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【中学英語】現在完了形①

新しい時制の現在完了形を学習していきます。

今までに現在形・過去形・未来形、そして進行形と学習しました。

しかしこれらはその時だけの話で、過去から現在というように時間をまたぐことはできないんです。

そこで新しい時制として完了形を使います。

現在完了形は過去から現在にまたがった時に使う時制となります。

【1】英文の仕組み:述語動詞

英文の基本は「S(主語)+V(述語動詞)」の形が基本で「何モノかが何かをする」という文になります。

V(述語動詞)の部分は
①一般動詞型:動作を表す
②be動詞型:~です・ます・ある、など動作以外
③助動詞型:動詞に主語の気持ちを加える
の3タイプに分かれます。

疑問文・否定文はそれぞれのルールに従います。

また動詞の形を変えて時制を表しました。
(1)現在形:述語動詞を現在形にする
(2)過去形:述語動詞を過去形にする
(3)未来形:述語動詞をwill+動詞の原形にする
(4)進行形:述語動詞をbe+doingにする

ここまでが復習です。

【2】現在完了形って何?

現在形は今の話だけなんです。
He lives in Tokyo.
今は東京に住んでいるけど、以前はどこに住んでいたのかは分かりません。

同様に過去形は昔の話だけなんです。
He lived in Tokyo two years ago.
2年前は東京に住んでいたけど、今はどこに住んでいたのかは分かりません。

現在形・過去形ともにある程度の時間の幅は持っていても、それぞれは別の時間の話なので繋がっているかどうかは分からないんです。

ですから過去と現在を繋げる新しい時制が必要になってきます。

それが現在完了形です。
He has lived in Tokyo for two years.
これで2年前から今まで東京に住んでいることを表すことができます。


●現在完了の形
述語動詞の部分を「have[has]+過去分詞」にするだけです。

省略形は「I have→I’ve」などがあります。

have[has]は助動詞扱いです。

ですので疑問文・否定文はcanのような助動詞のルールに従います。

haveとhasの使い分けは一般動詞の現在形と同じルールで、主語が3人称単数のときにhave→hasになる

※3人称単数
主語が「私」でも「あなた」でもない、他の人・もので1人・匹・個、…のとき


●現在完了形と一緒に使えない語句
現在完了形は過去と繋がりのある現在のことを表す時制なので、現在が含まれる語句とは一緒に使うことができますが過去の一点を表す語句は単独では使えません。

※過去の一点を表す語句
ago、yesterday、last ~、when、in ~、What time、など


●現在完了形の用法
①継続を表す
「(今まで)ずっと~である」
「(今まで)ずっと~し続けている」

②経験を表す
「(今までに)~したことがある」

③完了・結果を表す
「(今)~したところだ」
「~してしまって(今)・・・だ」

【3】現在完了形(継続用法)

継続の期間を表す語句をつけて、「S+have+過去分詞+継続の期間を表す語句」で「ずっと~している」という意味になります。


※継続の期間を表す語句
①for「~の間(ずっと)」
期間を表す言葉が後に続きます。
for five years、for a month、for long time、など

②since「~(して)以来、~から」
(1)過去の一点を表す語句
since yesterday、since 2002、など
(2) 過去の一点を表す文
since I was a child、など

乱暴なイメージですが
●数字がつく場合はfor
(a[an]も1つのという数字です)
●数字がつかない&文のときはsince。
といった感じです。

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