タイムフリーが終わる前に♪9の音粋(#キュウオン)「意外と〇万枚特集」2023,10,23 つまみ聞き

大枚はたいたチャートブックを縦横無尽に使い売上から“時代”を語り、大ヒットにペンタトニック発見するDJと、市販で手に入る100位までのチャートブックを集めるDJ2人の音楽トーク番組bayfm9の音粋(#キュウオン)月曜日。2023,10,23《意外と〇万枚特集》タイムフリーが終わる前に是非お聞き下さい!ここではちょっとつまみ聞き。DJはスージー鈴木(スー)ミラッキ大村(ミ)

スー)ハァッ‼10月23日でございます。第186回、今晩は「体にピース!」スージー鈴木でございます。
ミ)ミラッキ大村です。
スー)企業スローガンをどんどん追って行きますよ、元広告代理店マンでございますから。たくさんメール貰ってます。先週は《阿久悠の描く男前な男総選挙》でございましたね、ニャロメのおじさん《スペシャルウィーク外れ無しで楽しかったです。このような企画をまたお願いします》。
スー・ミ)ありがとうございます。
スー)コハリーヌさん《『嫁に来ないか』をかけて下さってありがとうございました。リアルタイムで聞けなかった。“野球友・ママ友・スジ友トリプル友達のおケイからラインで「コハリーヌ名前読まれていたよ」と聞かされました。なぜかと言うとマリンにいた》と。
ミ)あの熱狂の中にいた訳ですね。
スー)フワフワした中で生放送しました。(☆先週10/16CSファーストステージ、マリーンズはソフトバンクに1勝1敗この日の試合も延長10回表ソフトバンクに3点入れられ、その裏劇的な逆転勝ちで、ファイナルステージ進出を決める。スージーさんはオンエア直前までマリンスタジアムで観戦していた^^;詳しくは本note先週分を参照)。
今日は非常に落ち着いたトーンで(☆ファイナルステージでオリックスに破れマリーンズの今シーズンは終了)フフフッ。大阪まで行って来ましたけど楽しかったです。吉井監督頑張って下さいよろしくお願いします。
ミ)来季もお願いします。
☆うめちよさんからタレコミ。「有吉クイズ」でミラッキさんの連呼された話。
スー)ラジオネームまささん《「意外と〇万枚特集」スージーさんも愛用している30周年記念オリコンチャートブック(1968-1997)でいろいろ調べてリクエストします》甘いっ!
ミ)なに⁈
スー)去年までは“30周年記念オリコンチャートブック”がボロボロになるまで、ポストイット貼りましたけど、今年に入りまして私は一番新しい2010年までの“コンプリートエディション・シングルチャートブック”買いました、3万5千円アルバム版3万2千円。足して6万円!
ミ)うわあぁ。
スー)なんと売り上げ枚数が1の位まで書いてあるハハハッ。だから何なんだと。オリコンのサイトから行ったら上手く買えなくて、電話して買いましたハハッ。オリコンの人ビクりして「ホントですか⁈」ハハハハッ。
ミ)ハハハハハッ。
【21:00台前半 ミリオンの体感・CBSソニー2位】
スー)という訳でせっかく買ったんで元を取ろうと。原価率考えますから1個1個の仕事にね。これで遊んでみようじゃなかと、売上枚数エンターテイメントという新しい世界に行ってみたいと思ってます。
まず最初に売上枚数の細かい話をする前に、そもそも100万枚がどれくらいのヒット感か規模感かというのを身体に入れたいと思います。曲名は後で言いますんで皆さんもお考え下さい。まずはピンク・レディー。前回の続きで阿久悠作詞で一番ヒットしたのが『UFO』で146万枚なんですけれども、そん中で100万280枚っていう、ギリギリ飛び込んだっていう。
ミ)ハハハハッ。
スー)その曲は何でしょうかっていうね。もう1曲。逆があるんですよ。99万9,789枚。あと221枚買うとけよ!ハハッ名球会197勝の長谷川良平(’50-63広島カープ投手)みたいです。ほうっとけよ!
