タイムフリーが終わる前に♪9の音粋(#キュウオン)「変名バンド特集」2023,10,30 つまみ聞き

冒頭から特集の不安を口に出し闇に入るもラストで何とか安堵へ導くDJと、この特集言い出しっぺ21世紀の選曲DJの“変名クソ眼鏡”2人^^;の音楽トーク番組bayfm9の音粋(#キュウオン)月曜日。2023,10,30《変名バンド特集》タイムフリーが終わる前に是非お聞き下さい!ここではちょっとつまみ聞き。DJはスージー鈴木(スー)ミラッキ大村(ミ)

スー)10月30日、10月30日?早っ!月曜日でございます、187回でございます。今晩は「ちゃんとちゃんとの」スージー鈴木でございます。
ミ)あ、味の素だ。ミラッキ大村です。
スー)フフフッ。日本シリーズは盛り上がり世界の政情は不安で、いろいろありますねえ。大味な日本シリーズになっておりますけれども(第1戦阪神8-0オリックス第2戦オリックス8-0阪神)つい2週間前まで仙台とか大阪とか、私もいろいろ行ってマリーンズ追っかけてたのが嘘のように(☆スージーさんはロッテマリーンズファン。クライマックスシリーズ2位になり追いかけたがオリックスに敗退^^;)。ニュートラルに日本シリーズ楽しんでおります。そういう中、世の中の動きとは一種隔絶されて我々は《変名バンド特集》。フフッ定義が難しいですね。「覆面バンド」っていうと最近ホントに覆面してるバンドがあるんで、1回それは置いといて。どちらかと言えば、割と知られてるバンドが違う名前で(活動してる)。
ミ)正体を伏せている場合が多いですね。
スー)そんなバンドが幾つあるのか。あったとして2時間もつのか。もしくは2時間もったとしても、企画モノが多いんで聞くに堪える曲か、ちょっと不安ですフフッ。
ミ)私が提案したテーマなんですけどスージーさんから「これは無理」が来るかと思ったんですけど、来なかったんで。
スー)プロフェッショナルですから、やるはやりますよハハハハッ。
ミ)ハハハハッ。
スー)最近はあるんじゃないですか?私の守備範囲ではあまり無かったかもしれない。1968-1974年迄ハハハッ私の守備範囲、狭いんで有名。初芝清(※’89-‘05ロッテ)と同じです。
ミ)ハハハハッひどい。
【21:00前半 なんとか取り揃えたメジャーどころ出し尽くす】
スー)でもなんとか取り揃えましたんで、軽い気持ちで楽しんで貰えればと思います。
まずはこれですね。日本ロック史上最も仕組まれた変名バンドは、ご存知チェッカーズの変名バンド「キュートビートクラブバンド」だと思います。’85と’87に活動してるんですけど、’85秋元康の策略なんですよ。キレッキレの’85秋元康の企画で異常~ぉに設定が細かい。細かいデタラメの設定の情報ばっかりあるんで、実際誰がどこでどういう演奏したのかがよくわかんないんですよ。一応知ってる情報だけでまとめて行きます。そもそもビートルズのサージェントペパーロンリーハーツクラブバンドの引用なんですけどね。《ビートルズと同時期にアメリカのバーリントンで結成された、THE GEORGE SPRINGHILL BANDというのがあった》これ架空の設定ですよ。《そのバンドのメンバーの死亡により、すぐにこのバンドは解散する。’85秋ニューヨークに行った藤井フミヤが偶然そのバンドの音源をバーのジュークボックスで耳にして、凄い感動をしてチェッカーズがキュートビートクラブバンドを名乗って、このバンドをカバーする》っていう設定なんです。
ミ)はあー。
スー)ややこしい。でTHE GEORGE SPRINGHILL BANDの音源っていうのも、CDに入ってるんです。その曲が英語で’60代に録られたモノっていうのをキュートビートクラブバンドがカバーするっていう設定なんで、両方かけると、すぐ3分でいや8分でわかる。まずはTHE GEORGE SPRINGHILL BANDの『NEXT GENERATION』種を明かすとボーカルはゴダイゴのトミー・スナイダーが歌ってると。
ミ)ええー。
スー)それをカバーしたという設定でキュートビートクラブバンドの日本語版『NEXT GENERATION』。これは後藤次利が編曲してまして、恐らく演奏も後藤次利が入ってんじゃないかと思います。ハハッわかりました?
