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2022年度 ARI ドラフト選手 所感 3巡A Cameron Thomas

 こんにちは、Gotuです。半分来季辺りに自分が見返す用に自分なりの2021年ARIのドラフト選手の所感とざっくりとした展望をまとめたいと思います。(Youtubeのvs動画見て感じた強み弱みを適当にまとめる感じ)

3巡87位 Cameron Thomas SDSU Edge

 3巡ではChandler Jonesが流出したためニーズとなっていたEdgeを指名しました。
 指名したのはSDSUのCameron Thomas!!
SDSUでは3-3-5で3テク、4メンの時は5テクにセットしてプレーしていました。2021年は71Tackle 20TFL 10.5Sackを記録しています。

 率直な感想から言うと、かなり私が好きなタイプです。こんな選手が3巡で取れるとは今年は本当にEdgeの層が厚かったんだなと思いました。

では所感をまとめます。

Strong Point:

・ラッシュのパターンが多彩
 ラッシュの際の引き出しが多いです。その多くのパターンで迎え撃つOLのブロックの手をしっかり刈り切って割って入ってると言う点が個人的にすごくポイント高いです。技術は教えられるても、この手の駆け引きの旨さは本人の資質によるものが大きい教えられない部分だと思います。

・複雑なスタンツを多用したD#の経験
 SDSUのD#はあまり素直に縦にラッシュせず、パスシチュエーションなどではインアウト入れ替わるスタンツを多用しており結構なパターンが見られました。この辺の経験をしっかり積めているのは良いアドバンテージだと思います。

Weak Point:

・ブルラッシュのパワーがもう少し欲しい
 ここはまだまだ伸ばせる範囲なのであまり気にしていませんが、ブルラッシュの際は他のラッシュパターンと比べると迫力不足に感じました。ここは先輩に学ぶこととバルクアップでなんとかなるかなと思います。

・キャリアーへの意識が低いことがある
 相手選手、周りとの連携を意識せず割って進みプレーに絡めない、割って進んだがためにフォローが遅くなるシーンが結構見られました。OL越しにもう少しキャリアーを意識できるといいのですが。。。

・Cover経験はあまり無さそう
 これはEdge/DLとしてやってきた経験上、当たり前なのですが、Cover経験は少なそうです。
 現D#コーチの悪癖でここぞのシチュエーションでニッケル/コーナーブリッツを使いたがります。
 この際、重要なシチュエーションでCoverを任されることになりがちなのでCover経験はあるに越したことがないのです。
 え、コーチの悪癖を治した方がいいのでは?私もそう思います。

・NFL級のOLとの対戦経験が少ない
 ラッシュで割っていけている理由がOLのレベルが低いがためという可能性があります。いざNFL級とやったら駆け引きで負けがち、となると厳しいです。

所感:

 全体の評価を見た感じ3~4巡程度のプロジェクションの選手のようですが、かなり面白い結果を残しうる選手だと思います。(OLのハンドを無力化するような突破が出来るタイプが好きという贔屓目がありますが) 体重は267lbsとのことですので取り敢えずOLB起用というかNickel時の5テク起用主体って感じでしょうか。好みの部分で目を惹いたタイプなので楽しみな選手です。ローテーションでしっかり貢献してくれるとありがたいなと思います。
 もう1つの懸念はコーチ陣が使い方で一貫性を持てずDE、OLBどっちつかずな形になって結果を出せないというパターンです。これが一番悲しい。

 ドラフト後のフロントの発言を見るに一先ずはOLB起用なんだろうと思います。いきなりChandler Jonesの穴を埋めろとは言えないですが、ぜひ戦力になってくれることを祈ります。(今シーズン5サックぐらいしてくれんかなー)

以上。

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