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ゲートのでかい凹み

これは数年前のリペアなのですが
僕のGPR(グループルリペア)のデビュー?だったかな?

裏から押せばいいじゃんと思う凹みですが補強があって押しづらかったんですね。

そこで表からグルーで引き出します。

大まかには出ましたね


グルーで粗だし後
出しきれない鋭い凹みはスタッドで引き出し
それと鉄板が伸びていましたので絞ったりもしました。

ですので
グルーのみで鈑金を完結したというわけではありませんが
大きい凹みを一気に小さくするということができましたので
「これ使えるな〜」と感心しましたね。

グルーがなければ
裏から押すにも補強があってキレイに押し出すのは難しかったかなと。


ちなみに鈑金で表から引き出す方法は

1.スタッド
 使用頻度が1番高いです。
 
 メリットは
 ・鋭い凹みも引き出せる
 ・点や線で引くのは得意 
 ・溶着させて引き出すのが速い
 ・絞りもできる

 デメリットは
 ・鉄板を焼いてしまう
 (最近のスタッドは裏焼けしないのもあるようですね)
 ・ピンポイントに力がかかるので気をつけて引かないと凸凹になる
 ・穴を開けてしまうことがある
 
2.ハンダ
 硬い角などをキレイに引き出すことができます。

 メリットは
 ・ハンダを溶着させたプレートを引きますが
  その溶着させた面積を引く形になるので
  鉄板が荒れずに(凸凹になりづらい)キレイに引き出せる
 ・硬い角などをスタッドより強く引き出せる

 デメリットは
 ・溶着させるのに少し時間がかかる
 ・プレートを外して溶着させたハンダを削り取るのに少し時間がかかる

3.グルー
 広い面積を一気に引けます。

 メリットは
 ・塗膜を剥がさなくても引き出せる
 ・タブの種類がたくさんあるので
  凹みに応じて大きさを変えて引き出せる

 デメリットは
 ・キツい凹みは引き出せない
 ・グルーが固まるのに少し時間がかかる


 
スタッド、ハンダ、グルーとそれぞれの得意分野があるので
すべて揃えておくといろいろな場面で活躍しますね。


スタッドやハンダを使っている方は多いと思いますが
グルーに関してはまだ少ないのかなと感じます。


僕自身もグルーを完全に使いこなしているとはいえないですが
なるべく使えそうな凹みに対しては使ってみて最適なリペアを探っています。


以上、ありがとうございました。




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