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04.できることと求められていること
面接官なるものをやらせていただくことがあります。
そんな時に就活生や求職者の方々からよく
「仕事をしていて自身が大きく成長したなと思うエピソードを教えてください。」的な質問をいただくことがあります。
その際に話しているエピソード。
あれは入社4年目。とある事業立ち上げのために異動してきた私。
それを遂行する人は(その支店には)自分しかいないのにも関わらず、今までやってきた「自分ができること」を活かして、周囲のお手伝いのようなことをやって仕事をやっている気になっていた私を、当時のその支店の責任者(私の上司ではない)が呼び出す。
『ルーくんはさあ、何しにここにきたんだっけ。私たちの手伝いに来たの?○○事業の立ち上げのためにきたんじゃないの?』
あまりの衝撃にトレードマークの天然パーマがさらさらヘアーになる私。
その日を境に「できること」ではなく、「求められていること(やるべきこと)」を意識して仕事をするようになりました。
仕事をしていないわけではなく、しかもやればそれなりに褒められたりするわけだから、なかなか自分がやっていることが「求められていること」なのかどうかは気づきにくかったりするもんですよね。
しかも「求められていること」は決して自分の得意分野に限ったことではないので、うまくいかなかったり、気分が乗らなかったり。
でもこのことを意識して仕事に取り組むことで、成果の出方・その中身が大きく変わりました。
あの時の責任者にはとても感謝しています。
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