ミ)わかりましたわかりました。
スー)THE GEORGE SPRINGHILL BANDの『NEXT GENERATION』それに対するフミヤの感想も踏まえて、日本語版『NEXT GENERATION』。
♪THE GEORGE SPRINGHILL BAND『NEXT GENERATION』
♪Cute Beat Club Band『NEXT GENERATION』
スー)予想リクエストマロンかふぇ子ちゃーん流山のクマクマクマさん子ちゃーんブルートパーズ子ちゃーんずっこちゃーんから貰ってます。(☆9/4オンエア回からスージーさんが所ジョージの『Do Do Do』から切った「ハジケ子ちゃ~ん!」という音声をSEで多用し、通常のトークの中でも言っている^^;)凄いですね、みんなCute Beat Club Bandを覚えていたと。’85に発売されたCute Beat Club Bandのアルバムがありまして、それのタイトルが「親愛なるジョージ・スプリングヒル・バンド様」。だから割と真顔でやってたんですよね。ただこれ聞いたらチェッカーズってわかる訳なんですけどね。中にはめっちゃコントとかもあったりして、楽しい出来になってます。
ミ)凝ってますよね、’85秋元康おニャン子クラブで忙しかったのに。
スー)とんねるず『雨の西麻布』をやり『なんてったってアイドル』(小泉今日子)もやり、Cute Beat Club Bandもやり。これは立派な取り組みでございました。この後’87にロンドンにCute Beat Club Bandは行って、ロンドンライブをやるんですけれども。演奏の情報とかわからないって言ったんですけど、恐らく2個目の日本語版ていうのはチェッカーズサウンドではないので、編曲した後藤次利とかが演奏しているのではないかと、私の内部情報では思ってます。それが証拠にチェッカーズのベース大土井裕二にインタビューした時(☆スージー鈴木著「チェッカーズの音楽とその時代」ブックマン社)、後藤次利の演奏を見てビックリしたと。だからあれぐらいやんなきゃいけないんだと思ってめっちゃ練習したという話があって、そういう意味ではチェッカーズヒストリー的にも大きな意味があったらしいと。
ではさっき言った私の守備範囲’68-‘74には無かったのか?ありました。
ミ)ありましたか。
スー)フフッ1個だけかな。変名バンドと言えば“レディ・ジェーンの法則”っていうのをご説明したいと思います。レディ・ジェーンて(ローリング)ストーンズの曲のタイトルなんです。日本変名バンドの元祖はズートルビーではないでしょうか。ずうとるびではないですよ。ザ・ズートルビー、これはフォーククルセダーズの変名バンド。設定は種子島出身のビートルズのコピーバンド。種子島の盆踊り大会の素人のど自慢大会で出逢ったっていう設定なんです。これが北山修と加藤和彦の作詞、歌も明らかに加藤和彦なんですけども。これがズートルビーという変名バンドでやっております。だから遊び心があるのは、大体フォーククルセダーズから始まっていますね。インディーズといい、変な声の録音といい。この変名バンドで出したのが『水虫の唄』こっちは有名ですけど、もう1つ『レディ・ジェーンの伝説』これをかけたいと思います。
となって来ますと、3人組アルフィー変名バンドと言うとBE∀T BOYS。BEATの“A”がひっくり返ってます。例の吉田拓郎メドレー『ショックTAKURO23』もこの名義なんですれども、今日は’89シングル『誰よりもレディ・ジェーン』って曲がありまして、7位まで行きましたからね。
♪ザ・ズートルビー『レディ・ジェーンの伝説』
♪BE∀T BOYS『誰よりもレディ・ジェーン』
スー)清水のmasakiちゃーん村ちゃん子さーんmonny子ちゃーんハハッ、まささんaiaiさん皆さんから貰いましたBE∀T BOYS『誰よりもレディ・ジェーン』。
という事で私のパート10時台もありますけれども、メジャーどころが終わったかなという感じハッハッハッハッ。
ミ)既に⁈
スー)特に10時台前半は暗黒になりそうなんで、10時台1曲目はさすがにこれは、と思ったんで10時台3曲目クイズにします。これならまだ行けるかな。ヒントです「わ!のりピーよりも前やったんや!」ハハハハッ!
