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水面下侵掠(日記:2023年2月2日)

・副鼻腔炎の症状が出るようになったので、以前とは異なる耳鼻科クリニックで検診を受け、鼻腔に内視鏡を入れて写真を撮ってもらった。

・経鼻内視鏡が奥まで入ってくると粘膜が痛むのもそうなのだけど、何より顔面の穴から入って脳に真下から迫られることに危機的な恐怖を覚える。

・予想に反して鼻腔は清潔になっていて、上咽頭などに問題はないらしい。

・副鼻腔の様子を見るためにその日のうちに別の医院でCTスキャンを受けに行った。台に寝かせられ、顎元を固定されジッとしながらYにZに上下した。

・CTも別の意味でヒヤヒヤする。美容院のシャワーみたいな、目を閉じたまま身動きしない時間がうっすら怖い。全身の自由が半ば他人に委ねられている状況に妄想を巡らせ、『スウィーニー・トッド』の椅子から地下に落とされるシーンとか、『仮面ライダーアマゾンズ』の診療所で捕食されるシーンとかを思い浮かべてしまう。

・CTの結果は後日の診察でわかるという。翌日には歯痛で歯医者の予約もしている。


ほくと


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