ミ)ハハ野球好きな方しかわかんない例え。
スー)ギリギリ届かなかった曲っていうのが、2004年のORANGERANGEの曲であります。という訳でピンク・レディーの曲とORANGERANGEの曲平均すると大体100(万枚)って事で、これぐらいがミリオンだっていうのを、まず体に注入して下さい。’77ピンク・レディーから’04 ORANGERANGEまで、ミリオン悲喜こもごもメドレー!
♪ピンク・レディー『渚のシンドバッド』
♪ORANGERANGE『花』
スー)2004年のシングル売上枚数をチェックできたのは、さっきの6万円の出費があってこそでございます。やっと私もアップデートしますよフフッ20年前に。
ですが、今の『渚のシンドバッド』と『花』の間に、もう1曲あるんですよ実は。B’z『Calling』って曲が驚くなかれ100万20枚。
ミ)いやもう!
スー)多分ね999,999まで行ったんですよ。「おーし!みんな行くぞ」って言ってZYYG とREVとWANDSとかで買うたんですよ。
ミ)ハハなんで?身内で買わなくていい。
スー)来たー!取れたー!ハハハッ『Calling』100万20枚。細かい、さすが3万5千円。
ミ)ウハハハハハ!
スー)次は“CBSソニー意外な2位”というのを考えてみたいと思います。1位はやはり富士山ですよね。2位の北岳(※日本アルプス標高3193m)ってあんまり知らないじゃないですか。日本プロ野球で一番勝利数が多い投手は金田正一(400勝)、ですが2位の米田哲也(※’56-77阪急、阪神、近鉄)ってちょっと知名度低いじゃないですか。という訳で2位というのは中々難しいんじゃないか、2位クイズです。まずは皆さんご存知’80代松田聖子のシングル。
ミ)はい。
スー)‘80代であれば一番売れたのは、’83『ガラスの林檎』『SWEET MEMORIES』両A面86万枚。ですが、2番目80万枚売ったシングルはどの曲でしょう。ちなみに3位は67万枚の『チェリーブラッサム』です。
ミ)へえー。
スー)ちょっと一瞬皆さんも考えてみて下さい。『赤いスイトピー』もありますよね『Rock’n Rouge』もありますよね。僕個人的にはこれ意外でした。『青い珊瑚礁』もありますよね。
ミ)今名前を出してるって事は違うって事だよなあ。
スー)実は’80代松田聖子のシングルで『ガラスの林檎』『SWEET MEMORIES』の次に売れたシングルはこの曲でございました!
♪松田聖子『風は秋色』
スー)曲名は『風は秋色』ちょうど今の季節にピッタリ。我々の次回のイベントも「Eの音粋~風は秋色編~」と言いますけど、季節を勘案しております。
ミ)フフフッ。
スー)これが’80代松田聖子の2位でございました。
ミ)デビュー年じゃないですか⁈
スー)ですです、それの3曲目ですね。795790、79万5千ですね。まるめると80万という事でございます。今見ると3位が『チェリーブラッサム』で674、僅差で『Rock’n Rouge』673。とにかく100万行かないんですよね、’80代は。レコード音楽ビジネス冬の時代なんで。これ’90代なら200万枚とか行ってる感じですよね。
ミ)そうですね。
スー)ただちょうど『青い珊瑚礁』でバーン!と爆発して、加速度ついてる時って言いましょうかね。微分の角度が一番高いって感じなんで、『風は秋色』が思ったより売れたという事です。’80,10,1発売でございます。
