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【構築記事】美少女の愛した運ゲパーティ

はじめに

いつもTwitterやツイキャスをご覧いただきありがとうございます。
グレースです。

別にランクマガチ勢でも何でも無いのですが、BDSPの発売を迎えるにあたり、剣盾で愛用した運ゲパーティについて記事を残しておこうと思い、執筆しました。

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(画像:トレーナーカードジェネレータ製。すべてのポケモンが何らかの運ゲ要素を持っている)

いざ書き終えてみると、構築記事というより単なる思い出話のような気もするのですが、一生懸命書いたのでぜひご一読ください。

モグロー/ドリュウズ

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H185-A187(252)-B81(4)-C×-D85-S154(252)
性格補正:ようき
もちもの:きあいのタスキ
とくせい:かたやぶり
じしん/アイアンヘッド/がんせきふうじ/つのドリル

モグローは、色証厳選を始めて四番目にゲットしたポケモンだ。当時の運ゲパーティは、ミミッキュという歩く行動保障に悩まされていた。そこで、ばけのかわを無視できるかたやぶりを持ち、タイプ一致のはがね技が撃てるドリュウズに白羽の矢が立った。

ドリュウズの色証厳選は割とあっさりしていた方で、実はあまり印象に残っていない。モグローは二番目にゲットしたドリュウズである。ニックネームは大いに悩んだ。スーパーゼネコンやトンネルの建設機械を当てはめたり、「し○うちゅう」なんて名前も考えたが、どれもしっくりこなかった。最終的に某アローラ御三家をもじって命名したが、シンプルで元気そうなニックネームになったので気に入っている。

運ゲパーティ加入以降は、切り込み隊長として活躍を続けた。期待していたミミッキュキラーとしての役割は勿論、かたやぶり+つのドリルの問答無用ぶりが頼もしかった。一時期、ダイマックスアドベンチャーで入手した色違いのランドロス(NN:ちくわ)に地面枠を明け渡していたが、がんじょうエアームドに無力だったためモグローが返り咲いた。エアームドなど、かたやぶり+つのドリルなら一撃である。

アレッツォ/パッチラゴン

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H166(4)-A152(252)-B110-C×-D90-S139(252)
性格補正:ようき
もちもの:こだわりスカーフ
とくせい:はりきり
でんげきくちばし/げきりん/じしん/つばめがえし

アレッツォをゲットしたのは、Twitterを始める前のことだ。色違いかつ通常特性のカセキメラは入手に手間がかかるポケモンの筆頭であり、怠け者のグレースはYY通信に活路を求めた。適当なポケモンに「いろパッチラ」と名付けて、パスワードを指定しない野良交換に潜り、マッチングする度に打診して回ったのである。

貴重なポケモンのため持っているトレーナーは殆どおらず、根気よく探した。やっと出してくれるトレーナーを見つけたと思ったら、一度キャンセルされた上で通常色にすり替えられ、危うく交換しそうになったことも何度かある。交換に行きつくまでの道のりが険しすぎて、どんなポケモンを提示したかよく覚えていないくらいだ(何かしらの色違いか配布ポケモンだった気がする)。国産かつデフォルトネームで交換していただけたため、こちらでアレッツォと名付けた。アレッツォのキメラという有名な青銅像が由来である。

アレッツォは運ゲパーティの中では、かまぼこと並ぶ古参だ。主砲として、はりきり+でんげきくちばしで数多のポケモンを沈めてきた。その火力は、CSサンダーくらいなら一撃で沈められるほど。いのちのたまやほのおのキバを採用するなどの変遷はあったが、レギュラーであり続けた。最終的には、上を取ってでんげきくちばしが撃ちやすくなるスカーフで落ち着いている。

余談だが、努力値の余り4はHに振るよりもDに振った方が、僅かに総合的な耐久指数が上がるようだ。記事を書いていて気が付いたので、早速振りなおした。

ムラマサ/カミツルギ

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H134-A233(252)-B151-C×-D52(4)-S177(252)
性格補正:ようき
もちもの:いのちのたま
とくせい:ピーストブースト
リーフブレード/スマートホーン/せいなるつるぎ/ハサミギロチン

