見出し画像

2022年度 ARI ドラフト選手所感 2巡 Trey McBride

 こんにちは、Gotuです。半分来季辺りに自分が見返す用に自分なりの2021年ARIのドラフト選手の所感とざっくりとした展望をまとめたいと思います。(Youtubeのvs動画見て感じた強み弱みを適当にまとめる感じ)

2巡55位 Trey McBride Colorado State TE

 1巡をまさかのMarquise Brownとトレードで指名なしとなったため、最初の指名は2巡55位となりました。1巡なしは1995年以来らしく、外れてばかりですがないとなんかすっきりしないですね。
 指名したのはTEのTop評だったTEのTrey McBride!!

 個人的にいぶし銀なブロッキングTEがよくいるイメージがあるColorado State University出身です。
 前回の2巡指名のTEというと2014年指名の"Troy Niklas"がいます。もともとブロッキングTEよりだった点、怪我がちであまり出場機会を持てなかった点からあまり結果を残せませんでした。
 あまりTEを上位指名しないチーム(127年の歴史で、1巡指名1回、2巡指名が今回含めて4回、3巡指名が4回)ですし、以前記事としてまとめたようにTE不毛の地なのでそれに文句言うファンもいない印象です。

 今回指名した"Trey McBride"は2021年シーズンにTEとしてトップの90Rec 1121ydを記録し、最優秀TEに送られるJohn Mackey Awardに選出されています。昨年に続き、トップ指名選手は鳴り物入りです。
 まぁそれでも昨年のKyle Pittsのようなレシービング化け物なTEと比べると地味ですね。

では所感をまとめます。

Strong Point:
・ブロッキングへの意識は高い
 ガジェット的な使い方も多いですが、Colorado stateは3TEからのゴリゴリのランを狙うことも多く、しっかりブロックする意識は高いです。

・手が大きくキャッチがしっかりしている
 オープンな状態のキャッチングはかなりしっかりしており、RACへの移行もスムーズです。オーバーヘッドパスなどもあまり苦にしていないように思います。

・RACの際のエフォートがダイナミック
 RACの際は膝元を狙われることが多いですが、ハードルでとび越える、距離があればスティフで突っぱねるとRACのエフォートがダイナミックです。ハードルの際はひねらないような落ち方を心掛けてるように見えます。足のサポーター系をつけてないので足元の大きな怪我は経験していないのかなと思うので怪我面でもそういった部分が出てそう。

・スロットやアウトサイドポジションでのプレー経験
 現状のTEにはこの辺の経験が薄い選手が多く、ここはK2O#の幅を広げる上でプラスになるんじゃないかと思います。

Weak Point:
・ブロッキングは強くはない
 正直当たるまではいいのですが、そこからあまり押せません。パスプロで付いていき流すことは出来ますが、パスプロで前へ前へ押すことがあまりできないので、ここは改善したいところです。また、離れた位置にいるD#選手へのブロックが正直下手です。ランプレーのリードブロッカーなどは向かなさそうな感じです。
 Maxx Williamsのもとでここは改善すべき学んでほしいところです。

・クイックネスに欠け、セパレートが取れてないことも多い
 vsCBなどミスマッチだとしょうがない部分もあるかと思いますが、セパレート取れず腕を刈られてキャッチできずといった場面がちらほら。システム的にセパレート取ってオープンな状態にあるときは強いですが、そうでないときはQBから見て投げづらいかもと思います。この辺がTD数の少なさにつながっているかもなと思います。90Rec1TDはちょっと深刻かも(QB起因な気がしてるけど)。もう少し、セパレートを取るための引き出しが欲しいです。
 この辺はぜひErtzのもとで学んでほしいところです。

・ボールセキュリティというか保持の仕方
 キャッチ後胸に納めているはずなのですが、なんか不安定です。キャッチから納めるまでも少し遅いように感じており、周りの速さ、ヒットの強さが数段あがるNFLにおいてはファンブルの誘発になりそうな部分が怖いです。

・キャッチ体勢にはいった際にスピードが落ちる。
 これはQBに合わせていたという部分もあるかもですが、QBの方を見た際にスピードが落ちがちです。結果リード気味の際に追いかけないようになってることもありました。

所感:
 the バランス型といったTEです。
 飛びぬけて優れている部分はないが苦手とする部分もないTEです。大成すればKittleみたいになれる可能性もありますし、全てにおいて足りない選手になる可能性もあるかなと思います。
 今年はブロッキング、レシービング両面で手本になりえるベテランTEがいますのでこの2人からどこまで学べるかが鍵です。
 正直NFLを代表するTE、といった大化けをしなくてもいいので、QBが苦しい時のセーフティバルブを担えるような選手になってくれると嬉しいです。
 ARIのTEへのハードルは低いです。ルーキー契約時4年のキャリアレシービング1000ydの達成と契約延長の話しが出る程度の活躍を取り敢えずは目指してほしいです。

 また、彼は同性の両親を持つ最初のNFL選手となるそうです。今日、記者さんがリツイートした記事で知ったのですが、両親とも信念のあるしっかりした方のようで、この2人の下で育った人物なら変な悪さはしないだろうと思いました。

色々なジンクスを打ち砕く選手となってくれることを期待します。

以上。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?