次キャンディーズでございます。1位は解散時のシングル『微笑みがえし』(‘78)で83万枚売り切っております。じゃあキャンディーズ2位は何かという事ですね。これ簡単かもしれないですね。ちなみに3位は僅差で『やさしい悪魔』(‘77)でも全然少ないですね、39.0万枚。あ!これも僅差なんだ、今からかける曲は391920だから丸めると39.2万枚ですね。あと考えられるのは『春一番』(‘76)『年下の男の子』(‘75)とかがあるんですけれども、それは2位じゃないんですよ~。
ミ)なるほど~わかんないモンですね。
スー)という訳でキャンディーズのオールキャリアで売上枚数1位が『微笑みがえし』83万枚、3位が『やさしい悪魔』で39.0万枚、対して2位僅差で39.2万枚売ったのはこのシングルでございました。
♪キャンディーズ『わな』
スー)曲名は『わな』でございます。これもさっきの話と少し似てて、『微笑みがえし』の前のシングルなんですよ。だからもう解散に向かってめっちゃ盛り上がっていたんですね。で、真ん中センターがミキちゃんで割となんか最後を飾る的なモノもあってこれかなり売れたんですよね。
ミ)チャートを押し上げようランクインさせよう、という運動が起きたと聞いてはおります。
スー)そうそうそう。あ、これこぼれ話がありまして、レコーディングの時ドラマー林立夫が遅れたんですよ、渋滞かなんかで。先にドラムレスでレコーディングして、後からドラム入れたと。でもピッタリ合ってますよねフフッさすがプロ。キャンディーズ『わな』作詞はプラスティックス島武実でございます。こういう感じで売上枚数を私の“大枚はたいた”チャートブックと一緒に楽しもうじゃないかという事でございまして、いろんな切口でやって行こうと思っております。
ミ)いやあいろいろ意外でしたよ。
スー)今回はしっかり!調べております、野球が終わりましたんで。
ミ)アハハハッ!先週だってしっかりやってましたけど。
☆ミラッキさんは毎週発売100位まで掲載雑誌「オリコン・ウィーク・ザ・1番」を参考に選曲。
スー)10時台1曲目クイズヒントです。もうズバリ行きます。オリコンで1番最初のWミリオン200万枚越えたのはどの曲かと。オリコンは1986,1からチャートが始まっております。1番初めに200万枚売り切ったシングルは誰でしょうというヒントでございます。ヒントに「わな」はございません。ハハハハッ。
 
【ミラッキ・ゾーン 意外とこれしか売れてなかったんだ曲】
スー)今日は《意外と〇万枚特集》イガマン、ここからは「オリコン・ウィーク・ザ・1番」を元にしたイベントもやってらっしゃるミラッキ大村でございます。
ミ)はーい。意外とそんなに売れてなかったんだでも知名度あるよねみんな歌えるよねという曲をかけて行きたいと思います。まずはスージーさんも私も大好き岡村靖幸の’88『だいすき』。
スー)ハハハまあな。シングルとしてはなあ。
ミ)スージーさんこれ、体感何万枚だと思います?
スー)僕ね『ラブタンバリン』(‘89)を「イントロの法則80’s」(※スージー鈴木著‘18文藝春秋)って本で調べて「少なっ!」って思ったんですよね。めっちゃ売れてないですよこれ、1万行ってないですよ多分。
ミ)正解は21,110枚。
スー)あ!行ってたかハハハッ、Ohへポタイヤ。ボケ潰しで低い方いっちゃいましたね。
ミ)ただ2万枚とは思わないですよね。代表曲でしょと。
スー)CMソングですよね、HONDAの。
☆『あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう』(‘90)20,830枚アルバム「家庭教師」(’90,11,16)84,730枚
オリコン最高42位初回売上4,070枚
♪岡村靖幸『だいすき』
☆マリーンズの応援でも使われた事あり。
’93,2,25発売。21,890枚初回売上8,000枚最高50位。同年2,10アルバム「STICK OUT」収録曲が影響した?
