見出し画像

ようこそ 犬語の世界へ フセと時にはオスワリのメッセージって?

緊急事態宣言前日に2ヶ月放置の田舎家の様子を見に行った。

山藤もオオデマリも咲いては散り咲いては散りだったのだろう、もう辺りは深い緑と田植えの時期に入っていて、花々も夏の花芽をつけて季節はすっかり移ろいでいました。

しばらくぶりの田舎の犬散歩では畦道にはカエルの合唱と今朝がたはシオカラトンボを見てしまい、温暖化による季節の前倒しが起こっているのを再確認して、気候変動が今後もたらす自然の変化を感じぜずにはいらませんでした。

さて、犬散歩。
我が家は大型犬でもハーネスと少々長め(2mから3m、場所によっては5m)のリーシュを適宜長さを調節して犬なり散歩を心がけている。

犬が脚側をしたいと思えばすればいいし、犬が何かで立ち止まり思慮している場合はこちらがリーシュを手繰り犬の脚側につくスタイルだ。

吠え吠えの犬の場合は極力すれ違わずか、距離をとる方法を選択するので大型犬ハーネス仕様でもなんの困り事もない。
犬が同属のサインを読んで適した行動を選択した場合のアシストにも、ハーネスの方がはるかに首輪より優れている。
これがわかりたいと思うプロトレーナーになりたいのなら、ご連絡ください。

首輪でも犬のサインはわかると言う人もいるだろうけど、いきなりリーシュを引くという行動はゼロにできない以上、ハーネスは犬の福祉にかなっている道具だ。

犬が犬語を発揮できるのもハーネスの良さで、それに気づいた犬飼人はもれなくハーネスを選択している、うれしい限りです🎵

今回のお話は、道で犬を見かけると座り込みと伏せ込んで動かないという行動のことです。

田舎道ですれ違う或いは出会う犬たちの犬語は、時に対照的で少しそれについて、noteしておこうと思った。

良く会う柴犬のTちゃんはこちら(チェシア)に気づくとピタッとフセをし、道路に貼り付いて剥がれない。

飼い主がリーシュで引くので首が苦しくなっていない?と心配するが貼り付いたボディランゲッジを崩すつもりもなく、ますます貼り付く。

Tちゃんのフセは頭の位置は低く、耳もピタッと後ろに引っ付ける、目は細めているが顔全体の筋肉の緊張で口角も後ろに引かれ硬い...
唇もキュッと締まりヒゲも後ろに引かれる...

チーはそれを見ると歩みを遅め、枝道や横道があればTちゃんを回避してしまう。
なので今までTちゃんとは一度も犬同士パーソナルでの挨拶をしたことがなく、人同士のみが軽く会釈している。

一見、Tちゃんのボディ・ランゲッジは、伏せてお出迎えかしら?と、近づいても良さそうに見えるが、Tちゃんは傍に来なくていい、近づいたらコーロースー👊❗というメッセージをチーに伝えているので、チーにもそれがわかっているので回避を選択しているのです。

これは待ち伏せ威嚇というもので『来るな、来たらやるぞ❗』と主張しています。
Tちゃんの場合はもれなくすべての犬に対しての十把一絡げで、犬は敵、なのです。

ややソフトな待ち伏せ威嚇になると、ピンと前を向いた耳、すくっとした首になだらかな背中のラインを見せてくれます。

相手の近づいてくる行動の出方によって変わりますが、概ね自分に自信があり、すぐには襲いません。
直線的に近づく犬に関しては気分を害するタイプもいます。
その場合はすくっと立ち上がる、または座る(落ち着け❗)で相手に警告を発する犬もいます。
ここで近づく側の飼い主が首輪で強くリーシュで犬を制御しすぎると、近づく犬もボディ・ランゲッジが崩れる/前傾が強くなるで、近づきたい犬の気持ちとは別の犬語が相手には見えてしまいます。

興奮し過ぎた場合は回避する方が賢明な飼い主です。
犬との挨拶がうまくいかないことの積み重ねは犬のフラストレーションになります。
お互いの犬が興奮しているのに近づけてケンカになるということを繰り返せば、それがそのまま犬の学習になり犬の挨拶ベタの犬になってしまうのです。

興奮する犬には興奮せずに相手ができる犬、つまり落ち着きのある犬をティーチングドッグに選ぶ必要があります。
すでに大人犬で犬を見れば大興奮の犬だと、ティーチングドッグに抑え込まれる、指導的威嚇(攻撃ではない)はされるでしょうけど(笑) 


フセはリラックスのサイン/ポーズとも解説する本やサイトもありますが、犬の発するボディ・ランゲッジはその前後の出来事/事象も入れての解釈(文脈)をする必要があるし、耳の位置、開き、全体的な身体の力のは入方や筋肉の緊張、身体の形、足の位置、体重のかけ方、口髭の動かし方、目の形は瞬時に変わるので、いろいろなシチュエーションを常日頃から観察してデータを取っておく癖をつけておくと、犬語の世界の扉が開き始めますよー、では(^-^)

#犬との暮らし #犬語 #犬のボディランゲッジ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?