黄金郷の魔法が解けた話(ネガ多め)

noteなるものを使ってみようと思い立ち、登録してみました。
理由は、FF14プレイヤーの間では割と話題になっていると思いますが、今回の大型パッチの感想を忖度なく書きたかったからです。
題名にある通り、ネガな話も多数ありますので、ご注意ください。


自分のこと

まずは、自分がどのくらい遊んでいたプレイヤーだったのか、簡単に。

・パッチ5.3(2020年8月)で、蒼天までフリートライアルに追加されるから遊んで欲しいと友人に誘われて開始
・暁月までは全ジョブカンスト(レベル90まで)させており、現在100レベルまで上げている途中
・極や零式は型落ち(緩和)になったらFCメンバーを集めて参加するくらい
・ギャザクラはフル禁断して新式作成などを行っている
・今まで休止期間無し

こんな感じの、戦闘よりギャザクラとかSS撮影が好きかな~と思っているライト勢です。
4年程続けてはいますが、エンドコンテンツ(現行極や現行零式、絶や幻)とは殆ど縁のない遊び方をして来ました。
現在は、メインキャラで毎日IDに行ったりしながら、新しく作ったサブキャラで新生の辺りを読み返しています。

最初の疑問

何か変だな?と具体的に感じたのは、黄金のレガシーのメインストーリーでした。
今までの拡張パッチのメインストーリーにも、んん?と首を傾げる事が無かった訳ではありません。
ですが、そんな小さい疑問を「細かい事は気にすんな!」と押し流してくれるだけの勢いが、暁月までのストーリーにはありました。
後から冷静に振り返ってみたら、勢いでごり押してるな…と思う事もありましたが、その場限りだったとしても納得させられてしまう、力強い勢いを感じられていたと思います。

しかし、2年ぶりの大型パッチだ!新しい冒険楽しみだな!と始めた黄金のレガシーには、そんな勢いが全く感じられなかったのです。
具体的に挙げると長くなってしまうので割愛させて頂きますが(我慢ならなくなったらそこの部分だけまた別個に書こうかと思います)、全体的に「杜撰で粗が目立つ」と感じました。
「もっとこうなったら面白かったのに」とか「こういう流れじゃダメだったのかな?」という改善案が、実際に可能か不可能かはさておき、素人である私ですら幾つも考えついてしまうようなストーリーでした。
その疑問が気になるせいで没入感は減る一方になってしまい、メインストーリーを読むのに随分と時間がかかったように思います。

それでも、最終マップで様々な別れを見た時は涙しましたし、序盤の各部族の文化を理解する流れは個人的にかなり好きでした。
採点をするとしたら、50~60点くらいでしょうか。
全てがダメだった、何もかもにツッコミ所が多かった、という訳ではなく、良かった所もあっただけに惜しい…と感じるストーリーだったと思っています。
しかし、一番楽しみにしていたメインストーリーがイマイチだと感じてしまった為か、それ以外のコンテンツで加点されていく事は、ほぼありませんでした。

次々に目に入る疑問

ロールクエストのこと

暁月までのロールクエストは、各ロールの特性(戦闘面での立ち位置など)を話に上手く取り入れながら、自分のキャラクター(プレイヤー)が手を貸す事でNPC達と一丸となって問題を解決していく、というストーリーだったかと思います。
特に暁月では、過去のパッチで共に戦った仲間達と再会し、各地で暴れる偽神獣は一体どんな人が絶望して変化してしまったのか、その背景をしっかり描いた上で、救えない悲しみや苦しさ、残された関係者がどう前向きに歩んでいくか、そういった細部まで丁寧に作られていたように感じました。
しかし、黄金のロールクエストは、そのような暁月までのシリアスな雰囲気とは打って変わって、これはギャグなのか?と思えるような展開ばかりでした。
他の方の感想を見てもよく言われていますが、「事件屋みたい(なギャグだった)」と感じるのも無理はないストーリーでした。
今回はそういう方向性にしたなら理解出来るのですが、その割にはロールによって悪行の規模が全然違ったり(国家転覆を目論んだり水源に毒を撒いたりに比べて、混乱を招く為に人に化けたり個人的な復讐をしようとするのは同列で扱って良いものか…)。
ギャグと言うには被害者(死者)が出ている話もあるし、シリアスと言うにはそこまで重苦しい訳でもなく…中途半端な印象だけ残りました。