スー)まあやっぱりブルーハーツはメルダック時代(’87-89)かな。’90代入ると中々売上伸びなかった。『情熱の薔薇』(’90,7)が売れすぎたんで。イイ曲ですけどねぇぇ。
♪THE BLUE HEARTS『旅人』
☆ミラッキさん今日のメインディッシュ98,5,27デビューシングル。チャート圏外100位以内に入らず売上枚数不明。東芝EMIが推してはいた。本人本意ではなかった“可愛らしい”売り方?亀田誠治アレンジ。
♪椎名林檎『幸福論』
 
☆夏の曲メドレー
☆’95,6カップヌードルCMソング。19,540枚最高81位。
♪真心ブラザーズ『SUMMER NUDE』
☆売上6,362枚だがみんな知ってる夏の歌。’07,11発売。
♪フジファブリック『若者のすべて』
ミ)今の認知度からするとこの売上はね。
スー)(‘90代)CDバブルでしたけどみんなアルバムかいましたからね、短冊型(シングルCD)としてはちょっともしかしたらこの時期は、アレだったかもしれませんね。ロック系は特にね。そうかあ川崎球場レベルなんだなあ。10時台は200万だから東京ドーム何倍分なんだ?凄いですよフフッ。
 
【22:00台前半 ‘68ミリオン・洋楽・YMO】
【イベント告知】11/18(土)16:00大井町Eラウンジ「Eの音粋~風は秋色編」内容は前回よりトーク増量。今までやっていないコーナーをバーチャルでやるかも。大井町下車すぐ、良音でレコードが聞ける。
大井町EラウンジHRを検索し、イベントスケジュール11/18このイベント申し込むフォームから氏名連絡先アドレス電話番号チケット希望枚数を入力。明日以降返信があり次第予約確定。残席ラスト1席とのこと。
 
スー)はい後半です。EPICレーベルで1番売れたシングルはドリカムの『LOVE LOVE LOVE』(‘95)でございます。次が『恋しさとせつなさと力強さと』(‘94篠原涼子)ですね。EPICは佐野元春や岡村靖幸じゃございませんという事ですね。
先程の(10時台1曲目クイズ)オリコンで1番最初のWミリオン、簡単だったみたいでかなり来ました。さすが200万枚。全員の名前読み上げる時間ありませんので(ステッカー当選は)この方にしたいと思います。おいしょっ!赤シャチドンさんおめでとうございます。《ピンキー&キラーズ『恋の季節』》と。先程の3万5千円の方のシングルチャートブックの中に、“歴代トップ300シングル”ってのがありまして、これが見ていて飽きない。オリコン1番最初のWミリオンは今申しあげましたようにピンキー&キラーズ『恋の季節』これがねオールタイムで18位なんです。
ミ)凄いですね。
スー)17位が『WOW WAR TONIGHT』(‘95)213万枚。19位が『Automatic』宇多田ヒカル(‘98)206万枚。ご存知の通り’90年代CD売れましたんで、まあチャート見たら’90代ばっかりなんですよ。一部’00年代という事ですが、実は’60代オリコン開始早々に2曲のWミリオンがございます。16位の『黒ネコのタンゴ』(皆川おさむ)223万枚。’69、しかしそれより早く’68,7にこの曲が208万枚を売り上げておるって事ですね。今陽子さんて方がボーカルで、ま、分類的にはグループサウンズに少し入るんですけれども、女性がボーカルで、かつホントにシンプルで、メロディが単純でちょっとわらべ歌みたいな感じっていうのが、他のGS(グループサウンズ)に比べてわかりやすかったんじゃないかと。私も子供の頃これ聞いた記憶ありますからね。
ミ)スージーさん発売時は2歳になる前くらい。
スー)ロングヒットだったんですよね。明らかに記憶があります。先日14日から2日間東京墨田区の錦糸公園で町おこしイベント「すみだストリートジャズフェスティバル」ってのがありまして、そこでピンキー&キラーズのボーカル今陽子さん今でもお元気に歌っております。このように仰ったみたいですね《私は昔「ナントカの季節」って曲歌ってましたけど、元々はジャズだったんです。11月に72歳になりますが、90歳までジャズ歌います》と。という訳で208万枚。
♪ピンキー&キラーズ『恋の季節』
スー)Twitterで鱟さんが《『帰って来たヨッパライ』の方が先じゃない?》あのね、発売は先ですね。ただ『帰って来たヨッパライ』はオリコン上は131万枚。オリコンてよく出荷枚数とは違うんでね、ミュージシャンが「200万枚売れました」と言っても、オリコンの数はもっと少なくなるんですね。チャートインしてる時の数字なんですかね?もしかしたらWミリオン行ってるかもしれませんが、オリコン上はフォーククルセダーズは133万枚でございました。
さて、オリコンのチャートでめっちゃ売れたら洋楽は邦楽にカウントするって言うルールが出来ておりますので^^;、洋楽の話を少ししたいと思います。シンプルに洋楽シングルで1番売れたのはどの曲かって話なんです。なんと192万枚売った洋楽のシングルってのがあるんですね。
ミ)洋楽のシングルかあ~。
スー)この番組でも少しずつ言ってますけど、昔ってねえ洋楽売れたんですよね。今はもう考えられないですけどね。
ミ)アルバムが売れたのは‘90代ありましたけど…。
スー)調べたらスキャットマンジョンのアルバムが150万枚売れてんですね。
ミ)うわー!でもあれ名盤ですから!
