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P.C.Sののぼりを作ったらラブレターを受け取った話【#異次元フェス】

題名の通りの話をします。普段はあまり目を引く印象的なタイトルは付けないんですが、今回は流石に。

お世話になっております。初めましての方は初めまして。GRと申します。以下簡単な自己紹介です。

【ラブライブ!】
推しは国木田花丸、エマ・ヴェルデ(敬称略)。ルビまるは神聖にして侵すべからず。
現在は楽曲中心に追っています。最近のアニメ観れてなくてごめん最近蓮ちゃんのストーリーを追いはじめました。梢センパイ……!
【アイマス】
担当アイドルは川島瑞樹・五十嵐響子・水本ゆかり・小早川紗枝・桜守歌織・箱崎星梨花(敬称略)。ゆかさえは神聖にして侵すべからず。
現在はシンデレラガールズを中心に追っています。


さて、先日行われた異次元フェスアイドルマスター★♥︎ラブライブ!歌合戦(以下異次元フェス)、盛り上がりましたね。どちらのコンテンツも通過してきた自分としてはまさに夢のような時間でした。ちなみに未だに喉が完治していません。

ご存知の方も多いと思いますが、このライブに先駆けて東京ドーム周辺にオリジナルののぼりを掲示する権利を販売する、という企画が開催されました。こちらの企画で自分はアイドルマスターシンデレラガールズよりP.C.S(ピンクチェックスクール)(※1)というユニットののぼりを企画し、進行いたしました。今後同様の企画があった時に少しでも役立つように、備忘録として色々残しておこう……というのがこのnoteの当初の目的だったのですが、それどころじゃない事態が起きたので気持ちを整理しようと思います。
読みにくい点多々あると思いますが、宜しくお願いいたします。
(※1)メンバーは異次元フェスに出演する島村卯月ちゃん(CV:大橋彩香さん)、小日向美穂ちゃん(CV:津田美波さん)、五十嵐響子ちゃん(CV:種﨑敦美さん)の3人。Mobage版シンデレラガールズが始まった時から概念が存在する由緒正しきキュートユニット。


発端

9月15日、公式からのぼり企画を開催する旨のツイートがありました。
MIOW2023(※2)で同様の企画があり成功していたのを知っていた自分は非常に胸が高鳴りました。こういう団結のしかたに手慣れているPの方々はすぐに企画を立ち上げ盛り上がっていたのですが、我が二大担当のひとり、五十嵐響子ちゃんの参加するのぼり企画が立ち上がっていないことに気付きました。
(※2)2023年2月に行われたアイマス5ブランド合同ライブ「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!!!! 2023」のこと。

響子ちゃんに東京ドームの景色や空気を味わわせてあげたい。ライブには出ないけどこんなに可愛いアイドルが居るんだと多くの人に知ってほしい。そんな思いから響子ちゃんPの集うDiscordサーバーに「のぼりどうしましょ(意訳)」と相談を持ち掛けたのでした。この時点で、もし企画するなら言い出しっぺの自分がメインで動くんだろうなという覚悟はしていましたが、自分がメインの進行をする企画(しかもお金が動く)なんてやった事が無かったです。
それでも、何事も経験。Pとして担当のために出来る事を増やしたい。そういう思いで企画に踏み切りました。

サーバーの方に意見を頂きつつ企画を進めていきました。誰ののぼりにするかをTwitterのアンケートで参考にしつつ、並行する形で、企画に反応して頂いていた響子ちゃんのイラストをよく投稿している絵師さんにイラストの依頼を持ち掛けました。依頼文には、『他のアイドルと合同でも描けるか』『期日までに完成させられるか』を確認する文言を入れました。描き慣れないアイドルの依頼をするのはこちらとしても申し訳ないので……。
投票の結果からP.C.Sののぼりにほぼ確定し、絵師さんからもOKを頂けて安心でした。


準備

Twiplaページの作成

MOIW2023ののぼり企画のTwiplaを参考にしつつ作りました。何を明示するかを考えつつ、企画の大まかなスケジュールを整理出来るから作る側も助かりますね。(スケジュール通り進んだとは言ってない)

当初は参加者が22人(デザイン権¥88,000の約数)に達したら企画実行、参加者上限を44人としていたのですが、盛況により50人以上の方にご協力いただきました。本当にありがとうございました!何度も拡散して良かった。