 
【ミラッキ・ゾーン 5曲の内4曲が21世紀の曲 】
スー)今日は《変名バンド特集》スージー鈴木とミラッキ大村という“変名クソ眼鏡”がお届けしております。
ミ)アハハハハハッ!
スー)ここからは変な名前のバンドをいくつかやっていた、あ、やってましたね。ミラッキ大村さんの選曲でございます。
☆RADWIMPS、赤いTシャツを着て鼻眼鏡をかけている(※ここで変名眼鏡オジサン2人爆笑^^;)変名バンドシークレットトラックでありがち。
♪味噌汁’s『TENDON』
スー)ギターが素晴らしい!
☆L‘Arc~en~Cielパートチェンジバンド
♪PUNK~EN~ CIEL『HEAVEN’S DRIVE 2005』
☆NIGHTMARE(ヴィジュアル系ロックバンド)メンバー全員宮城県出身。方言全面歌詞。
♪仙台貨物『チバイズム~手ぬぐいを脱がさないで』
☆電気グルーヴ
♪子門’z『トランジスタ・ラジオ』
☆POLYSICS全員がボコーダー使う。スー)要らねえなハハッ。
♪The Vocoders『Danncing Queen』
 
【22:00台前半 闇の中へ】
【告知タイム】
△スージーさん:12月12日発売!新刊「中森明菜の音楽1982-1991」辰巳出版 50代になって聞き中森明菜の’80sの活動におののく本^^;「こんな事やってたんだ―!」ゴシップ・事件の話題無しで音楽だけを語る。Amazonで予約受付中。
・11/8(水)南青山BAROOM「ユーミン「ミスリム」を聞く」満席。
・11/18(土)Eの音粋スージーミラッキトークライブ大井町 満席。
△ミラッキさん:11/4(土)代々木WOOFERトークイベントwithヒャダインTICKET完売。
 
スー)変名バンド特集、闇ん中に入って行きますよー。
ミ)えー⁈
スー)1曲目クイズにしなかったのは、この曲はさすがに無いだろうという事で、誰か止めて下さい。変名バンド名は「エレクトロ・ナッツ・メロウ・ストリングド・カルテット」。もう1回言います「エレクトロ・ナッツ・メロウ・ストリングド・カルテット」。なんじゃという事で、その本名本体もあまりご存知無い方も多いかもしれません。’70代にビートルズのコピーバンドで有名な日本のバンドでThe Bad Boysってバンドがあったんですよ。ビートルズと言えばThe Bad Boysって感じで。後にオフコースに入られるベースの清水仁さんがいた。本当にビートルズの本物に近い感じでカバーするっていうので有名なバンドだったんです。このバンドがビートルズの本物に近いBGMカラオケが欲しい、ビートルズのボーカル無い版の音が欲しいっていう要望があった。The Bad Boysは歌付なんで、変名「エレクトロ・ナッツ・メロウ・ストリングド・カルテット」っていう名前でビートルズのBGMカラオケ版出したんですよ。ホント!ビートルズそっくり!本物そのもので、ボーカルん所だけオルガンを弾いてるっていう。まぁ今となっては珍盤。アルバムタイトル凄いですよ「Without The Beatles」ハハハハハハッ!