スー)まあ、今日はやめとくんですけど、むしろもっと売れたという192万枚、さっきの“オリコン歴代トップ300シングル”の中で洋楽の中で1番高い。もう1曲、じゃあ洋楽シングルで1番最初にオリコン1位を獲得したのはどの曲かという話もあります。これは枚数じゃなくてランキングなんですけど、52万枚売れてますね凄いですよ。1位になった1番初めが’68,4,1でございます。もうねランキングがね、なんつうんだろ、時代が全く違う感じなんです。5位『デイドリーム・ビリーバー』モンキーズ4位ザ・テンプターズ『神様お願い!』3位小川知子『ゆうべの秘密』2位伊東ゆかり『恋のしずく』フフッこれらを差し置いて、洋楽が1位になってるハハッどんなチャートやねんっていう。
ミ)ハハハッ不思議ですねえ。
スー)だから今よりも全然洋楽がフランクだったんでしょうね。曲名は後で言いますね、1曲目は192万枚売った日本のオリコン洋楽史上1番売れた曲でございます。’76,3,10発売。続いて1番最初のオリコン1位洋楽52万枚。2枚続けてスッゴイ売れた洋楽。
♪ダニエル・ブーン『ビューティフル・サンデー』
♪ビー・ジー・ズ『マサチューセッツ』
スー)ビー・ジー・ズ『マサチューセッツ』52万枚で、そん次は『メロディ・フェア』(‘71)45万枚ですね。『ステイン・アライブ』(‘77)なんて21万枚ですからね。
別の話しますけれど、今聞いててさっきの『恋の季節』が♪ミ~ソミソミソソラ~って言うんですよ。『ビューティフル・サンデー』が♪ミレドラミソラソって言って『マサチューセッツ』が♪レミミレミ。ペンタトニックなんですよ、全部。今日割とペンタトニック多いと思いますよ。フフッこれ難しい話になるんでまた後日しますけど。ああそうかあ、ファとシがないかもしんないなあ、大ヒット曲には。
ミ)そしてのんびりした曲調で。
スー)ああ私も『マサチューセッツ』はリアルタイムじゃないですけれど、ホントに当時のGS(グループサウンズ)とか、僕の大好きなAM(ラジオ)とかのリクエスト番組でね、’70代とか’80代とかよくかかったんですよ。みんな凄い懐かしいみたいこれ。ビージーズとカーペンターズはね、言っていいですか?邦楽ですハハッ。
ミ)アハハハッ。
スー)カレーは飲み物ビージーズは邦楽、決定しました、ペンタトニックでございます!
YMO関連行きたいと思います。これはね答え先に言いましょうね。あの無敵のピンク・レディーの1番売れなかったシングル『Last Pretender』。
ミ)はぁー。
スー)私ね、記憶無かったですね。作詞糸井重里作・編曲高橋幸宏を起用したにも関わらず、なんと川崎球場、7,800枚。
ミ)えっ⁈もいっかいもいっかい!
スー)7,800枚!
ミ)あのピンク・レディーが⁈
スー)もうさっきの『渚のシンドバッド』が100万枚でしょ?“0.1シンドバッド”。単位で行くと。“1川崎球場”。川崎球場にしちゃ多いな、相手が阪急ブレーブスかな。
ミ)フフフフフッ!
