熱血!すとりーとバスケット


くにおくんシリーズの中でプレイ時間が長かったタイトルのひとつ。
このタイトルが発売されたとき、すでにファミコンの末期でスーパーファミコンでもくにおくんシリーズは発売されており、このタイトルは出荷本数も少なかったようです。そのため、くにおくんを知っている人でもこのタイトルを知っている人は少ない印象です。

ただ、個人的にはくにおくんのスポーツシリーズの中では一番好きだったタイトルです。

ルールが少ない

くにおくんのスポーツシリーズには他にドッジボールやサッカー、野球、ホッケーなどがありますが、バスケはその中で最もルールが少ないゲームになっていると思います。
基本的なルールは、「前後半3分ずつで得点が多いほうが勝ち」です。これ以外のルールはありません。アウトオブバウンズも無いし、(もちろん)ファウルもありません。

大量得点のポイントはゴールを取ること

このゲームにはゴールが3つずつあります。しかもゴールが取れて(ボードからゴールが外れる)、ゴールを増やして得点量産できるのです。遊びがいのあるステキな仕様です。

ステージは楽しい遊び場

各ステージには様々な仕掛けが用意されています。
金網によじ登ったり、パラソルに飛び乗って大きくジャンプしたり、馬に蹴られて飛ばされたり、スロットで得点が倍増したり。
各ステージの仕掛けをうまく使わないと勝てない。とかはありません。別に使わないでもいいのです。(むしろ使わないほうが勝ちやすいかも)
こういう邪魔にならない強要されない楽しい遊びが各ステージに用意されていることが何度でも遊びたくなるポイントだと思います。

遊べるアイテム

各ステージにはアイテム(凶器)が落ちていて、スケボーに乗って相手を轢いたり、バケツを投げて頭にかぶせたりできます。
脚立をゴールにむけて投げると、ゴールの上に脚立が乗ってシュートを防ぐことができます。
それぞれのアイテムにちょっとしたギミックがあって、プレイした人はそれぞれお気に入りのアイテムがあるのではないでしょうか。
ちなみに僕は脚立がお気に入りでした。

くにおくんの「らしさ」

僕はくにおくんの「らしさ」は「拾って投げる」だと考えています。これは「ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会」から続く楽しい仕様で、落ちているアイテムを拾って敵に投げたり、倒れている敵を拾って投げたり。
くにおくんシリーズの中でもこの仕様があるタイトルとそうでないタイトルで遊び方の幅が大きく変わってくると思います。

この拾って投げる楽しさを一番味わえるタイトルが「熱血!すとりーとバスケット」じゃないかと思います。このタイトルのスピード感、爽快感は他のタイトルでは体感できないものだと思います。オススメです。

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