ミ)ハハひどい。
スー)でね、今日はそのアルバムの中から『デイ・トリッパー』お届けするんですけど、本当にビートルズの本物にオルガン重ねてるって感じなんです。これ聞いたら思いますよ。「ああ、だったらビートルズでいいじゃないか」フフッ。
♪エレクトロ・ナッツ・メロウ・ストリングド・カルテット『デイ・トリッパー』
スー)うーんやっぱり本物がいいなぁ。例えばつんくがアビーロードスタジオ行って(ビートルズを)完コピしたアルバム(「つんくが完コピ―やっちゃったヤァ!ヤァ!ヤァ!」’00)あるんですよ。やってる方は楽しいと思うんですけど、ただね聞く方は本物でイイじゃないかフフフッ。チューリップもやってんですよね(「すべて君たちのせいさ」’76)。あんたら楽しいかもしれないけど。まあ、これ(アルバム「Without The Beatles」)は凄いクオリティではありました。
コミック系行きます。2曲目は’80代にMバンドというバンドがありまして、僕もたまにレッツゴーヤング(※NHK若者向け音楽番組’74-‘86)とかで見たんですけど。ゴダイゴの浅野孝已(ギター)がいたThe Mとは別で、’80代にMバンドというロックンロールバンドがありました。そのバンドがデビュー前に出したシングルが『なめんなよ』。名義は「又吉&なめんなよ」なめねこでございます。空前の大ヒット(オリコン)最高位5位。
ミ)ええーー⁈
スー)その後デビューしたMバンドにオリコンチャートインの曲が無い事もあり、どちらかと言えばMバンドが「又吉&なめんなよ」の変名バンドと言えなくもない。
ミ)フフフッ。
スー)もう1曲、これがクイズだったんです。こんな感じで来てますねメールやまさとさん《『ちゃんちゃらおかP音頭』なのはわかったのですが、ユニット名はなんだったか?花びらでしたっけ?》確か“The花びら”っていうのはパッパラー河合とサンプラザ中野のユニットなんですね。一応今回は“こぼうず隊”正体は爆風スランプこれもラジオ由来です。サンプラザ中野のオールナイトニッポンから出たという。ちょっと歌詞がねぇ公序良俗に反するんですけれども、時代の違いかな。悪いのはこぼうず隊でございます。
ミ)ハハハッ。
スー)(クイズ正解ステッカー)当選者は後で言います。
♪又吉&なめんなよ『なめんなよ』
♪こぼうず隊『ちゃんちゃらおかP音頭』
スー)イカ天バンドを先取りしてる感じもしますね。(番組特製ステッカー)当選者は青森市から、ししりーさんおめでとうございます《あの頃のオールナイトニッポンリスナーは覚えていますよ》私も聞いてましたね、ありがとうございます。
さてさて、大瀧詠一あたりでちょっと空気変えましょうか。ですが、ふざけてますよ~。変名と言えば大瀧詠一ですね。本人も多羅尾伴内はじめ山ほど変名を持ってるんですけれど。デビュー前のシャネルズを使ってピンク・レディーのパロディしてるんですよ。デビュー前のシャネルズの変名が“モンスター”で曲名が『ピンク・レディー』。
ミ)ふざけているハハハハッ。
スー)ハハハハハッ。「LET’S ONDO AGAIN」の多分1番最初のCDじゃないかな。大瀧詠一はこの曲でこう言ってますね《彼らが『ランナウェイ』で大ヒットを飛ばし華々しいデビューを飾った時は、かなりの路線変更したなと思ったもんだ》あんたが変な方にしてんねん!ハハッ。「A LONG VACATION」(‘81)より先にブレイク(『ランナウェイ』’80)してますからね。
♪モンスター『ピンク・レディー』
スー)うーん、やらされる方もアレですけどやる方もなんのモチベーションでこの曲を録ろうと思ったのかと。弦・管編曲、若い頃の井上鑑「なんで俺こんなんやってんだろう」と思って音符書いてたでしょうね’78。この3年後に「A LONG VACATION」そしてこの7年後に『熱き心に』(小林旭)で阿久悠とコラボレーションする大瀧詠一の苦闘の時代でございます。
メール札幌市からSHIMOさん《さかともえり・ともさかりえバンドじゃないですが、身バレしている変名シンガーも取り上げましょうか》さかともえりと言うと、ともさかえりの別名でございます。今で言うと広瀬すずが“すずせ・ひろ”みたいな。
ミ)アハハハッ!
スー)AXIAのカセットテープがどっちからでも入るっていうね、画期的なテープのケースなんですが。
ミ)あ!買ってましたよ!
スー)’96のCMソング『どっちでもIN』って曲です。もう1度言いますよ、カセットのケースで上からでも下からでもどっちでも入る。これと両開き冷蔵庫は仕組み分かんないですよね。両方から開くんだー両方入るんだー。
ミ)アハハハハハッ!