スー)7,800枚しか売れてないんですよ。
ミ)だって、時の2人を起用してる訳じゃないですか。
スー)そうですよ。それぐらい、’81,1なんですけど、もうピンク・レディーじゃなかったんですよね。解散間際でございます、ジャケットいいんですけどね。
次に、逆ですよ、日本で1番売れたインストシングル。これはね『energy flow』「ウラBTTB」(’99アルバム)坂本龍一。驚くなかれ“1.5シンドバッド”。155万枚。
ミ)売れ過ぎてるなあ。
スー)一応割り算しました。『energy flow』は『Last Pretender』の200倍です。“200Last Pretender”で、“1.5シンドバッド”の“1energy flow”です。
ミ)アハハよく訳わかんないけど。
スー)という訳で今日は枚数原理主義なんで、選曲として一貫性全く無いですけど。
ミ)アハハハハッ!
スー)ピンク・レディ『Last Pretender』高橋幸宏作・編曲から坂本龍一『energy flow』まで「YMO悲喜こもごもメドレー」。
♪ピンク・レディ『Last Pretender』
♪坂本龍一『energy flow』
スー)なぜこんなに売れなかったピンク・レディ『Last Pretender』そしてフフッなぜこんなに売れた155万枚坂本龍一『energy flow』。売上枚数勉強になりますね。という訳で最後のパートは理屈抜きにめっちゃ!売れた曲で派手に盛り上がりたいと思います。
 
【ラスト・ゾーン ディケイド1位】
スー)「Eの音粋~風は秋色編」大井町は無事、完売になったそうでございます。
スー・ミ)ありがとうございます。
スー)盛り上げたいと思いますので、是非楽しみにして来て下さい。めっちゃトークしますよ、オンエアできないような話をねハハハッ。
ミ)そう。
スー)最後は“ディケイド1位”のコーナー。ディケイドは10年間という事です。さっきの
“オリコン歴代トップ300シングル”の中でそれぞれのリリース日を見てそれぞれの10年間リリースされた曲の中で1番売れたのはなんや、という非常にシンプルな話なんです。今回私が個人的に掘ってますのは’80代なんですよね。さっき申し上げたように”レコードの’70代“”CDの‘90代”の中で端境期で、音楽マーケットっていうのが小さかったんですよね。なので例えば『ジュリアに傷心』(※’84チェッカーズ)とかね『仮面舞踏会』(※’85少年隊)とかミリオン行ってる感じするじゃないですか。全然行ってないっていうのは、マーケットがちっちゃかったって事なんです。そんな’80代リリースのシングルの中で1番売れた曲は、なんと162万枚。ですが“オリコン歴代トップ300シングル”のランキングでは63位ですから、いかに’90代が強かったかって事です。
ミ)はあーそんなに。
スー)一応これ山下達郎『クリスマス・イブ』(‘83)は除きます。’90代以降売上を積み重ねて182万枚まで行ってますんで。’80代以降の話なんで、山下達郎抜きでという事です。ヒントとして2位は78位の『奥飛騨慕情』竜鉄也148万枚ですから、かなりの差ですよね。3位が確か寺尾聰『ルビーの指環』じゃなかったかなと。’80代でも前の方ですね。これは予想リクエストメール来ておりますサリーさん、若葉さんからも頂きました《素敵な生き方を見せて下さりありがとうございました》という事で、ご冥福をお祈りします。
(※もんたよしのり氏10/18 急逝)
♪もんた&ブラザーズ『ダンシング・オールナイト』(’80,4)
スー)さて!煌びやかな’90代でございますが、’90代の1位“オリコン歴代トップ300シングル”では4位ですね。192万枚ですから、”3シンドバッド“くらいですね。チャートブックではその次がサザンオールスターズ『TSUNAMI』なんですけれども’00,1なんですよ。
ミ)あー。
スー)だからギリギリなんです。今回の分類では’99までを’90代とします。’00,1なんで次のディケイドに入りますね。ただね『TSUNAMI』はSMAP『世界で一つだけの花』が抜いたって話がありまして、でもあれも’03なんで’90代ではありません。’90代で行きますとその下が米米CLUB『君がいるだけで』(‘92)290万枚なんで微差ですね。僅差でございます’99年にこの爆発的なヒットが生まれました。もう曲名言いましょう!速水けんたろう茂森あゆみ『だんご3兄弟』。
♪速水けんたろう、茂森あゆみ『だんご3兄弟』
スー)これが’90代の1位でございます。
ミ)宇多田ヒカルにも勝っちゃった。
スー)“オリコン歴代トップ300シングル”の2位と1位=’70代の2位と1位行きたいと思います。2位は”北岳“?富士山の次かもしれませんけど、『女のみち』宮史郎&ぴんからトリオ326万枚!
