順ちゃんのバズーカ
なんか朝ドラのタイトルっぽいような気もするが気のせいと言うかはっきり言ってかなりこじつけではある
旋風編である
激闘編のまとめもやってないのに旋風編である
まあ、まとめをやるとは告知してないので気にしてるワケではないが
当時、やはりもう竜が出ないと言うことで「必殺」への熱はかなり冷めてしまい、残った政への「何で政だけ出続けるんだ」みたいな間違った方向への負の感情があったことも確かである
なので本放送時は数回しか見てなかったと思う
数年前に再放送で一応、全話見たのだが正直あまり記憶に残っていない
一話のお玉の不自然な跳躍はインパクトはあったが
そして順ちゃんである
髪型が変わって歯医者を開業したが、変なおじさんやおばさんに絡まれてギャグ場面を担当すると言う点では特に成長は見られない
いや、千代松もおりんも不条理に襲ってくる玉助のような謎の存在ではなく身近な長屋の十人であり順ちゃんへの絡み方も生々しいのには好き嫌いの分かれるところであろう
ギャグ担当と言えば田中様も強面の上役、鬼塚様の登場によりかっての溝呂木さんみたいな立場になってしまい、それはそれで面白くないワケではないが田中様本来の魅力は発揮しきれてないように思う
ともあれ、やはり問題はバズーカである
さすがにやりすぎだと思う
必殺の殺し技なんてほぼ非現実的なものではあるがそれなりの「らしさ」はあったはずだ
強力なだけに準備が大変だとか、発射後なんらかのリスクがあるとかそおゆうの
またあんだけ派手な爆発するんだったらそれなりに音とか衝撃が周囲にも響いてしまうだろうにそういう部分はほぼスルー
(そこを主水がうまく仕事に利用する回なんてのもあったけど)
作品世界と言うか全体の雰囲気そのものがもっとハチャメチャだったのならともかく
各話サブタイトルがネタとして取り上げられすぎるがお話そのものはそんなにふざけてるワケでもないし
(ワープロの回で想像とは言え本当にワープロを出してしまったので後からみると古さを感じさせてしまうことになったのはなんだかなぁとは思うが)
2話の人体破壊描写もよくネタにされるけど、アレやっちゃったら仕置人の初期みたいに「やられる側が可哀相」になってしまわないか
相手が大前均とか伊藤雄之助の軍団だったりしたらアリかもだけど(笑
そんなこんなでバズーカも後半は威力縮小、もしシリーズが続いてたら違うものに変更されてたかも
歯医者なんだからドリル状の武器を口から頭蓋骨へ貫通させるとか・・・
(うひゃぁ。それはそれでエグ過ぎるか)
しかし、こういう番組の打ち切りはいつ頃決まるものなんだろうね?
しかもそこで終わっちゃうのではなく、すぐに次の手を打たなきゃいけないと言う場合とか
勝手な憶測ではあるが例えばまず三浦友和さんにオファーを出したものの何らかの事情ですぐにOKが出ずにとりあえずつなぎとして作ったのが旋風編だとか
いや、これはあまりに出演者及び関係者にあまりに失礼であろうと思い土下座しながら書いてます、申し訳ない
ただ、順ちゃんと銀平のあのあんまりな最期には素人目にも「こりゃなんかいろいろとうまく行ってなかったんだな」と裏事情を感じさせてしまうのも確かであろう
余談であるが銀平さんの殺し技、あれ「富嶽百景」の唐十郎さんの技のバリエーションなんだろうけど糸や折り紙が加わってるあたり、やや女性っぽさを感じさせるので女性にやらせても合ったんじゃないかな、新体操のリボン競技っぽくクルクルって回してから相手に飛ばしたりなんかして
*今ドキ「女性っぽい」と言う表現にはもっと気を使わなければならないのであろうが昭和の人間なので適切な言い替えが見つけることが出来なかったことはご了承いただきたい
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