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医療発達は正義か

「暑いね〜」なんて言いながら、冬の寒さを望み、
「寒いね〜」なんて言いながら、夏の暑さを望んでる。

季節の変わり目に感じるこの浅はかさも
人間らしいなぁ、なんて思ってます。

今日は
”医療発達は毒”
なんていう過激なタイトルですが、
客観的に見たものなんてなんにもなくって、
病院勤務しながら常日頃感じていることを
だらだら書いていきます。

人によっては不快感を覚えるかもしれませんが、
これは
3年間医療人として働いてきた僕個人の主観で、
共感や嫌悪感を生むことはあっても、
肯定や否定をされるものではないです。

医療発達は毒

僕は医療人(理学療法士)として、3年間いろんな患者様を見てきました。
もちろん、リハビリをして元気になり、
無事自宅へ帰る方も多く、
そんな方からは
「ありがとう」
「本当にあなたたちのおかげ」
惜しげもない感謝の言葉を胸いっぱいに退院されていく方も多くいます。

ただ、今回フォーカスして欲しいのは
”元気になって迎えてくれる家族がいる家に帰った患者様”
ではないのです。

苦しそうな患者様たち

僕が勤めている病院は整形(骨折など)や脳神経(脳卒中など)
の患者様たちを主に診ています。
骨折の患者様でも、脊髄神経を損傷し、
・歩くのが難しい方
・感覚(触れた感覚がわからない/足の位置が分からない)
という方がおり、
一方で脳神経の患者様では、
・麻痺(大体左右どちらかが麻痺)
・失語(話せない/言語が理解できない)
などの患者様がいらっしゃいます。

特に脳神経では、
症状の重い人、軽い人、色々な患者様がいるわけで、
・四六時中唸っている人
・何がなんだかわからず介助を拒否して叫んでしまう人
・失語のために憤ってしまう人
・今後の生活に希望をなくしてしまった人
ざっとこんな感じの方がいらっしゃいます。

人間の適正年齢は〇〇歳

人生100年時代と言われる昨今。
そもそも適正年齢は幾つなのか。

上の記事にもある通り、人間の遺伝的な適正年齢は55歳らしいです。
55歳を節目に癌で死亡するのが急増するとのこと。
それから先は医学、文明がもたらした生とはよく言ったものでしょう。

社会が変わらない

よく古い価値観、考え方
なんて言葉を耳にしますよね。
おそらくそれは会社の上司やおじ様達の武勇伝を聞いている時に使う言葉ではないでしょうか。

”古い”というような言葉を使うのは意味があるんです。
下の記事を見てもらうとわかると思います。

少子高齢化が進む社会。
多勢に無勢。
民主主義社会において数が多い方が強いのは当たり前なんです。

職業柄80歳位前後の方とお話しするのですが、
今と全く違った考え方でいつも戸惑ってしまいます。

そして、若者こそ選挙に
という言葉も聞きますが、
人口比率で言うと、
15歳〜64歳の割合は59.5%。
その中でも今の考え方を持っていると言うともっと低くなるでしょう。
そうなると、若者が選挙に行って若者が望む政治ができるのは
限りなく少ない可能性と言えるでしょう。

まとめ

医療発達がもたらした恩恵は計り知れません。
病気にならないような医学的知識
病気になった時の対処法
今まででだったら悪化していたであろう病気の回復
などなど。

長生きで人生が楽しくなるようなものになると思っている反面、
こういった事実、推測があるのは事実です。

何が正しいか、正しくないかなんてわからない。

できることは、
信じず、疑わず、確かめる。

だと僕は思います。

では。

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