ミ)凄い。
スー)これ、FMでかけるのは緊張しますんで、一応説明しときますね。そもそも演歌という概念が確立したのは古くないんですよ。1970年あたりというふうに阪大の輪島裕介先生が言っております。藤圭子(※‘70『女のブルース』1位『圭子の夢は夜ひらく』1位『命預けます』3位)のあたりで意味が確立したと言ってますんで、「演歌=日本人の心」と言うのは嘘っぱちでございます。「はっぴいえんどの日本語のロック」と同じような事です。(☆スージーさんははっぴいえんどが日本語のロックを確立したという論を否定。’60代グループサウンズ、ザ・スパイダースの時代に日本語ロックが芽生えていたと日頃から論証している)
ミ)はい。
スー)という話の中で、’72なんですけれども「歌いやすいペンタトニックなシンプルなメロディ・浪曲風のヘン声・前近代的前時代的な男尊女卑の歌詞・そして本人達が長い下積み」っていう要素でこれが大ヒットしたんで、これから後みんなそういう風になったんですよね。
ミ)はあーそうだったんだ。
スー)ただこの方々は音楽漫才師、お笑い出身なんですよ。後の殿様キングスと一緒。『なみだの操』(‘73)も大ヒットしたんですけど。だからそもそもは、うなずきトリオの『うなずきマーチ』(‘82)と同じなんですよ。だからド演歌と言われましたが、ネタだったんですよね。ただ、これがあまりにもヒットしたから、そっから都はるみだ細川たかしだとか、めっちゃ上手い演歌の歌手がこのフォーマットでどんどん出して、メガヒット打ってったたんですね。『大阪しぐれ』(‘80)『浪花恋しぐれ』(‘83)(都はるみ)『浪花節だよ人生は』(’84)『北酒場』(‘82)(細川たかし)『夢追い酒』(‘78渥美二郎)『みちづれ』(’78牧村三枝子)
ぜーんぶメジャーペンタトニックで、ぜーんぶ前近代的な歌詞でっていう。
ミ)『女のみち』があってからなんだ。
スー)ですです。(宮史郎&ぴんからトリオの)お笑いというベースを抜いて、このフォーマット自体が’80代のレコード売れなかった中で、メガヒット演歌というものに繋がったんですよね。そういういわゆる’80代以降の“演歌”というフォーマットを確立した、という意味があるかなと思ったんですよ。でもねえ、この曲とか苦手でねえ、FMでかけるのも緊張するんですけど。今改めて聞いたんですよ。めっちゃ歌上手い、宮史郎。当時小学生時代、僕はよく宮史郎の似顔絵書いたんですよ、漫画みたいな顔なんですよ。
ミ)フフッはいはい。
スー)(漫画みたいな顔で)ホントにお笑いっぽくて。でも今聞いたら、悪声ですけれどもホントにピッチもしっかりしてて「あーだから売れたんだな」って感じがしましたね。あとね、これは元々自主製作盤で300枚。
ミ)ええー⁈
スー)そっからミリオンヒットになったてことは、これフォーククルセダーズのアルバム「Harenchi」(‘67)と同じなんですよ。だからそういう意味では“日本で最も売れたインディーズあがり”って感じがしますね。そもそもキャバレーのドサ周りとかで鍛えた人だから歌が凄く強いっていうか上手いっていうか。
ミ)なるほど。
スー)余談ですけど、僕、テツandトモの、ギター弾いてるトモの歌ってめっちゃ上手いと思うんですよ。あの人と同じようにお笑いの板の上で・音楽を求められてない所で歌った人の強さ、みたいなものを感じますね。
ヘン声なんですが、広い音域・高音部の伸び・抜群のピッチという事で。ちょっとFMん中ではかけにくいんですけれども、この曲の真価をもう一回問いたいと思います。“オリコン歴代トップ300シングル”2位でございます326万枚!