イラストの依頼

イラストに入れて欲しい要素をお伝えして、デザインを考えて頂きました。今回で言うと「3人が縦に並ぶ、卯月ちゃんが1番手前」「祝ご出演 島村卯月役 大橋彩香様 の文字を入れる」「参加者の名前を入れるスペースを空けてほしい」といった具合……
デザインもこちらである程度は考えたかったのですが、大抵それより良いものを絵師さんがデザイン出来るので、今回は背景等の細かいところはお任せでした。
そうした結果、P.C.Sとしての初めてのユニット曲である『ラブレター』の衣装でデザインしていただきました。以下が10月初頭に発表したのぼりのラフになります。

絵師さんにデザインの詳細を説明してから3日くらいで上がってきてビビった

連絡用のDiscordサーバー

周りののぼり企画者でDiscordで案内するというやり方が散見されまして。TwitterのDMで個別の連絡は大変だろうし、Twitterそのものが今後どうなるか分からないのもあったので、自分もDiscordサーバーを利用してお知らせや案内をするようにしました。
また、一部海外のプロデューサーさんもいらしたので、一部の案内には英語での翻訳を付けました。ありがとうDeepLくん。まあ全員日本語に明るい方だったので必要性は薄かったんだけど

連絡管理用のスプレッドシート

参加者ごとにDM送ったか、Discord参加したか、参加費はどう払うか……などの進捗を管理するスプレッドシートを作って管理していました。何せ参加者が多いのと自分がかなり忘れっぽい人間であるので、こういう準備は必須ですね。

アンケート(Google Form)

参加者向けに参加費の支払い方法(後述)と返礼品の受け取りについてアンケートを実施しました。集計結果もスプレッドシートにしてくれるので便利。

支払い方法の整備

今回は現地での支払い、銀行振込、PassMarket、PayPalの4つを設定しました。うちPayPalは海外の方向けで、支払い方法で良いものがあれば参加したいという方への配慮でした。せっかく参加意思がある方には出来る限り参加してもらいたいので頑張って(というほど手間はかからないけど)準備しました。
PassMarketのイベント作成も初めてやりました。お金集めるのってやっぱり緊張する。めっちゃ設定を確認しました。したのにアンケートの項目足りてませんでした。

返礼品

想像以上に参加者が集まったので、当初予定になかった返礼品を作りました。制作したのは持ち帰りしやすいように名刺サイズのカードです。デザインを絵師さんに相談したらのぼりデザインをそのまま使うのではなくアレンジしたものが上がってきて腰を抜かしました。天才???
ということで以下が返礼品のデザインになります。地味に初公開です。

頭が上がりません。ちなみに裏面には自分と絵師さんのコメントが入っています。

現地でお渡しした人にもめちゃくちゃ好評でした。本当にありがとうございます。郵送は準備中です。頑張ります。


なお、上述した準備の一部は、いぶりーす様のツイートを参考にさせていただきました。この場を借りてお礼を申し上げます。

お祈り

ある意味一番重要。こればかりは力量不足とか全く関係ないので。
実際当選の枠数増やしたうえで落選の話も少し上がってきていたので本当に怖かったです。


当日

そんなこんなで初めてだらけののぼり準備が終わり迎えたライブ当日。8時半くらいに現地に行ってのぼりを撮影して周りました。自分ののぼりを発見した時はえも言われぬ気分になりました。朝日に照らされる3人の姿はビビッドな色合いも相俟ってとびきり輝いて見えました。

デッッッッッッッカ

返礼品の受け渡しのためにのぼりの傍に数時間つきっきりだったんですが、ずっと感動していました。22ゲート(※3)の近くだったので沢山の人に見てもらったり写真を撮ってくれたり、その流れで名刺交換をさせていただいたり……と嬉しい忙しさでした。担当をカワイイと言っていただけるのはプロデューサー冥利に尽きます……
(※3)いわゆるホームベース側の正面入口。開場すると一番ごった返す場所。

