言えないそういう曲があるんですよ。
スー)苦手とか嫌いとかいうのは、まだハッキリしてるんですけど、中間ね、ニュートラルってのが一番扱いに困りますよね。…こんな感じで日頃月曜9の音粋でかけないような曲、距離感っていうものをイジりながら遊びながらかけて行こうかなと思ってます。さあ、行きましょうか。中々かからないですよ!
♪HOUND DOG『ff』 ♪楠瀬誠志郎『ほっとけないよ』
☆ロッキングオン派のスージーさんなので、今夜は「PATi PATi」系がかかるかも、と。
【70年代フォーク】☆新譜ジャーナル、guts系
♪山田パンダ『風の街』☆スージーさん伊勢正三派。拓郎ペンタトニッキーメロディ。コーラスシュガーベイブ。
♪ふきのとう『春雷』☆スージーさん言い訳。FM大阪での同時期発売オフコース『愛を止めないで』とふきのとう一騎打ちを聞きオフコースを選択した中1スージー少年。ふきのとうがかからないのは、オフコースが悪い!
☆2曲ともアレンジは瀬尾一三。
スー)メール来てますね。ずうとるびから始まるさん。「スージーさんが苦手なタイプの曲とは、これでもかというぐらいドラマティックなシンセサイザーが鳴り響く大仰な曲ではないですか」イーイとこッ!
ミ)♪パパパーパパパーパパ、パパッパーっていってましたもんね※『ff』
スー)シンセサイザーって言うよりDX7の音がちょっと苦手なのかもしれませんね。鳴り響いていた、あの時代でございますね。
ミ)あー、時代の音でもありましたね。
スー)そうそうそう。90年代になるとチャンネル数が多くなって音が分厚い。ビーイング系とかそうですけども。年齢的には80年代の方がいいのかなと思ったり。メールでトラちゃんさんから、「『ff』のマッチョな感じが苦手に声を上げて笑ってしまいました」事実でございます。今日聞いてもそんな感じがしました。
ミ)つぶやきで私はHOUND DOG好きですよ、と。今回ね、スージーさんが苦手ってだけで、別にHOUND DOG好きってことが悪い訳でもなんでもない。
スー)もちろんもちろんもちろん。 ミ)そこだけは勘違いして欲しくない。
スー)多様性ダイバーシティ!(笑) ミ)人には得意、苦手がありますから。
スー)そうですよ。その辺を楽しもうという企画ですから。
【ミラッキターン】
スー)100回目にして初の月9ソニック!かからなそうな曲リクエスト。ラジオ界のゲンキ力爆弾!スージー鈴木でございます。
ミ)今回のメールなどを見て、あ、月9はやっぱりスージー鈴木なんだなと思うぐらい。私だったら選ぶという曲がかなり入ってる。
スー)アハハハハハハ。じゃあ、こんだけ曲めっちゃ来ましたけど、ええやんええやんと。
ミ)僕から見たらかけますよ、とか、なんだったらかけました、という曲まで書かれてます。
スー)アッハッハッハハハ!
ミ)かけましたって曲が入ってるってことは、ここ1年とかここ数か月で聞き始めたからこそミラッキが選曲してたのを知らない…
スー)逆にありがたいことですね。
ミ)はい、とてもありがたいことではあるんですが。さっきも「TM NETWORK『Get Wild』あたりはかからないんじゃないか」ってつぶやいている…
スー)ハハあなたのストライクゾーンど真ん中や。
ミ)第1回の月曜9の音粋に私が最初にかけたのが『Get Wild』ですね。スー)ムフフフ。
☆ミラッキさんの弱い年代‘87(ミラッキさん7歳)
♪崎谷健二郎『思いがけないシチュエーション』
♪UP-BEAT 『KISS IN THE MOONLIGHT』☆作曲大沢誉志幸 U2み。
♪遊佐未森『地図を下さい』 ♪角松敏生『1975』☆若い頃角松敏生ファンに大プッシュされてもうイイかとなった。
ミ)途中ラップ出て来るのが“角松ジルシ”だなと。
スー)ちょっとカッコ良すぎるんですよね。 ミ)ハハハ出た!