ムラマサは、色違いのカミツルギの交換を募集していたところ、七世代の乱数産で良ければとお声をかけていただき、ゲットした。お相手のご希望は夢特性のアイアントを過去作で交換することで、今振り返っても破格のトレードだったと思う。とはいえ、過去作のボックスに預けられたポケモンをすべて把握しているはずもなく、まずは七世代のROMを確認することにした。

サンを確認したところ、アイアントは影も形もなかった。思えば、七世代はルビー・サファイアに次いでポケモン熱が冷めていた時期だった。同じ3DS作品の六世代からあまり進化していないように感じていたし、Zワザのノリも受け入れられなかったからだ。続いてYとオメガルビーを確認するが、アイアントはおらず。『この頃はメガガルーラが幅を利かせていたっけなぁ・・・。』更に旧世代へ遡り、ブラックを確認したところ、ようやく夢特性のアイアントを見つけた。きっと、色々な意味で話題になったPDWで手に入れたものだろう。とっくに期限が切れていたポケモンバンクの利用料金を支払い、五世代から七世代までアイアントを輸送した。ムラマサの入手は、ポケモンの近代史を振り返るきっかけになった。

運ゲパーティには出たり入ったりを繰り返しているものの、くさ・はがねタイプは他にナットレイしかいない珍しいタイプ構成で、補完役として重宝している。アレッツォではどうしようもないみず・じめんタイプに対して強いのはありがたい。いぶし銀の活躍が目立つものの、ハサミギロチンによる無償突破からのピーストブースト発動という理不尽さも備えている。他のポケモンといのちのたまを競合する場合は、ピントレンズを持たせ、リーフブレードの急所率50%に賭けてみるのも面白そうだ。

イスクン/スイクン

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H207(252)-A×-B156(52)-C111(4)-D158(180)-S108(20)
性格補正:ずぶとい
もちもの:たべのこし
とくせい:プレッシャー
ねっとう/ぜったいれいど/ねむる/ねごと

イスクンは、10年以上の長きに渡りハートゴールドの中で眠っていた。ある時、シールドのサブアカウントを作成し、ダイマックスアドベンチャーで色違いのスイクンを粘ろうと考えていたのだが、ひかるおまもりを入手するのが面倒なことに気づいたのが、イスクンが現代へタイムスリップするきっかけとなった。

イスクンの名付け親はグレースではなく、学生時代からの友人Aである。Aは学生の頃、ソウルシルバーで色違いかつ理想個体のポケモンを乱数調整でゲットすることに成功し、「グレースにも分けてやるよ」と得意そうな顔で言ってきた。お言葉に甘えて貰ったのが、あろうことかネットボールに入れられ、椅子君と名付けられたスイクンのそっくりさんだったというわけだ。「もとにもどしてよお!」と懇願するグレースを見て爆笑していたAとは、今でも最新作が発表されるたびに連絡を取っている。

当時はクラウンスイクンにしか許されなかったぜったいれいどだが、現代では通常のスイクンも扱える。良い時代になったと感じるものだ。命中率こそ、こおりタイプ以外が使うときは20%に引き下げられたものの(絶対クラウンスイクンが原因だろ!)、正直なところ2割も3割も大して変わらない気がしている。ねむねごによって放たれるぜったいれいどはPPを消費しないので、尚更そう感じるのかもしれない。

余談だが、グレースのツイートの中でこれまで最もふぁぼられたのは、ねむねごによるぜったいれいどが交代してきたザシアンに命中した動画である。犯罪バンザイ。

シルフィード/フリーザー

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H177(92)-A×-B120-C161(252)-D145-S126(164)
性格補正:ひかえめ
もちもの:じゃくてんほけん
とくせい:ゆきがくれ
フリーズドライ/ぼうふう/げんしのちから/ぜったいれいど

シルフィードは、色違いのフリーザーの交換を募集していたところ、HGSSの乱数産で良ければとお声をかけていただき、とくせいパッチと交換した。ニックネームの由来は、三大バレエ・ブランの一つであるラ・シルフィードから。初代をプレイしていた時から感じていたが、華美な装飾が無くても伝説の威厳を感じさせる、秀逸なデザインのポケモンだと思う。

