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4/14 ゴールドシップの皐月賞

近々ウイニングポストの最新作が我が家にやってくる。初めて買ったのは7のMAX2008(PS2)で、今までダビスタしかやったことがなかった自分にとって、史実馬の「IF」をたどることができ、ドリームレースを実現させることができながらも現実通りの年で引退させなければ産駒が産まれない(ロジータを引っ張ってレギュラーメンバーがいなくなったのはいい思い出)という要素もはらんでいるため葛藤も楽しむことができるというその楽しさに、あっさりハマった。未だに引っぱりだしてやるくらいの思い出がある。次に購入した2012(PSP)では音声実況が付き、その次に買った8の2018(PS4)は美麗グラフィックで音声実況に幅が広がっていたたことですごく楽しむことができ、9でシステムが変わってたことに落胆しあっさり売った。2021はどうなっているのか。そんなところを楽しみに週末を待っている。

さて、ウイポをやる時自分が年の初めに一番に意識するのは「3冠を取れるか」ということである。なんだかリアル競馬では近年3冠の重要性が下がってきている(菊花賞が長すぎるのか?)気がしてならない。事実天皇賞春のメンツがガタ落ちになってきているのは、スピード競馬に合っていない3200mという距離の問題なのだろう。今年も「本当にG1か?」というようなメンバーが特別登録をしている現状、なかなか難しいことではあると思うが、それでもやはり自分の中の最強馬は「3冠+古馬王道路線を走り切る馬」という古臭い考えの持ち主。そのためウイポでも「距離適性が足りているなら3冠を目指す」という意識。そこでまずは皐月賞へのローテーションを作っていき、迎える皐月賞は非常に緊張する。だからこそ3冠の内で自分が一番好きなレースはダービーでも菊花賞でもなく、「最も速い馬が勝つ」皐月賞。

そんな皐月賞。産まれて見てきた中で一番度肝を抜かれた年は2012年。そう、ゴールドシップの「ワープ」だ。

スタートからゼロスがかっ飛ばし、1000m59秒1で逃げに逃げる。そして4コーナー。先行各馬がバテはじめ、ここから後方勢が追い抜いていくのかというその瞬間に、1頭だけコース取りがおかしい。内を突く芦毛の馬。その馬こそゴールドシップ。

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ウチパク全盛期真っ盛りはやはりすごい。グングン手綱を押して前に行けと必死に伝えることで、どれだけズブい馬でも前に進む意志が出るのだろう。そして荒れに荒れた中山の馬場で外々を回らされる各馬の中でただ1頭内埒沿いを通ってくる。

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通過順位バグってる?と思わさざるを得ない。しかし本当に「ワープ」するかのようにコーナリングで一気に後方から前を行く各馬をぶっこ抜いているのだ。こんな荒れた馬場でそんな競馬をされては、他の馬達はお手上げだろう。事実3コーナーまで同じ位置にいたワールドエースが2着に来るのがやっと。後続をぶっちぎってゴールイン。

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正直、共同通信杯を勝った時はそこまで注目していなかった。そしてそこからの直行が、まだまだ競馬知識もにわかだった私にはどこかマッチしなかったのである。この時私が注目していたのは、きさらぎ賞、若葉Sと連勝していたワールドエースと、若駒Sで華麗な逃げ切り勝ちを収めたゼロス。特にワールドエースは名前からもう惹かれ、ダービーでも当然応援していた。あまり思い出したくないが、あのレースで私の「アンチユーイチ」は始まった気がする。(と思っていたら予想は全然違っていた。詳しくは最後の追記で。)そんな馬達を置き去りにして、まくって圧勝したゴールドシップは本当に強かった。そしてこの勝利から彼は、父ステイゴールドゆずりの闘争心と気性の荒さもしっかり見せながら伝説に満ちた競走生涯を歩んでいく。やる気なしから天春を勝ったり、フランスへ殴り込みに行ったり、出遅れて120億をぶっとばす事件も起こしたり。「人間らしい」面を数多く見せながら競走生涯を終えると、デビューした子孫もそこそこに「ズブい」。しかしガシガシ追われるとやる気を出すような馬も多いような、そんな不思議なDNAの遺伝子。

時を超え「ウマ娘」にも出演し、多くの人々から愛される彼。

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この「ワープ」含めて、どこか人間離れした面を持ちつつ、一番人間らしい競走馬である芦毛のステイゴールド産駒は、これからも伝説的な皐月賞馬として、多くの人に語り継がれていくのではないだろうか。

※完全に蛇足ではあるが、馬券的には死ぬほど相性が悪かったことも追記しておきたい。

皐月賞(なんでモンストール?)

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ダービー(また③モンストールと⑰グランデッツアだよ…)

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菊花賞(ゴルシは①で1着。⑨フジマサエンペラー(最下位)軸ってどういう事)

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有馬(⑪トゥザグローリーは最下位です)

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天皇賞春(ゴルシは⑧で5着。ここまでくると逆にすがすがしいくらいの迷走だ)

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宝塚(ゴルシは⑩で1着。もう何も言うことは無い)

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JC(⑬ゴールドシップ信じたら大敗)

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有馬(ゴルシは⑭で3着。バリアシオンを買えよ!!)

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とまあ、データがここまでしかないのでこれだが、1個も当たっていないのである。なんだこの相性の悪さは…いや、単純に自分の予想が下手くそなだけなのだが。

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