スー)確かに便利でしたよね。当時車(のカーステレオ)とかカセットテープだったんで、両方入るのは便利だったんですね。『どっちでもIN』正式なクレジットはさかともえりwith BIG HORNS BEE。米米CLUBのホーンセクションです。そして作曲はCharという事で‘90代の割とファンキーなグルーブっていう感じがするんです’96なんですが。バンドではないんですが変名シンガーという事で。
♪さかともえりwith BIG HORNS BEE『どっちでもIN』
スー)作詞はともさかりえ・名義はさかともりえ。これが(CDシングル)ジャケットです何故か持ってましたねえ。
《変名バンド特集》なんとかここまで来ました。最後のゾーンはまだ出ておらん、あの人の変名を。
 
【ラスト・ゾーン 有名・名曲で安堵^^;】
スー)ちょっと我々“変名○○眼鏡”が濃い選曲をし過ぎたんで、有名な曲をかけて局の方々を安堵させようかなと。
ミ)ハハハッ。
スー)サザンの『希望の轍』かけていいですか?
ミ)はい…。
スー)もうこれだったら大衆のハートをギュッと握ると思うんですけど。
ミ)でもこれ正体わかってる気がするけどな。
スー)サザンオールスターズってのが実は変名じゃないかって話をします。
ミ)なんと⁈
スー)実はこの曲が初めて収録された「稲村ジェーン」っていうアルバムの名義はサザンオールスターズ&オールスターズって言うんですよ。サザンと他のオールスターズもいると。このアルバムのクレジットでサザンオールスターズ名義になってんのは『忘れられたBIG WAVE』『真夏の果実』『マンボ』『愛は花のように(Ole’!)』だけで『希望の轍』はサザンって書いてないんですよ。なんと!とクレジット見たらボーカル桑田佳祐:ギター小倉博和:キーボード小林武史そしてギター原田末秋と書かれてるだけ。サザンじゃない!原由子入ってない!という訳でこのバンドなんやねんと思ってアルバム「稲村ジェーン」のサブスクを開くと、そこには“稲村オーケストラ”って書かれてんですよ。
ミ)へえーーー。
スー)だからみんなサザン=『希望の轍』となってますけどもね、サザンオールスターズは変名なんですよ。アハッいや、そんな言う程の話じゃないんですけれども。一応厳密には変名だという話です。そしてもう1曲こちらは変名というより覆面バンドかな。例の嘉門雄三&VICTOR WHEELS LIVE。待てど暮らせどCD化されないので、ウチのプチプチいうLPをデジタル化して参りました。’81の暮れに桑田佳祐が嘉門雄三という変名でバックバンドVICTOR WHEELSという架空バンドですね、それを演奏さして渋谷エッグマンでやったライブ盤でございます。今まで2曲かけたかな、でも今日はそのアルバムの真髄と言える8分に及ぶ『Blues Medley~Blues Power』という曲でございます。エリック・クラプトン関連のブルース大メドレーを20代の桑田佳祐が、ブルージーにシャウトしまくるっていう。このアルバムを聞いたらこれが一番の本丸かなという感じでございます。
ミ)20代かあ…。
スー)さっき“こぼうず隊”の歌詞がちょっと公序良俗に触れてたんですけれども、この曲も一部公序良俗に反する部分があるんですけどさすが桑田さん、自らピーを入れてます。いかにもヤバイって所でどんなふうに自分でピーを入れるかも(含めて)、これ珍音源なんです。と言う訳で有名な『希望の轍』音源同じですけど、稲村オーケストラで。そして嘉門雄三&VICTOR WHEELSで『Blues Medley~Blues Power』。
♪稲村オーケストラ『希望の轍』♪嘉門雄三&VICTOR WHEELSで『Blues Medley~Blues Power』
スー)「ここはヤラシイんです」とかね「めんたいこ!」と言ったり、紫綬褒章ですよ。(※桑田佳祐は‘14秋の紫綬褒章を受章)
スー・ミ)ハッハッハッハッ!
スー)’81暮れだから25歳から。
ミ)はぁー!こんな25歳今いないですよね。
スー)おっさんですよねハハハハハハッ。サブスクにも乗らずCD化もされないので、この番組でかける時は永遠にこのプチプチ音が…ハハッ。ホント申し訳ございません。
じゃ最後に、一番始めにかけたCute Beat Club Bandのその後というお話をしたいと思います。’85にあんな感じで非常~ぉにハイコンテクストな変名バンドをやったんです。’85に活動した2年後になんとロンドンアストリアシアター(※London Astoria’72映画館でオープン‘76劇場に改修新人バンドの登竜門的役割’08閉館)今は無き名ホールでライブをやります。久留米の悪ガキがロンドンでライブを。タイトルがいいですよ「NOT CHECKERS-円高差益還元ライブ」。
スー・ミ)アハハハハハッ!
