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4月19日 和歌山 月とクローバー

以前、地震は続いている。
こんなに余震の続く地震は例がないらしい。

18日深夜24時。日付が変わるその頃
僕は新宿のバスターミナルにいた。

さすが新宿。何台ものバス。バス停も沢山。
名古屋・関西方面、東北方面、北陸方面
様々なバスの往来。
そしてそれに乗ろうと
大きな荷物を抱えてる人達。

大阪行きの夜行バスに乗る。
このバスがね、狭い!!
1800円と激安だったから仕方ないけど
もうとにかく狭い!
バスはほぼ満席。
隣にはビジュアル系っぽい男のひと。
僕がバックをガサゴソするたび
肘とかが当たっちゃう。
とても迷惑そうなオーラが飛んでくる。
夜行バスなので、寝たいのだが
ビジュさんの肘とかが常にあたってて
辛かった。
そんな状態で8時間弱。
この旅の移動で1番辛かった。
夜行バスは三列シート推奨。
混んでないやつ、推奨。これまじで。

というわけであまり寝れずに大阪着。
和歌山行きの電車に乗り換える。
大阪の電車、わかりにくいよねー本当。
苦手だ。いなかもんだから。
梅田駅はこちら、みたいな表示が
途中まであるのにあるとき突然なくなる
で、また進んでいったらある、みたいな。
慣れてない身には辛い。

と、無事和歌山行きの電車に乗る。
バスでの寝不足もあって
電車に乗るなり寝てしまった僕。

ふと目を覚ましたら

関西空港にいた。

和歌山のひとからしたら
これは、あるあるらしい。

和歌山行きの電車は
前の何両かは関西空港
後ろの車両は和歌山へ
というふうに途中でセパレートするらしい。

多分、車掌さんとかが
アナウンスで言ってたんだけど

寝てた僕は気付かず
関西空港へと到着してしまったのだ。
勉強になりますなあ。

気を取り直して和歌山行きの電車にまた乗る。
大阪への移動からの疲れが蓄積してる証拠に
この辺の写真全然撮ってない。
大阪も、和歌山移動中も。

ゆいいつ撮ってた写真がこちら。

マッチが飲みたかったのか
ちょっとよくわからん写真。
よく見たらマッチ&GO!と書いてありますね。

というわけで和歌山到着。

いい天気で海が近い街の匂い。
黒潮の流れる、南国の匂いだ。


喫茶店うらら へ。
後から詳しく書くが
今日の主催のヨッシーさんが
勧めてくれたお店だ。
マスターが宮崎出身で
鹿児島出身ですと話すと
イッキにマスター、訛る。笑
方言って面白い。バイリンガル。

カレーを頂く。
スパイスが効いてて美味しかった。
マスターに挨拶をして別れ
ヨッシーさんがとってくれた
ホテルにチェックイン。

GOGOGOツアー1周目のフライヤーが
なくなっちゃったので新しいのを作ろうと
パソコンと紙とペンとにらめっこ。

出来たのがこの
情報の多すぎるフライヤー。
日付と行った場所書いたら凄いことになった。
なんか、書いてて感慨深くもあったな
ここで、この人と出会って、こうなって、と
紙一枚の中に文字に数字にストーリーがある。
僕にしかわからないかもしれないが。

2月13日。大阪十三クラブウォーター
雨が降っていたあの日
今日の主催者、アコ野郎というバンドの
ヨッシーさんと出会った。

ライブ後、和歌山在住のヨッシーさん達
アコ野郎はその日大阪にライブ遠征してて
その別れ際に
和歌山にも来てくださいね、と
握手を交わした2月13日。

あの日から約2ヶ月。
早くもその約束は実現した。

旅の2周目をする、と発表した僕に
ヨッシーさんが連絡をくれたのだ。
そうしてライブ会場に決まったのが
月とクローバー

よく見たら、会員制って書いてある!
店長さんのマキさんと挨拶を交わし
リハを軽くやって
ヨッシーさんと近くの飲み屋へ。

本番前に和歌山の美味しい魚を堪能し
一杯地酒を頂いた。

やっぱ美味しいその土地のものを食べ
その土地訛りのひとと喋り
その土地のお酒を飲む。
旅の醍醐味だ。大醍醐味だ。

ただ、本番前にこれを味わうともう
本番が終わったような
気分になってしまうというかね。

いかんです、意志が弱いから僕。
もーライブいいですかね、とか
失礼なことを思っちゃう。
ライブ後のご褒美にこれ、てのが理想ですね。
しかし美味しかった。

さて、初めての和歌山、と気合を入れて
いよいよ本番。

セットリスト
・浜へ出たらば
・うたはしなない
・街に響くラブソング
・かごしまなまり
・ときがたつってことは
・つたえうた
en
・ゆー

終演後、集まった和歌山のお客さん達と話す。
音楽をやっている
または関わりがある人が多く
何日か後に開催される和歌山の音楽祭の
ひいては、和歌山の音楽の未来、について
熱く語ってて。厳しいことも言い合ってたけど
大人達が市や行政も巻き込んで
音楽を盛り上げようとしている姿は
なんだか頼もしく見えた。
田舎は田舎で大変だけど
やっぱり田舎にしか、地元にしか
できないことを外に発信していけたら
それはもう素晴らしいと僕は思うな。
鹿児島もそうありたい。

今日から、熊本・大分地震の
義援金を旅先で募ることにした。
ネットでは地震への支援の仕方
被災地の状況、色々な是非について
言われているが
日常を楽しみながら
手を差し伸べる、というのが
1番いいんじゃないかなーと僕は思います。

旅は僕の今の日常なんで
旅先でいろんな人に募っていこうと思って。

(熊本、しかこの時書いてないけど、ごめん!大分にも届け!です)

初日にして沢山の義援金が集まった。
何かしたいのは
なんとかなってほしい
と思ってるのは
僕だけじゃないんだ。

ヨッシーさんとその仲間達と
松林商店さんにいって
またここでも音楽好きなマスターと語らい

夜更け、ホテルの部屋へと戻り

長い長い初和歌山が終わった。
たおれるように僕は眠ったのであった。

GO

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