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五島(福江島)へ移住を決めた理由〜その2〜
前回の記事では、五島に移住することになった「経緯」について書きました。
今回は、五島に住む「理由 (メリット)」についてまとめたいと思います!
理由その1 : とにかく海が綺麗!
子どもの頃からなぜかずっと「海の近くに住みたい」という夢があったことは前回の記事で書きました。
沖縄以外で、「日本一海が綺麗なところ」を検索してみたところ、福江島は複数の記事に取り上げられています。(参照 : https://www.ritorengo.com/kireinaumi-okinawaigai/ )
国内外問わず色々回ってみた結果、個人的に思うことですが、ある程度以上の透明度では一概に比較できない部分があります。
そもそも、海の印象とは以下のような物によって常日頃変わるものです。
・海のコンディション(季節、時間帯、天候、潮の流れなど)
・実際に潜る場所(どの辺りで、どのくらいの深度まで行ったか)
・そのときの状況(体調、気分、装備、一緒に行った人、どんな体験をしたか)
極端な話、ある一定のレベルを超えると、どこも綺麗すぎて違いがよく分からないという現象が発生します。(釣りやダイビングをしょっちゅうする人とかは自分好みの明確な審美眼があると思うので別ですが)
ですので、持論ですが、ある一定以上の綺麗な海を比較するなら、どの海と一番個人的な思い出を作れるか、になってくると思います。
「世の中で綺麗な人はたくさんいるけど、この人と縁があって結婚した」とか、「世の中でギターを弾ける人はたくさんいるけど、この人と縁があってバンド組んだ」とか、そういうのと同じ感覚です。
僕がとにかく感動したのは、「玉の浦」という地区にある海の色。
港ですら、船の影がはっきり見えて、まるで船が空に浮いているように見えるような透明度。
歩きながら水面をのぞくと、美味しそう魚が泳いでいるのが見えました。
玉の浦以外でも、島のあちこち、あるいは30分以内に行ける離島にはリアス式海岸があり、地中海やアドリア海で見たエメラルドグリーンと同じ海の色がそこにありました。
大袈裟な表現でもなんでもなく、「地中海やアドリア海沿いに住まなくても同じ海の色が見れる」という感動が決め手になりました。
参考までに、まずこちらがアドリア海、クロアチアの海。
こちらが、五島、玉の浦の海。
こちらが、五島のリアス式海岸の海。
どうでしょうか?
写真だけ見たら、クロアチアと五島で「えっ、同じ所の海じゃないの?」と思いませんか?
真実は、ぜひみなさんの目で確かめて見てください。
理由その2 : とにかく魚が美味い、安い!
個人的には、一番の決め手かもしれない、五島の台所事情。
様々な海を旅してきましたが、物価に対して最もコスパが高いのが五島の魚だと思います。
そもそも魚も、どこで獲れるか、どの時期に獲れるか、そしてどこで買うかなどで値段が変わってくるので一概に比較はできません。
しかしあえて一例を出すなら、新鮮な鯛の刺身が1パック(3枚に下ろしたときの半身)が200円代とか、ノートPCの横幅より少し大きいくらいのサイズの魚が1尾まるまる300円代とか、感覚的には東京の半額〜0を1桁抜いたくらいの差があるのです。
もちろん、獲れたてで東京のスーパーで買うより格段に美味しい。
さらに、見たことない魚がたくさんいます!それもそのばず、なんと五島は日本一魚種が多いらしいのです!
日本のオールブルー状態です。
地元の方は舌が肥えている上に保守的で、珍しい魚はあまり手を出さないという方が多いらしく、そのような魚はさらに低めの価格設定になります。
例えば、沖縄では高価で取引されている「グルクン」も小柄とはいえ破格の値段。
工夫次第ではいくらでも食費を削れます。
しかし、驚きはここで終わりません。
なんと、地元の一部の方は「魚は自分で釣るもの / もらうもの」という認識があるようです。つまり、タダ。
実際僕たちも滞在中に何度も魚や貝、また野菜までも頂きました。
これはいきつけの商店でいただいた、キビナ(きびなご)。
お隣さんがモリで突いた石鯛の刺身+前述した激安の食材で作ったディナー、2人分で総額500円ちょっとくらいでしょうか。
これだけ安いので、これが日々のデフォルトの夕食になります。
まとめると、「そもそも買っても安い」→「実際には釣ったり突いたりもらったりするのでもっと安い(¥0の日もある) 」ということです。
もちろん、その代わり、肉は本土に比べると少し高めだったりします。
今までの数ある引越しで僕の基準となったのは、豚肉の切り落としが¥88/100gくらい、¥110/100g超えると買わない、というものでしたが、ここでは徒歩圏内の最寄りのスーパーで¥128/100gスタート、車で30分の中心地のスーパーでようやく¥108/100gでした(ガソリン代は別)。
これ以上深く話すと、僕の主婦(主夫)熱が上がりそうなのでこの辺にしときますが、料理好きにはたまらない土地であることは間違い無いでしょう。
今回は、五島の海の魅力についてまとめました。
次回は、気になる生活費についてまとめたいと思います!
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