見出し画像

2021年度 ARI ドラフト選手所感 1巡 Zaven Collins

 こんにちは、いつもはTwitter上でメインはアメフト関連のことを適当につぶやいているgotuと申します。
 今回は半分来季辺りに自分が見返す用に自分なりの2021年ARIのドラフト選手の所感とざっくりとした展望をまとめたいと思います。(Youtubeのvs動画見て感じた強み弱みを適当にまとめる感じ)

1巡16位 Zaven Collins Tulsa LB

 1巡は去年に続き2年連続でLBとしてZaven Collinsを指名しました。でかい割に動きが速い最近流行りのタイプです。
では所感をまとめます。
Strong Point
・パスカバー能力
 初手のルートランナーの確認とQBの目線読みからのパスルート読みの精度がいいです。QBからして投げづらい(WRとQBの直線上)の辺りによく位置してます。ラン対応もそうなのですがよくスカウティングしているのだろうなと感じさせる動きが随所に見られます。
 ただこの辺の攻守のディスガイズのスピードはカレッジとは段違いですのでうまく狙われて迷いが出てスランプに陥る可能性もあるんじゃないかなと思います。
・直線の動き
 ロスタックルが狙える程度には瞬間的な直線の動きが速いです。視界内に外乱がなくキャリアーがしっかり見えていればかなりいい動きをします。

WeakPoint
・タックル
 タックルについては課題が多いです。正直現状はソロで確実に仕留められるタイプではないです。取り敢えずパックだけでも確実にできるようにならないと痛い目見るかと思います。ただ比較的改善が容易な弱みだと思っています。
・プレー対応 パシュート精度
 プレーリードとしてキーマン(彼のポジションのラン対応の場合はG)をしっかり意識しすぎてボールキャリアーを意識できていないことがあります。単体でタックルを決められないことが多いのはその辺の視野の使い方が下手でパシュートの精度が甘いことも起因するように感じます。キーマンとともにオーバーパシュートする様は何とも物悲しい…
・ブロック対応
 ブロックを嫌っているわけではないですし、ブロックは見えているのですがブロック処理が遅いです。ラン対応の際に致命的に遅くロングランを許すことがあります。なかなか厳しいですがこちらも比較的改善は望みがある弱みです。
・足が止まった際の動き
 相手を迎えうつような体勢になった際、重心が沈み込み過ぎて相手に対応できないことがあります。

所感:
Tulsaの頃は3-3-5のOLBでしたが、システムの役割としては3-4のILBとかなり近いので馴染むのはかなり早いだろうと思います。
 当面の課題として、一にも二にもタックルの改善が急務です。
 Hicksが残留することが前提ですが、去年うまくいっていた3rd downのPressure Package (1-5-5)要員での起用をしつつ、タックル、ブロック処理のレベルを上げてシーズン中盤ぐらいから起用機会を増やしていくのがベストだろうと思います。
 正直いきなりスターター起用は後ろにBudda Bakerという強烈なランストッパーがいるとはいえ、ラン守備の面でリスクが高いです。
 しかし、パスカバー能力の高さはかなり魅力的で結構QB泣かせな選手になりえるのではないかと思います。
 カレッジの動画では他のINTも素晴らしいのですが、↓のシチュエーション(2nd OT 3rd & Goal)でブリッツが届きそうな点と目線読みの判断で自分のRBカバー見切ってこの動きを思いきり、チームの勝利を決定づけたのは動画見てしびれました。 

画像1

 一部ではEdgeとして評価されているようですがEdgeとしては期待薄です。万能なSimmonsとは違います。

 最終的に目指しているだろうSimmonsとの高機動ILBコンビは魅力的なものになるだろうと思います。これらを活かすためにもう1枚、堅実なランストッパーILBが欲しいですね。ここはSimmonsの同期のWeaver出てきてくれると嬉しいですね。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?