無事に掲示されて企画は成功!あとは2日間ライブを楽しむぞ~と気楽に構えていたのですが、事件は現場で起こりました。



事件

ライブ1日目開幕!『青空Jumping Heart』から始まる自己紹介メドレー、元気に歌合戦ゾーンでコールしまくり、『Let's Sail Away!!!』から満を持してのコラボ披露とテンションは常に最高潮。楽しすぎる!!!
休む間もなく始まったカワイく歌合戦ゾーンで事件は起きました。

僕「いや~、『Holiday∞Holiday』がスリーズブーケで一番好きな曲だから聴けてめっちゃ嬉しかったな~安全バーは君の腕なんだよな~」

ドーム(~♪)

は?「僕」

何百回と聴いたイントロ。そうです、『ラブレター』が流れ出したんですね。卯月ちゃんはその日は出演していないのに。なんで???
そして気持ちを整理する間もなく登場するシンデレラガールズの声優さん7人。7人!?!?!?もう少し こう 何というか 手心というか……(画像略)

自分がこののぼりを企画したから、というのは絶対関係ないのは分かりつつも、流石に『因果』を感じられずにいられないというか、嬉しさと感動と入り混じったすごい感情になってしまいました。結局自分は3人のぬいぐるみを取り出し、胸の位置に掲げながらこの曲を聴き、あの空気を味わうこと、そしてあの光景を3人に見せることに集中したのでした。
暫くして「ラブ・ボナペティート」に脳を焼かれるのですが……千雪さんとラブライブ!の推し2人がそれ歌うのは流石に致死量

感想

何が嬉しかったかといいますと。
異次元フェスのセトリは全体を通して手加減の無いものだったというのはライブを観ていた人ならお分かりかと思います。そして数百あるシンデレラガールズの楽曲には当然カワイイ方向性に極振りしたような楽曲も沢山あり、またその歴史は日々更新されていくわけです。
その中でデレステの歴史としては古めの楽曲にあたる『ラブレター』が選ばれたこと。それはまさしくP.C.SがCuteなアイドルユニットとして代表を張れるという1つの証拠になるでは。そんな輝かしい位置づけに置いてもらえる曲を担当アイドルが歌っているということがとても嬉しく、また誇らしかったです。

そして自分が偶然にもP.C.Sのぼりの企画を進めたという事実によって、より多くの人に3人の姿を印象付けることに成功していたら、この企画をやった意味があるなと思います。
思えば動機は『響子ちゃんに東京ドームの景色や空気を味わわせてあげたい』だったわけで。それが達成できたのでは……!
2日目に「昨日ラブレター披露されましたね!おめでとうございます!」と言ってくれたプロデューサーがいたり、ラブライブ!のグッズを身に着けた人がのぼりを見て「可愛い」と声をあげていたり(これが本当に嬉しい!!)…… 担当の響子ちゃん、そしてP.C.Sの3人を紹介するというプロデューサーとしての役目を少しでも果たせていたという実感ができました。本当にこの企画をやって良かったと心の底から思っています。
ただ、参加者への連絡や準備で遅くなっちゃったりしたところがあったり、反省点もそこそこにあるので、次回同様の企画をやるとなったら更に良いものを作っていきたいですね。

自分は、沢山の人が「好き」をグッズや服装で表現して、それが溢れ出すライブ中やその前後の雰囲気が凄く好きです。今回のライブはそれがコンテンツの高~い垣根を越えて行われるBIGBANGが起きていました。その中で自分は嬉しいことに少し特別な形で「好き」を表現することが出来ました。その事実を嚙み締め、驕ること無く今後ともプロデューサーをやっていこうと思います。

最後に

こののぼり企画は決して自分1人で成しえたものではなく、企画に参加していただいた皆さん、進行にあたってアドバイスをくれたプロデューサーの方々、現地でのぼりをご覧になっていただいた方々まで、皆様の応援のおかげがあってこその成功です。本当にありがとうございました!!!

P.C.S(ピンクチェックスクール)は、普通の女の子3人が普通のままでアイドルユニットのトップになることを目指す、カワイイの一点張りじゃない確かな目標を持ったユニットです。今回披露された『ラブレター』のほかに『Palette』という楽曲もあります。雰囲気はそのままにジャズ調に寄せた素敵な楽曲なので、是非聴いていただきたいです。
3人のトップアイドルユニットへの道はまだまだ続いていきます。今後とも応援のほど、よろしくお願いいたします!!!


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