フリーザーといえば、こころのめ+ぜったいれいどの一撃必中コンボが有名だが、ダイマックスエースとしての適性があることに注目した。タイプ一致のダイジェットが使えること。高耐久多弱点であるためじゃくてんほけんが発動しやすいこと。ダイアイスにより自発的に霰を降らせることが出来、ゆきがくれが発動すること。げんしのちからをダイロックにすることで思わぬ打点が発生すること。沢山の利点が挙げられる。なお、素早さはダイジェットを撃つことでエースバーンが抜けるように調整してある。

ダイマックスが使えるルールでは常にパーティ入りし、多くの勝利に導いてくれた。使っていて感じたことだが、多弱点(炎鋼電×2、岩×4)・微火力(C95)・中速(S85)のイメージが強いせいなのか、本当に舐められがちなポケモンだった。タイプ一致のこおり技が撃てるダイジェット使いである点は、もっと評価されても良いはずなのだが・・・。かまぼこ、アレッツォに次ぐ運ゲパーティの功労者だと思っている。

かまぼこ/ガラルヤドラン

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H190(156)-A×-B116(4)-C167(252)-D102(92)-S51(4)
性格補正:ひかえめ
もちもの:せんせいのツメ
とくせい:クイックドロウ
ヘドロウェーブ/サイコキネシス/だいもんじ/れいとうビーム

1月に突如訪れたマイブーム、それが色証厳選だった。初めて粘るのはガラルヤドンにすると決めていた。丁度、ガラルヤドランのクイックドロウに強く惹かれていた時期だったからだ。奇跡の逆転劇を起こすこの特性は、ポケモンバトルを純粋に楽しんでいた幼少期の自分を思い出させてくれた。

野生シンボルを厳選することは初めてのことだった。1月16日、厳選を初めてそう経たないうちにガラルヤドンが光った。喜々として捕まえるも証は無し。その日から、仕事を終えた後はひたすらシンボルに突っ込んだ。1月18日、二体目が光る。しかし、証無し。色違いをゲットしたのに、心の底から喜べない感覚は初めてだった。その後はしばらく光らない日が続いたが、1月24日、遂にその時はやってきた―――!三体目の黄色いガラルヤドンは、こわもてのあかしを持った女の子。後のいかついかまぼこである。多くの方からゲットを祝福するリプをいただいた。

かまぼこは、運ゲパーティのシンボルとして、そして不動のエースとして活躍し続けた。特に印象深いのは、ガブリアスやランドロスといった本来苦手なポケモンに対して先攻を取り、れいとうビームで鮮やかに粉砕するシーンだ。せんせいのツメを持たせたところで先制する確率は44%であり、分の悪い賭けには違いない。それでも、かまぼこはいつも期待に応えてくれた。

初代から遊んでいたにも関わらず特定のポケモンを贔屓しなかった自分にとって、かまぼこは初めての"推しポケモン"になった。そういえば、剣盾の発売前に騒がれたリストラ騒動(所謂剣盾ショック)は、当時の自分は開発の都合上仕方のないこと程度にしか思っていなかった。今では考えられないことだ。BDSPにも、九世代にも、その次の世代にもかまぼこを連れていきたいが、願いは叶うだろうか?

役割対象(一例)

モグロー:ウツロイド、ジバコイル、パッチラゴン、ミミッキュ

アレッツォ:アーマーガア、エースバーン、ギャラドス、サンダー、テッカグヤ、ラプラス、リザードン、ロトム

ムラマサ:トリトドン、ヌオー、バンギラス、ラグラージ

イスクン:カバルドン、ドサイドン、ドリュウズ、ヒヒダルマ、ポリゴン2、ホルード、ランドロス

シルフィード:ウオノラゴン、ウーラオス、カイリュー、サザンドラ、ドラパルト

かまぼこ:アシレーヌ、カプ・レヒレ、ゴリランダー、トゲキッス、ナットレイ、マリルリ(使い手によってはガブリアスとランドロスもいける)

さいごに

運ゲパーティは、勝つ時こそ劇的ですが、負ける時はあっさりやられてしまう極端さがありました。決して安定した勝率を維持するパーティではありませんでしたが、対戦の度に予想だにしない展開を見ることが出来ました。このパーティのおかげで、剣盾を存分に楽しむことが出来たと思っています。

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そして何より、かまぼこ達を通じてFFの皆さんと交流出来たのは、とても良い思い出になりました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
BDSP発売後も、どうぞ宜しくお願いします。

グレース

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