スー)私あまりモテル方の音楽聴かない。あ、そんなことないか!ハハハ。
ミ)今回の企画で出会い直すことができて良かったなというのがありました。もちろん、先週野猿があんまり得意じゃなくてとかは言いましたよ。 スー)ハハハ野猿ね。
ミ)別に曲がどうっていうよりは「とんねるずのみなさんのおかげでした」あのスタッフの皆さんを含めたあの運動部っぽい感じが…
スー)ほら、ミラッキさんもマッチョ嫌いでしょ。
ミ)そうなんですよ。 スー)だから月曜9の音粋は反マッチョ。ハハハ。
ミ)はい、それだけの話だったりとか。おこさんがつぶやいていた、グループ魂。正解なんですよねえ。これは本業じゃない人がやってる、自分に近い人がやってるのを嫌悪する
スー)はいはいはい、近親憎悪。
【22:00台前半 Girl-POP】
☆大村雅朗だがかける理由が全くない^^;曲。聞いてみてもやっぱりかける理由が無かった。
♪榊原郁恵『Do it BANG-BANG』
♪ももいろクローバーZ『走れ!-ZZver.』
スー)公式記録員きっくんさんです。考察から始めますと。 ミ)なんでしょう。
スー)9の音粋月曜ではガールPOPがかからなさ過ぎるのではないかと調べたと。全選曲数1544曲の内15曲しかかかってない。スージーさんは0,45%しかかけてない。ミラッキさんは2,3%。 ミ)ハハ。それでも少ない。
スー)少ない。消費税以下ですよ。1位はユーミンで43曲2位松田聖子で30曲サザンオールスターズ28曲ドリームズカムトゥルー27曲というランキングだそうです…ガールPOPがかかってないということでのリクエスト谷村有美、相馬裕子、西脇唯…西脇唯『風の住む星』何を言ってんですか!シングルCD持ってましたよ!あんまり聞いてないけど(笑)
ミ)聞いてへんのかい(笑)
スー)ポテトチップスCMで気に入ったんでしょうね。確かにガールPOP聞いてこなかったですね。それぐらい80年代ロッキングオン価値観に染まっていたと。
ミ)0,45%って200曲かけても1曲いかないってことですからね!びっくりの数字だなあ。
スー)ヒャハハハ。あのねえ。あの~う~ん苦手としか言いようがないですね。
ミ)アハハハハハハ。
スー)遊佐未森よりボガンボスだったんですよ。EPIC的に言うとね。
♪西脇唯『風の住む星』
スー)ガールPOPが五臓六腑に染み渡りましたよ。
ミ)ガールポップゴゾーロップ、踏んできましたねえ韻を(笑)竹原ピストル!(※先週彼の朗読にスージーさんが感化されるというくだりがあった)
スー)あ、気付いてなかった。竹原ピストルがもう内在化してますね(笑)
【読み違えへのダメ出し】
スー)Twitterでうめちよさん「いつもはツウ好みで心つかむ選曲でかかったらちょっと!(^^)!ってなる結婚式ソング特集とかでヒルクライム『春夏秋冬』…」しかしこの方1番上に木村カエラ『Butterfly』入れてるんですよ。フフッ大好きです‼何を言ってんですかうめちよさぁん。読み違えですよ。私カエラーですよカエラー。
ミ)カエラーハハハハハ。そうですよね。
スー)むしろ一番好きですよ。ある意味全体の中で心が安らぐ瞬間です。
ミ)なにもソコ拾わなくてもいいじゃないですか!うめちよさんはねえ、言っときますけど今回の企画趣旨をきちんと捉えてる3人の1人ですよ!☆ミラッキうめちよ同一人物説
スー)ハハハ。うめちよ、ありがとう。これホントに難しい歌なんですよ。息継ぎがしんどい。木村カエラが一生懸命息継ぎしながら転調の多い、なあんつうんだろうなあコレ、キーボードで弾くべきメロディを歌ってる感じです。大好きな曲!うめちよさんありがとー‼ ミ)へッへッへッ。 スー)木村カエラ2009年Butterfly‼
♪木村カエラ『Butterfly』
【22:00台後半 意表をつかれる選曲】
スー)ラジオネームよっしい兄さん「女優タレントがリリースした曲はいかがでしょうか。香坂みゆき、高見知佳…綾瀬はるか『マーガレット』」あったあった!とか思って嬉しかったですよね。
ミ)ええっ!また嬉しくなったのかけるんですか⁈そうじゃないですよ、今回は。
スー)ちょっと一言言っていいですか。これね『綺麗ア・ラ・モード』とね並ぶんですよ。音楽的に。まず両方とも松本隆。『綺麗ア・ラ・モード』大好きじゃないですか♪ファファソ~ファソファソラソソ~。これがね♪ソ~ドドソソラ~ラ~ラ~厳密に言うとサブドミナントで9thが入るってのが、めっちゃ似てるんですよ。ただね『綺麗ア・ラ・モード』派としてはねやっぱりね『マーガレット』かけるのは忸怩たるものがある。
ミ)そうなんだ。そこまで2つに分かれるようなことに世の中ではなってないと思うけど。
スー)はい、多分日本で今初めて私が。このよっしい兄さんはサブドミナントの9thが好きで、でも『綺麗ア・ラ・モード』派だろう、と言ってると思うんですよ。
ミ)ハハッ全然書いてないですよ!
