EASとの出会い
GOUと申します。皆さんはeastasiasoft(以下EAS)と言う会社をご存知でしょうか。滅茶苦茶な事を言ってしまえばかつてのジャレコのような会社です。(製作は別会社)
2021年、E.D.Fのような自社製作ゲームは確認出来ていません。
さて本題
趣味、仕事、結婚…あらゆる事にきっかけがあると思います。
趣味であれば○○を見てかっこいい、自分もやりたい!または面白そうと思いやってみたらハマってしまったり。
仕事であれば、求人を見て魅力を感じたから、人に紹介されたからなど。
結婚であれば今の旦那or妻とまだ恋人関係として付き合っていた頃を思い出して頂き、○○なところに惹かれたから、趣味が一致して一緒に楽しむようになってそこからお付き合いを始めるなど…
ありとあらゆる事にきっかけと言うものは必ずあると思ってます。
もちろんきっかけなどなく、ルーレット感覚で選んで引っ掛かったから何となくやってる方もいると思います。それはそれでいいのです、人それぞれなのだから。
今回語らせてもらうのは私がそれまでマイナスイメージが強かったゲームに対しての評価が改まったきっかけについてです。
遡る事2019年6月頃、Switchにてとあるゲームと出会いました。
その名をFullblast
なぜこのゲームを目を付けたかと言うと、少し脱線してしまうがこれの前に同じくSwitchのスカイフォースリローデットと言う元はスマホ用の海外製のSTGをやった。これは一般的なSTGとは異なりステージを選んでステージで手に入れた星を集めパワーアップさせていく育成型STGである。(パッと来ない方はRXNをまともにしたものと思って欲しい)
これがまた面白く最初は貧弱な機体もパワーアップが進むにつれて高難度ステージでも突破できるようになる達成感がある。
当たり判定が見た目そのまま、視認性が悪いなど問題点はあるが救済処置も用意されてるのでむしろ意図的に調整したものと考えられる。
他にも語りたい要素があるが省略
スカイフォースリローデットのあとで、海外STGも面白いのがたくさんあるかもしれない!と思い購入したのが例のブツ。
思えばここで引き返すべきであった……私はこれから待ち受ける地獄を知る由もなかった故の純粋な気持ちで購入したのだ。
早速起動してみると渋いギターの曲と共にタイトル画面に入る
これは期待できそうだ!!
ウキウキ気分で特にオプションも見ないでプレイをする。これまたギターメインの曲で私の期待は高まる一方であった。
ステージ開始など要所で司令官と主人公のミニ会話が挟まる。日本語訳がおかしくファイナルソードのような変な言い回しが見受けられる(例:アルファリーダー、地獄の様子はいかがですか。)が海外のゲームなのでこれは仕方ない。
全12面でレトロスタイルと謳っているように、道中が長い。
この時私は難易度が大きく下げられた達人王をやってる気分であったが7面あたりで違和感を覚える。
敵の種類が少なく、行動パターンも単調、敵配置もポツポツやってくるだけでただ撃っているだけの場面が多く盛り上がりにかける。
自機のショットもFC時代のゲームかと思うほど貧相、当たり判定は滅茶苦茶、勲章や星、ノーミスボーナスと言ったモノもない。
BGMも冷静に聴いてみるとギターの音がかっこいいだけで肝心の曲自体はショボい。全体通してボス曲が1曲しかないなど…
一旦休憩し、今度はオプションを見ると衝撃の一言。
まずキーコンがない。
元のWII U版から遡れば2014~2016年製のくせにPS1時代、いや最悪SFC時代にもあった機能がないとは何事か。
環境設定も同様、難易度が3段階選べるのはいいとしてBGM.SE関連が貧弱でミュートON.OFFしかない。
ここで私は思ってしまう。
もしかしてこれ、ク○ゲーなんじゃ…
しかし私はあまりにも愚かだった。もしかしたら後半になると面白くなるかもと考えていたのだ。
気を取り直し後半を進めていく。
しかし単調な展開は更に続き、長い戦いの果てついにラスボスを撃破するが、そのエンディングがあまりにもぶっ飛んでいた…。
ここで私はついに正気を取り戻す。
なんとこのエンディング、言語を日本語にしているとバグ故かイラストと共に
基地に戻ってボタンを押そう。
と言うメッセージが数回表示されるだけ。
は???と思った方は正常です。
苦行の果てにこれです。あまりにもひどすぎる
他の言語だとちゃんとした内容が出るのですが日本語のみこれが出ます。後から分かったことですが、2020年にこのクソゲーのPS4版が出まして、エンディングは相変わらず基地に戻ってボタンを押そうなのですが移植の際に不手際があったのが長音が全部消えています。(ボタンを押してスタト、アルファリーダー→アルファリダ等)
私は怒りを通り越してひたすら呆れてました。
その後も他のEASのゲームがどうかと言うとまあ虚無だったり不親切仕様が多かったりしました。
EASの出すゲームは当たり外れが激しく近年ではハブロキシア2、ヴォイド・ゴア、ピラー:パズルエスケープなど手軽に楽しめるものもありEAS自体がクソゲー出す会社と言うことではありません。
fullblastを初めとしRED DEATHやイロ・ヒーローなどで深く傷ついた私はふとゲーセンに立ちより、最大往生やサンダードラゴン2、グラディウスlllをやりました。
この作品は私がマイナスイメージが強く、ひたすら難易度曲線がおかしいと思っていたのですがFullblastと比べ、素晴らしい音楽、難しさ故のパターン構築の楽しさ、綺麗なグラフィックなどを改めて目にし
ああ、このゲーム達はこんなに面白かったんだな…この製作者の皆さんは本物のプロだったんだなぁと評価が改まりました。
同時に一つ学習したこと。
ゲームに対する視野を広げるには、あえてクソゲーをやるのも時には大切なのだと。そういう意味ではこのゲームに出会えて良かったなと思える。
もしこれを読んでる人で、なんか最近のゲーム面白く感じねえなと悩んでる方がいらっしゃったら1度、EASの外れのゲームをやってみては如何でしょうか。
きっと何かが変わるかも知れませんよ?
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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