スー)今となっては考えられない!円高。’87もうジャパンマネー、世界に誇るメイドインジャパンの時に「円高差益還元ライブ」。たてつけはちょっとギャグっぽいんですけれども、ロンドンに行ってロンドンっ子相手に生の演奏聞かせるっていう。本人達のいろいろなインタビュー見ても、非常にイイ刺激になったと言う話でございますね。そこでいよいよややこしいんですけど。「NOT CHECKERS」と言って「Cute Beat Club Band」がライブをやるんですけれど、ここでカバーですか???チェッカーズの『TOKYO CONNECTION』をカバーしてるんですよ。
ミ)自分達の曲やないかい!って。
スー)ハッハッハッまぁとにかく演奏がねえ。もし昔ながらのコンポ持ってる方がいたらラウドネスっていうんですかね、ベースに注目して聞いてみて下さい。チェッカーズ・グルーブっていうのが、さっきの後藤次利の影響とかもあって、もうホントにブンブンうなってるグルーブになっております。目の前のロンドンっ子相手にどんな気分でやったのかなって感じなんですけど、勢い余って最後「We are CHECKERS!」って言ってます。
ミ)アーハハ。
スー)ハハハッそのMCも含めて最後まで聞きます。ロンドンアルトリアシアターのライブ’87,11発売Cute Beat Club Bandあ~もうチェッカーズだ!『TOKYO CONNECTION』ライブ!
♪Cute Beat Club Band『TOKYO CONNECTION』
スー)カッコいい!チェッカーズ!『TOKYO CONNECTION』あー!カッコいいカッコいい!という訳で変名バンドお届けして来ました。来週は“変”の次は“珍”でございます。
来週の特集は《珍楽器特集》。珍しい楽器を使ってる曲の特集でございます。金管楽器とかストリングスの特集はありましたけど、どこにでも入ってこないかなり変わった楽器をフィーチャーしたいと思います。珍楽器、クソ眼鏡の2人がお届けしたいと思います。
ミ)ハハハッ。
スー)Cute Beat Club Bandのメンバーを紹介しながらクレジット紹介したいと思います。
「bayfm9の音粋お相手はアシスタントディレクター岡部いさこちゃーん「ハロー・フジイ」ミキサーひさのちゃーん「エレガント・モク」ディレクター浜野ツトム子ちゃーん「クレイジー・トオル」プロデューサー西宮ヒロキ「ナイト・ヨシヤ」ちゃーん。
ミ)そしてDJミラッキ大村「エヴァリィ・フジイ」。
スー)そしてスージー鈴木「ルート・ユウジ」「スペシャル・ツルク」でございました。という変名バンドの設定でした。
ミ)この冊子何ですか?
スー)これはCDに入ってた巨大ブックレットです’95の再発盤CDですね。カッコイイよく出来てますよ。さっきのGEORGE SPRINGHILL BANDの事も全部書いてあります。ぜーんぶ架空ぜーんぶデタラメ。
スー・ミ)ありがとうございました!
 
★みにょん:リスナーさんが《曲を楽しむのでなく特集を誇示する大喜利に思える》と呟いていたが、確かに悪食の特集、無理があったのでは?と感じた。いつもは知っている曲そうでない曲様々な良曲を、曲の歴史背景や音楽的解説に感じ入り、ワクワク楽しむ時間。冒頭から「2時間もつのか」「聞くに堪えるのか」「闇の中へ」とスージーさん自身不安を口にしていた特集。今夜私は「闇」をワクワク楽しめなかった。正直ラストゾーン名曲紹介で、やっと心地よさを取り戻した。これからは無理矢理枠でない特集でおおらかな楽曲とそのトークで“月9らしさ”を聞きたいと切に願う。
 
☆来週(11/6) 《珍楽器特集》。珍しい楽器を使ってる曲の特集。
☆サイン入り特製ステッカー:シェア大賞・けんいちろうさん:メール大賞しもちゃん

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