♪宮史郎&ぴんからトリオ『女のみち』
スー)FM高音質で聞きましたね。
ミ)このコード進行は後に何曲も聞いた…。
スー)これと『夢追い酒』『大阪しぐれ』ごっちゃになりますよフフフッ。
ミ)フフフ。
スー)という話の中で好き嫌いはあると思いますが、イノベーターとしては凄い重要な役割。ただ偶然の産物だとは思うんですけどね、でも売れたなと。お兄さんがテレビでギター弾くんですけど、全然ねぇコード抑える指が変わらないんですよ。おーずーっとE♭ハハハハッ。でも歌は素晴らしいと思いました。
最後はもう皆さんご存知458万枚でございます。今マーケットがサブスク化してるんでね、
もう2度と抜けない。金田正一400勝とか王貞治756号の世界だと思います。トータルで思うのは、1つはお笑いの要素、さっきの『だんご3兄弟』とか今の宮史郎もお笑い出身、フォーククルセダーズ『帰って来たヨッパライ』今からかける曲もそうですが、なんか真面目ど真ん中じゃなくて、ちょっとお笑い・コミカルな方向から音楽のイノベーション、スーパー大ヒットが生まれるという事。あともう1個はもんたよしのりも含めて、ヘン声フフッ。朗々としたベルカント唱法じゃなくって、『TSUNAMI』の桑田佳祐も元々凄いヘン声と思ったんです。やっぱり声の変わった感じとか、とにかくスタンダードな顔付きじゃなくって、ちょっとお笑いとかちょっとフリークスな感じとかの方が受けるんじゃないかなって感じがしましたね。今回改めてこの458万枚聞きました。曲ももの凄く面白いんですけど、最後の悲しさ!凄いメランコリックなエンディングを迎えるんですよこの曲。それも効いたんじゃないかなと思いますね。’76,1,12付け3位中村雅俊『俺たちの旅』2位荒井由実『あの日にかえりたい』そして初登場1位がこの曲でございます。
♪子門真人『およげ!たいやきくん』
スー)いやあ盛り上がりました、ありがとうございます。〇万枚特集売上枚数エンターテイメント。ちなみに『およげ!たいやきくん』は『Last Pretender』の586倍です。
ミ)ハハハッ。
スー)来週の特集は《変名バンド特集》変な名前のバンドではありません。同じメンバーが別名義でやってるバンド。バンドの名前を変えての活動を特集します。
えー『女のみち』の下(のランク)から言って来ます「bayfm9の音粋お相手は、アシスタントディレクター岡部いさこ『世界で一つだけの花』ミキサーかくやさん『TSUNAMI』ディレクター浜野ツトムさん『だんご3兄弟』プロデューサー西宮ヒロキさん『君がいるだけで』となっております」
ミ)DJは売上枚数まだまだやりましょうミラッキ大村と。
スー)『SAY YES』ですねスージー鈴木が『Tomorrow never knows』でございます。
スー・ミ)イベント完売もありがとうございます。ありがとうございましたー。
 
★みにょん:ランキングはあくまでひとつの指標だと思いつつ、洋楽シングルダントツ人気やアイドル凋落等の“時代”が見える回だった。”ミリオン体感“の違いは《レコードの’70代・CDの’90代・’80代は端境期で音楽マーケットが小さかった》スージーさんの話で腑に落ちる。時代の中でそれぞれのミュージシャンが残して来た大きさが改めて感じられる。売上チャートなので当然の選曲だが、オンエア5日前もんたよしのりさんの急逝が報じられたので『ダンシング・オールナイト』‘80代のこの売上を讃え悼む場面でもあった。ネタで出したぴんからトリオの自主制作盤楽曲がメガヒットしたのを契機に”演歌“のフォーマットになって行った分析解説は、さすが。『女のみち』がヒットしなかったら、歌謡界音楽マーケットはどうなっていたのだろうと、思わずにいられない。
 
☆来週(10/30) 《変名バンド特集》同じメンバーが別名義でやってるバンド。バンドの名前を変えての活動を特集。
☆番組特製サイン入ステッカー:シェア大賞・ももむさん:メール大賞・ブランチさん

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