スー)薬師丸ひろ子の『探偵物語』と『Woman』ね。両方とも作詞が松本隆で作曲は大瀧詠一とユーミン。同じ構造で『綺麗ア・ラ・モード』松本隆と作曲は筒美京平、後に出たのが『マーガレット』作曲がユーミン。松本隆を行司にしてユーミンともう一人の優れた作曲家が戦ってるっていう頂上決戦という構図が同じ。 ミ)構図が一緒なんだあ。
スー)月9なんで今日『マーガレット』聞いていただいて、音楽的な近似性サビでサブドミナントの9thが入るということと、でもやっぱり『綺麗ア・ラ・モード』の方がスージーさん好きかな、っていう所を確かめながら聞いてもらえると。 ミ)なるほど。
♪綾瀬はるか『マーガレット』☆難しい話は置いといて単に聞いて下さい。割といい曲です^^;
【苦手の中のコレ1曲】
スー)槇原敬之!僕距離を置いて生きて来ました。ただね若い頃ホント1曲泣きながら聞いたイイ曲があります。『東京DAYS』’94のサラリーマン大阪から出て来て東京のワンルームマンションで半透明のゴミ袋で出すって歌なんですけど、ホッント当時の私!もう1曲。…ケダモノの嵐が好き過ぎて再結成後のUNICORNを酷評した⁈…再結成後にも1曲あるんですよ『HELLO』一説にはあるミュージシャンを追悼する意味で作ったと言われてるんですけど。私にも亡くなった会社の後輩がいまして、いつも墓参りに行く時にこの歌詞がいいんですよ。『HELLO』を聞きながら行くんですよ奈良のお墓に。UNICORN『HELLO』が好き過ぎて歌詞の内容ともリンクし過ぎて、個人的にグッと来るんですよ。
♪UNICORN『HELLO』
スー)最後は、いにしゃるMさんから『戦争を知らない子供たち』「言うまでもなく今子供でいる人も今後どの世代のどの国の子供も、戦争は常に過去の歴史で、知らないでいられるようにといただきました。他にも村ちゃんさんが「今の世界情勢からメンタルが削られて、放送100回を手放しで祝福できないもう一人の私がいます」あずあずおさんから「忌野清志郎がこの世からいなくなってから、天災人災戦争が起こる度に思うんです。清志郎がいたら何を歌うんだろう何を叫ぶんだろう」というメールをもらいました。『戦争を知らない子供たち』なんか絶対にかけなかったかと。80年代はこんなダサい歌は無いとか言われてましたから。本当に忌避されていたんですけれども。一昨年8月の東京新聞で作詞をされた北山修氏のインタビューに驚いてこの曲の真価に気付いたんですね。《戦争を知らないという歌詞を入れた曲がヒットするのはポップスの歴史として前代未聞でした》と。《この歌はめめしいと思うんです。歌詞も「涙をこらえて歌う事だけさ」でしょ。軍歌のようなたくましい歌ではない、戦うわけでもなく無力で臆病。戦争の時にまったく役に立たない》と。《『戦争を知らない子供たち』は右にも左にも否定されました。でもこの曲で守ろうとしてるのはめめしさなんです》めめしくていいんじゃないかと思うんですよね。戦争とかになって来ると、非常にマッチョでたくましい勇ましい言葉がばあーっつと出て来るんですよ。ここに北山修も書いてるんですけど「平和ぼけ」っていう風に70年代当時怒られたと。平和ぼけでいいんじゃないかなと思うんですよね。戦争ぼけなんかより、ずっとずっといいんじゃないかと思うんですね。マッチョな戦争ぼけより「めめしい平和ぼけ」最高―!と思います。北山修氏のメッセージがあん時はかなり批判もあって、僕も体感して皮膚感覚的に記憶はあるんですけど。今もう一回この曲の真価っていうのを、まぁちょっとアレンジとかはダサい感じもあるんですけれども、歌詞の内容っていうのが今求められている曲かもしれません。1971年この曲から半世紀以上経っております。
♪ジローズ『戦争を知らない子供たち』
☆月曜9の音粋はリスナーと作り上げている番組なんだと痛感。得意苦手があってもいろんな音楽をみんなで聞いてみよう、という回でした。北山修の記事《人生にはもっと楽しいコトや良い加減なことがあるにもかかわらず…強烈なメッセージは…それらの口を封じてしまい、思考の不自由を強いたと思う》は年々身近な空気になって来ています。いろいろな音楽とDJやリスナーのわちゃわちゃを聞ける為に、「めめしい平和ぼけ」で自分達の世界を守りたいです。
来週(3/7)《ソング・イン・ソング特集》
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