グラアプデのこと(キャラグラ)

黄金のレガシー実装と同時に行われたのが、このグラフィックアップデートな訳ですが、非常に賛否が割れています。
私が使っている種族・顔タイプは比較的影響が少なく、「これならそこまで変化を感じないし、ずっと使っていたキャラクターの印象を損なわずに遊べそうだな」と思いましたし、実際動かして確かめましたが概ね満足でした。
ですが問題は、影響が大きかった種族・顔タイプの方々が多数いらっしゃったという事です。
公式のフォーラムには日夜、数え切れない程のフィードバックが寄せられ、比較画像も数多く目にして、「自分は運良く影響が少なかっただけだ」と思い直しました。
長年使って愛着を持っていたのに、それが急に全然違うものに変わってしまったら、どうにか元通りに出来ないかと思うのは当然です。
勿論、前より良くなったから戻さないで欲しいという方もいらっしゃいますし、非常に難しい問題になってしまっているので、どうか皆が(完全にとまではいかないまでも)概ね満足出来るような落とし所が見付かる事を願っています。

グラアプデのこと(風景やハウジング)

グラアプデに伴い、各地の風景の質感が変わったり、明暗のつけ方(ライティング)の変更が入りました。
その結果、リアルで鮮明になった(良くなった)部分と、眩しいくらいに反射したり影が悪さをするようになった(悪くなった)部分が混在するようになりました。
私も、黄金を始めてすぐは「金属の質感がピカピカで凄い!」とか「石がつるっとしてて固そうな見た目になってる!」とか喜んでいたのですが、よくよく見ると「このマップ、暗すぎるような…?」とか「雨降った時の地面の反射が強すぎるかも…」などの細かな部分の違和感に気付いてしまいました。
特に気になったのはハウジング内のライトの関係で、キャラクターにかかる影がチラついたり、帯状の縞模様?になってしまった問題です。
今までは、Xやスタジオサイトなどで見付けた素敵なハウジングにお邪魔して、SSを撮るのがFF14の楽しみ方の一つになっていたのですが、この問題が発生してからというもの、影がどうにも気になってしまって撮影の頻度は激減してしまいました。
一度は「ハウジングのライトがおかしい(明るすぎる、暗すぎる)」とバグが報告されて修正するという声明も出たのですが、明暗は直っても影の問題は直らず、未だにキャラクターの顔や体に奇妙な帯状の影が出る状態のままです。
また以前のように綺麗なSSを撮りたいので、その辺りの修正も来る事を待ち望んでいます。

今後の自分の立ち位置

そんな細々とした疑問点が多く浮上し、友人の感想を聞いたり、他のプレイヤーがどう感じているのかをフォーラムやXなどで見る機会を経て、自分の中では「黄金のレガシーは総じて粗が気になった、これから改善されていくのかもしれないが、いつまで待てば良いのか分からず、続けるモチベーションは減り続けている。今すぐ辞めるつもりはないが、仲のいい友人がログインしなくなったら、自分もそのまま休止するだろう」という結論になりました。
決して、黄金のレガシーが最低だった、0点だったと言いたい訳ではありません。
前述の通り、自分の中では50~60点くらいの感覚で、「このFF14というゲームは、もっと面白くなれるポテンシャルがある筈なのに、どうしてこうなってしまったんだろう?」と不思議に思っています。
そこには、私のような1プレイヤーでは想像もつかない、様々な理由が複雑に絡み合い、結果として「この状態でリリースする事を良しとした」という事なのかもしれません。
ですが、FF14の運営の方々の事情をプレイヤーである私達に察する事は出来ませんし、出されたゲーム内容を楽しむしかないので、それによって生まれた感想や評価などを基にして、プレイヤー同士がぶつかり合ったりする今の状況は、誰も得をしないなとも思います。

どうか、少しでも多くのプレイヤーの要望が叶い、後に「黄金のレガシーってリリース当初は色々あって大変だったよね」と笑い話に出来るような、良い意味で過去の出来事になりますように。

(最終更新 2024.10.02 言葉の一部を修正)

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